国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百家争鳴」
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2018-09-03 12:11

終わらない三つ巴の世界大戦

倉西 雅子  政治学者
 第二次世界大戦とは、その三つ巴の構図において人類の戦争史にあって稀なケースに分類されます。1対1となる一般的な戦争では、武力を以って争いに決着が付けられれば戦争は終結しますが、三つ巴の場合には、1対2の構図による戦争が終わっても、すぐさま勝者の間での1対1、あるいは、別の組み合わせによる1対2の構...▶続きはこちら
2018-08-31 11:31

(連載2)トランプ大統領へのしっぺ返し

岡本 裕明  海外事業経営者
 中国が簡単にへこたれるような国ではないのは日本が一番知っているはずです。分かっていないのはトランプ大統領だけかもしれません。トランプ大統領が在任期間は「俺様流」でいい気になれるかもしれませんが、かの国は100年でも1000年でもそのリベンジの機会を探し続ける性格を持っています。私が過去何年にもわた...▶続きはこちら
2018-08-30 21:01

(連載1)トランプ大統領へのしっぺ返し

岡本 裕明  海外事業経営者
 日本経済新聞に「中国を追い込むリスク 過熱する貿易戦争」という記事が8月23日に掲載されました。チーフエディターの内山清行氏の署名記事ですが、これはよく書けていると思います。かいつまんでいえば、トランプの仕掛ける貿易戦争が再びエスカレートしているが、こんな戦争は将来に禍根を残すぞ、というトーンです...▶続きはこちら
2018-08-29 11:10

(連載2)米中貿易戦争は米国農業が変わるチャンスか

倉西 雅子  政治学者
 価格競争において優位にあるアメリカ農業が輸出志向であることは理解に難くはないのですが、輸出志向を国内向け生産へと転換することも、上述した自由貿易の欠点を是正する一つの方法となるかもしれません。

 近年、アメリカでは健康ブームが起きており、国民の間で食に関する関心が俄かに高まっているそうです。...▶続きはこちら
2018-08-28 17:15

(連載1)米中貿易戦争は米国農業が変わるチャンスか

倉西 雅子  政治学者
 米中貿易戦争の火蓋が切って落とされたことにより、中国を輸出市場としてきたアメリカの農家は苦境に立たされております。特に大豆を生産してきた農家への打撃が懸念され、11月の中間選挙への影響も予測されます。

 しかしながら、見方を変えれば、米中貿易戦争はアメリカの農業にとりまして、変革のチャンスと...▶続きはこちら
2018-08-27 21:08

ミャンマー、ウズベキスタンを訪問して

鈴木 馨佑  衆議院議員(自由民主党)
 国会閉会以降の七月下旬、一泊三日で、ミャンマーのネピドー及びヤンゴンとウズベキスタンのタシケントにそれぞれ出張し、会議や要人との面会をいたしました。トランプ政権発足以降、従来日米と中国で距離感のバランスをとって外交方針を進めてきたアジア諸国においては、先行きの不透明感から不安と混乱が生じてきていま...▶続きはこちら
2018-08-24 17:14

貿易戦争、韓国は中国の道連れに

田村 秀男  ジャーナリスト
 中国に対するトランプ米政権の制裁関税は中国の金融市場を直撃、このトランプ弾の破片が真っ先にどこに飛び散るかチェックしてみたら、韓国である。政治・経済両面で中国に従属度合いを高めている韓国は対米貿易戦争で窮地に立つ中国の道連れになる運命なのだろうか。5月18日(金)にワシントンでの米中交渉が決裂し、...▶続きはこちら
2018-08-23 01:20

(連載2)政治のリーダーシップ

岡本 裕明  海外事業経営者
 次に国民民主党をみてみましょう。党派別支持率がゼロに近いとされる国民民主党はその存在すら忘れかけられていますが、62人の国会議員には暗中模索という言葉が一番しっくりくるようです。2人の代表者、玉木雄一郎氏と大塚耕平氏を擁しますが、大塚氏は代表選に出ません。そこに玉木氏と一線を画す津村啓介氏が立候補...▶続きはこちら
2018-08-22 10:41

(連載1)政治のリーダーシップ

岡本 裕明  海外事業経営者
 多くの人が分かっていそうで分からないのが政治家の派閥。「私は〇〇党にいれたのに党内で話もしないほど内部に亀裂があるのはなぜ?」など不思議な世界があります。派閥は政治の世界に限らず、会社やコミュニティ、学校のクラスの中にもごく普通に存在します。ところが派閥が乱立せず、一枚岩になって一つの方向に強く前...▶続きはこちら
2018-08-21 10:39

8月15日にあたって

鈴木 馨祐  衆議院議員(自由民主党)
 今年も8月15日を過ごしました。73年目となる終戦の日。今年も全国戦没者追悼式に出席し、改めて国のために命を捧げ、犠牲となられた戦没者の方々のご冥福をお祈りいたしました。戦争の犠牲を再び出さないために、日本が戦争に巻き込まれることが無いような舵取りが求められるわけですが、あれから73年が経った今日...▶続きはこちら
2018-08-20 15:25

「AI政治家」は説明責任を果たせるのか?

倉西 雅子  政治学者
 ディープラーニングの出現により、AIは、人が指示しなくとも自らの能力で様々な判断ができるようになりました。囲碁、将棋、チェス等では、トップクラスの棋士たちがAIを前にして敗北しており、多くの人々が、AIが知的能力において人を凌駕する時代の到来を確信することとなったのです。人間の天才をも易々と越える...▶続きはこちら
2018-08-10 10:11

AIは政治判断よりシミュレーションが向いているのでは?

倉西 雅子  政治学者
 AIの急速な技術的進歩を受けて、近年、AIを政治に利用しようとする動きも強まっております。生身の人間とは違い、個人的な感情や私的利害関係に左右されませんので、中立的な立場からの公平な政治判断が期待されているのです。しかしながら、その一方で、AIによる政治には重大な問題点が山積しています。AIもコン...▶続きはこちら
2018-08-09 07:25

航空会社の台湾表記問題に関して

鈴木 馨祐  衆議院議員(自由民主党)
 先月下旬若干報道されましたので、ご記憶の方も多いかと思いますが、中国政府が、各国航空会社にそれぞれのホームページなどでの台湾の表記に関して、「中国台湾」とするように強要するという事案が今年初めにありました。その中国側が設定した期限が7月25日でした。

 この問題は極めて深刻な問題であって、そ...▶続きはこちら
2018-08-08 15:07

米国への貿易報復は中国大衆の胃袋に跳ね返る 

田村  秀男  ジャーナリスト
 広東料理など、中国庶民の大好物といえば、鶏の足や豚の胃袋。筆者にとっても、とりわけ鶏足はグロテスクな見かけと違って、香辛料で味付けされるとゼラチン状になって、舌がとろける。それがここにきて、思わぬところで供給に支障をきたしかねない情勢になってきた。米中貿易戦争である。

 7月6日、トランプ米...▶続きはこちら
2018-08-07 11:14

(連載2)もがく習近平氏

岡本 裕明  海外事業経営者
 もう一つは北朝鮮。これもアメリカと頭越しに会談が行われたことに対して習近平氏はそれまで一度も会ったことのない金正恩氏と3カ月に3度も会っています。見方はいろいろあります。親密性を世界に訴えること、習氏の力を見せつけること、中国との冊封関係が今でもあるがごとく印象を与えることなどでしょうか?しかし、...▶続きはこちら
2018-08-06 12:50

(連載1)もがく習近平氏

岡本 裕明  海外事業経営者
 丹羽宇一郎氏といえば伊藤忠商事株式会社の社長、会長を務め、その後、中華人民共和国駐箚特命全権大使まで務めた日本における親中国派の代表的人物であります。その氏が2018年7月13日に日経ビジネスに寄稿したコラムで珍しく習近平氏の独裁政権に苦言を呈しています。「独裁は長続きしない」と。

もしも中...▶続きはこちら
2018-08-02 13:19

最近の中国による脅威をどうみるか

中山 太郎  非営利団体非常勤職員
 最近の李克強中国総理の来日や、中国の主導する「一帯一路政策」に対し、「これは、中国が世界に提供する公共財だ。だから日本は協力すべきだ」とか、「米の保護主義的政策に対抗して、日本は欧州と手を結ぶことは勿論、中国とも上手くやり、損をしないようにすべき」との声が強くなっている。しかし民主と自由を国是とす...▶続きはこちら
2018-08-02 12:57

チャイナショックに慌てるな

田村 秀男  ジャーナリスト
 中国側の報復は承知の上だろう。トランプ米大統領は7月6日に、対中制裁関税の第1弾を放った。狙いはカネとハイテク両面での対中封じ込めで、習近平政権の経済・軍事拡大路線に立ちはだかる。揺れる上海株式市場から「チャイナショック」が世界に飛散しようと、日本は中国脅威の抑止という大局を見据えるべきだ。

...▶続きはこちら
2018-08-01 10:18

日本共産党は「生産手段社会化」の具体的モデルを示せ

加藤 成一  元弁護士
 日本共産党は、科学的社会主義を標榜し、綱領において資本主義社会を超克した後の「未来社会」として、社会主義・共産主義社会の実現を目指すと規定している。そして、その内容として、主要な生産手段の所有、管理、運営を社会の手に移す「生産手段の社会化」を掲げている。これによって搾取を廃止してすべての人間の生活...▶続きはこちら
2018-07-31 09:31

(連載2)自由貿易には勝者も敗者もいない?

倉西 雅子  政治学者
 今日の国際経済を見ますと、情報・通信関連等の主要産業において米中両国の企業による寡占状態が進行しているとの指摘もあり、‘規模’が如何に競争力に決定的な影響を与えるのかを物語っています。‘規模’が物を言う場合、日本国を含む他の中小の諸国は、苦境に立たされます。航空機市場は米欧の二強体制となるものの、...▶続きはこちら
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東アジア共同体評議会