国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百家争鳴」
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2006-09-01 18:22

ユーラシアには「複眼的」外交を

河東哲夫  早稲田大学客員教授
 小泉首相の中央アジア訪問(8月28-31日)が終わった。これまで対中関係なら中国と、対ロ関係ならロシアだけを相手にしてきがちだった日本としては珍しく、「複眼外交」を展開したことになる。なぜか?「中央アジアはロシア人が統治している未開発の地域」というのが、日本での一般的な理解なのだろうが、実際には中...▶続きはこちら
2006-08-30 09:54

すでに「共同体」であるインドと中国の苦しみ

長岡 昇  朝日新聞論説委員
 「東アジア共同体」構想はこれからどのような道をたどるのか。結実するにせよ、頓挫するにせよ、その大きな鍵を握るのが中国とインドの動向であることは異論のないところでしょう。その両国のことを考えるときに、私たち日本人が見落としがちなのは「中国もインドも、すでに『共同体』と呼ぶべき存在であり、その共同体を...▶続きはこちら
2006-08-29 09:11

補足:日本人とロシア人

四条秀雄  不動産業
 ロシアのプーチン大統領は柔道の達人だということは有名ですが、オリンピック競技で日本人とロシア人がかち合う場面は多いです。かつては、体操やバレーボールで、最近ではフィギュアスケートやシンクロナイズドで、印象に残る対決のシーンが記憶に残ります。最近の日本人は、昔の日本人と違って締りの無い国民性になって...▶続きはこちら
2006-08-28 10:43

掲示板は、多様な投稿に開放されてこそ意味がある

関 士郎  会社員
 8月24日の進藤榮一氏の投稿「シンクタンク連合の名に恥じぬ掲示板を期待する」を見て、違和感を覚えた部分があるので、その点について私の意見を述べさせていただきたいと思います。

 進藤氏が述べられている前段(投稿内容の質的レベルについての指摘)については、私もある程度理解できます。「2000年頃...▶続きはこちら
2006-08-25 05:47

NEATクアラルンプール総会での日本の役割を評価する

秋月敬吾  政治研究所研究員
  NEATクアラルンプール総会の結果については、いずれ貴評議会のホームページ上で、速報が公開されるものと期待していますが、これに先立ちまず掲載された8月22日の同総会での伊藤憲一首席代表の開幕スピーチを早速拝読させて頂きました。総会プログラムの時間的制約から極めて短いものとなったものと推察しますが...▶続きはこちら
2006-08-24 15:59

シンクタンク連合の名に恥じぬ掲示板を期待する

進藤榮一  筑波大学大学院名誉教授
 政策掲示板「百家争鳴」の議論を読みながら、特に最近時、疑問に思うことを以下3点に絞って記します。

 第一に、投稿者が、自分勝手に好き放題に議論できる(といわざるをえない)現在の投稿形態は、本来のCEACの「百家争鳴」にとって望ましいものなのかどうか、という疑問です。少なくとも、いわゆる投稿マ...▶続きはこちら
2006-08-21 11:28

「東アジア・シンクタンク・ネットワーク(NEAT)」総会に期待する

山口 誠  大学生
 「東アジア・シンクタンク・ネットワーク(NEAT)」の存在とその活動にはかねて関心をもっていましたが、今回貴評議会ホームページ上で「第17回政策本会議メモ」を拝見して、その総会がまさにこの8月末にクアラルンプールで開催されようとしており、日本からも貴評議会の派遣する代表団が参加することを知りました...▶続きはこちら
2006-08-18 05:09

NEATクアラルンプール総会での日本代表団の貢献に期待する

秋月敬吾  政治研究所研究員
  貴評議会のホームページ(HP)上で、8月10日に開催された貴評議会の第17回政策本会議の概要を承知しました。「東アジア・シンクタンク・ネットワーク(NEAT)」の本年度の年次総会が8月末にクアラルンプールで開催される由で、それに出席する日本代表団の対処方針はこのようにして決められるのかと、政策本...▶続きはこちら
2006-08-17 01:30

東アジアにおけるポピュラー文化の影響力を評価せよ

田中里佳  大学生
 8月3日付け長野晃氏の投稿で、長野氏は「東アジアの都市中間層の台頭・拡大によって、特に若者間での大衆文化が浸透し、ある種の共通の価値観が形成されつつある」と、面白い指摘をしておられる。これに関連して私もここで以下のような指摘をしてみたい。

 1990年代、東アジア地域においては、マンガ・音...▶続きはこちら
2006-08-15 00:14

中国の連衡策に対する日本の合従策

四条秀雄  不動産業
 東アジア共同体という願望が生まれてきたのは97年のアジア危機が直接の原因だと思います。このアジア危機というのは、以前にも書いたように、戦前日本が経験した金解禁デフレと同じものです。一般的に言われているのは、94年の人民元の切り下げと危機直前の円安傾向が、アジア新興国通貨を金解禁と同じ通貨高状態に置...▶続きはこちら
2006-08-14 13:08

中国と東アジア共同体構想

小宮山健二  元教員
 8月9日の四条秀雄氏の投稿「中国の情報工作で、日本は2025年に滅亡する」を読んで、中国問題と東アジア共同体構想の関係について考えたことを述べたいと思います。

 四条氏は共産主義の中国は、対日工作には「工作員を情報の伝達変換機能に置く」、「工作を通じて敵国の見方を重点的につぶす」との命題を立...▶続きはこちら
2006-08-11 20:51

ロシア等域外国の東アジア・サミットへの働きかけ

浜崎真一郎  大学教授
 貴評議会の政策本会議で報告される外務省担当者によるASEAN+3諸国の外交上の動きに関する諸情報は、権威ある専門家によるブリーフィングとして、私にとりいつも非常に貴重な情報源となっている。

 7月31日に開催された第16回政策本会議の「メモ」も重要な情報を多数含んでいる。とくに昨年12月の...▶続きはこちら
2006-08-09 23:49

中国の情報工作活動で、日本は2025年に滅亡する

四条秀雄  不動産業
 2000年頃に、中国の李鵬首相が、オーストラリア首相に、「日本は、あと20年で無くなる」と言ったそうです。日本の国会議員は、毎年300人近く中国を訪問し、米国に訪問する議員は片手で余るのではないでしょうか?訪中議員のうちで何人が、噂されているハニートラップに掛かっているでしょうか?また、日米同盟の...▶続きはこちら
2006-08-09 11:43

「アジア版OECD」設立に向けて国論を一本化せよ

山中葉子  会社員
 先日開催された貴評議会の第16回政策本会議「ASEAN拡大外相会議(PMC)を終えて」の概要メモを拝読したが、一番気になったのは、「アジア版OECD」なる構想が浮上しているが、外務省と経産省の間で十分な意見調整が行われていないように見えることだ。二階経産大臣は今年4月に、麻生外務大臣も今年6月に、...▶続きはこちら
2006-08-08 12:56

ASEAN諸国と韓国にどう説明するか

佐藤博史  団体職員
> 8月4日の「CEACコラム」に掲載された白石隆氏の「日米中3極会合を」を、とても興味深く読ませていただきました。同氏の分析には納得できる点が多く、重要な問題提起である「日米中3極会合」に私も賛同するものですが、実現には幾つもの困難を乗り越える必要があると思われます。米中をどう説得し協力をとりつけ...▶続きはこちら
2006-08-05 08:28

日本人自身の問題でもある移民問題

四条秀雄  不動産業
 物は1年以内に移動を終え購入者の所有物となります。工場などの投資は、5年から15年かけて回収されます。知識・技術・文化は、人の学習という過程を経て、1世代30年ほどを掛けて移転されます。そして移民は、教育による同化過程を通じて、2世代から3世代60~90年で融合するようです。

 現代の日本人...▶続きはこちら
2006-08-04 15:58

「大航海時代」以来のパラダイム転換―アジアの再台頭

河東哲夫  早稲田大学客員教授
 ヴァスコ・ダ・ガマがアジア航路を開発し、アメリカの金銀をヨーロッパが独占し、それらをベースにイギリスが産業革命を遂行して以来、世界は植民地主義の下にあった。西欧諸国は国民国家という国力動員装置を整備して、市場としての植民地獲得を競い合った。第2次大戦で多くの独立国が誕生し、植民地主義時代は一応の終...▶続きはこちら
2006-08-04 14:55

東アジア共同体は長期的課題であることを銘記すべし

石垣泰司  東海大学法科大学院教授
  7月26日付け「CEACコラム」掲載の村田晃嗣氏の「北のミサイルの残した外交課題」と題する論考は、北朝鮮によるミサイル連射行為の真の狙いが奈辺にあったにせよ失敗に終わり、国際的な対北朝鮮包囲網の形成を促す結果となったことを正しく指摘している。

  しかし、他方において、村田氏は、同事件が...▶続きはこちら
2006-08-03 15:08

「われわれ意識(we-feeling)」の醸成に向けて

長野 晃  会社員
 7月26日付けの投稿で、飯塚さやかさんが「東アジアのアイデンティティを育てていく上での基盤とは何か?」という大変貴重な問題提起をしておられる。飯塚さんは、東アジアの独自性である「多様性」が東アジアのアイデンティティを育てていく上での基盤となる、と主張しており、私も同感するところである。しかしながら...▶続きはこちら
2006-08-01 17:12

中国は地球規模でのプレーヤーか

杉内直敏  日本国際フォーラム参与・東アジア共同体評議会副議長
 5月15日付CEACコラムの叶芳和氏による「米中による世界共同管理の台頭」に関しては、既に西岡健司氏、斉藤欣一氏、吉川潤一氏、浜崎真一郎氏が投稿しておられるが、若干別な角度から私なりの見方を付け加えてみたい。

 叶氏が指摘するとおり中国の経済状態が急激に良くなっていて、そうした急速な経済成長...▶続きはこちら
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総論稿数:4743本
東アジア共同体評議会