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2014-10-27 06:52
「遺骨ペース」を「拉致ペース」に戻すのがポイント
杉浦 正章
政治評論家
拉致問題を巡る日朝交渉でどうしても解せない部分があった。それは5月のストックホルム合意の際、「夏の終わりから秋の初めにかけて第1次回答」としてきたにもかかわらず、北朝鮮が先延ばしに出たことである。なぜ出すと言っていたものを出さないかというと、事前の調整で日本側が出されては困る内容であったことが分か...
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2014-10-24 10:12
盛り上がる「円安」の議論を考える
鈴木 馨祐
衆議院議員
「円安」という言葉が最近よく取り沙汰されるようになってきています。確かに実質実効レートで考えると、レベル的には円の価値が弱くなっているといえなくもありません。そして、円高であっても円安であっても変化が急激であれば、その影響も相対的に大きくなりがちです。急激な変動をなるべく抑制するのは、円滑な経済活...
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2014-10-22 12:00
きめ細かい外交を行おう
中山 太郎
団体非常勤職員
しばらく前の日本の新聞に、10月1日より日本外務省の食堂で「鯨カレー」1,300円が提供されることとなったと出ていた。訪ねて来た豪州人の友人が、ため息交じりに「今のトニー・アボット首相は自由党だし、日本びいきで、安倍総理訪豪時の『過去の歴史を穿り返すのはやめ、お互い未来に目を向けて行こう』などの発...
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2014-10-22 06:09
ダブル辞任で菅のダメージコントロールが光った
杉浦 正章
政治評論家
10月20日昼前後までダブル辞任を見抜けなかった政治記者のていたらくはどうしようもない。筆者が同日朝、見出しにまで取って「松島も『自発的辞任』でドミノ倒し回避を」と「自発的辞任」を示唆してやっているのに、動かなかった。もっとも筆者の情報筋は18日の段階だが「辞任の動きはあるが、松島がごねている...
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2014-10-21 17:06
ほころび始めたオバマ大統領の対ISIS政策
川上 高司
拓殖大学教授
アメリカとトルコが、ひとつの街をめぐって鋭く対立している。トルコとシリアの国境沿いでシリア側に位置するその街はアイン・アル・アラブ、別名コバニと呼ばれる、シリアのクルド人たちの街である。その街が今、ISISの猛攻にさらされて陥落寸前の窮地に陥っている。ほとんどの住民は避難していて、3000人ほどの...
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2014-10-20 16:23
中国人の「銀座の宴」はたけなわ
田村 秀男
ジャーナリスト
10月1日は中国恒例の国慶節で、週末まで仕事は休み、一部は東京・銀座に来た。デパートのルイ・ヴィトン売り場にはブランドものを着た中年の男たちが出たり入ったり。今の日本人には絶えて久しい、ギラギラした精力を発散していた。もちろん、中国からのお客さんだ。中国人団体ツアーを案内している業者に聞くと、「複...
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2014-10-17 12:46
(連載2)憲法九条の想定外の「国際紛争」
加藤 朗
桜美林大学教授
「他国との紛争」に代わって「国際紛争」という文言が使用されたのは、帝国憲法改正案委員会小委員会第4回(1946年7月29日)以降である(『帝国憲法改正案委員会小委員会速記録』(現代史出版、2005年))。冒頭芦田委員長が次のように発言した。「又、第2項の『他国との間の紛争の解決の手段・・・』という...
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2014-10-17 06:53
尖閣、「解決しない解決」の方向強まる
杉浦 正章
政治評論家
日中首脳会談で焦点になる尖閣問題は、筆者が昨年夏から主張してきた「解決しない解決」、つまり「先送り」を基本とする流れが生じ始めたようだ。かねてから毎日新聞は外交に強い伝統があると感じてきたが、10月16日朝刊トップ記事はまさにその証明だ。要点は、日本側は首相・安倍晋三が中国国家主席・習近平に(1)...
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2014-10-16 15:13
(連載1)憲法九条の想定外の「国際紛争」
加藤 朗
桜美林大学教授
安倍政権の集団的自衛権行使容認の閣議決定をめぐって、賛否両論が激しく闘わされている。憲法九条第一項は「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と定めている。
これま...
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2014-10-14 06:31
自民幹部は政局観欠乏症か
杉浦 正章
政治評論家
「胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るものなり」と述べたとされるのが、享保期の勘定奉行・神尾春央。こんな言葉を吐く者はさぞや短命かと思いきや、将軍吉宗の覚えめでたく、当時としては長命の66歳まで生きている。ところがそうは問屋が卸さないのが消費増税。推進派執行部は「平成の百姓」は一度は増税を許しても、2...
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2014-10-12 16:42
(連載2)国際関係激動の年である2014年
坂本 正弘
日本国際フォーラム上席研究員
次は、「チャンスの中国に香港の難題」である。ロシヤ情勢混迷、中東紛糾は中国に損でない。米国に対抗し、自国標準の国際システムを目指す目標からすれば、中国は露中接近で石油や先端武器を獲得するのみならず、米国の照射をロシヤの背後に隠れてやり過ごし、アジアでの国際的威信を強くする機会である。11月の北京の...
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2014-10-11 04:17
(連載1)国際関係激動の年である2014年
坂本 正弘
日本国際フォーラム上席研究員
残すところあと3か月を切った2014年は、まさに国際関係における激動の年であるといえる。そのことについて、いくつかのキーワードに沿って、述べていきたい。まず、「冷戦崩壊の余震強まる2014年」ということである。2014年の状況は、冷戦崩壊という米ソの国際関係統御形態の激変が、4半世紀後も深く、強い...
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2014-10-10 11:04
アフガニスタン復興の現実
川上 高司
拓殖大学教授
アフガニスタンの米軍は、今年の12月末には撤退する予定である。それに合わせてISAFも撤退しつつある。アフガニスタンの再建のために、アメリカや国際社会が力を入れてきた復興事業はアフガニスタンの人々に何をもたらしたのだろうか。首都カブールの近郊の街を始点として、中部のバーミヤンまで舗装された高速道路...
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2014-10-09 10:14
米の大学で広がりを見せる「孔子学院」閉鎖の動き
高峰 康修
岡崎研究所特別研究員
10月6日付『読売新聞』は、米国の二つの大学(シカゴ大学とペンシルベニア州立大学)で、中国政府直轄の中国語・中国文化教育機関「孔子学院」との契約が打ち切られたことを報じ、そうした動きは2大学にとどまらないであろうとの、全米大学教授協会幹部の見通しを紹介している。「孔子学院」は、中国政府の教育部の下...
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2014-10-08 06:41
政権内で増税延期派の巻き返しが急
杉浦 正章
政治評論家
基盤が強い政権は情報操作ができる。首相自身が発言せずに、側近や党幹部に発言させて様子を見るのだ。10%への消費増税で首相・安倍晋三が取っている戦術がこれだ。筆者は安倍の本心は増税延期に傾いていると推測している。今のところ正面から再増税の是非を聞かれれば中立を保っている。そのかわり側近が延期を声高に主...
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2014-10-06 18:14
国内と海外の対日評価ギャップと株価
田村 秀男
ジャーナリスト
9月21日に閉幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では麻生太郎財務相や黒田東彦日銀総裁が米国などから厳しく景気てこ入れを迫られる始末だった。麻生、黒田両氏とも景気回復については楽観論に終始し、来年10月からの消費税再増税を「国際公約」する手はずだったようだが、それどころではなかっ...
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2014-10-03 06:17
夢の「オリンピック花道」はダブル選しかない
杉浦 正章
政治評論家
政権は首相本人も側近も長期政権の夢を持つことが肝要だ。夢がなくなって「長きが故に貴からず」などと言い出したら、すぐにつぶれる。安倍政権の場合の夢は何と言っても2020年の「オリンピック花道論」だろう。そのための展望を組み立てるとしたら、2016年夏の衆参同日選挙(ダブル選挙)しかない。中曽根康弘が...
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2014-10-02 11:15
やはり米露関係が鍵となるISIS問題
川上 高司
拓殖大学教授
1年前の9月は、アメリカがシリアへ空爆をすると宣言し世界が新たな戦争が起こるのではと震撼していた。このとき世界で反対運動が起こり国や宗教を超えて反戦が強く訴えられ、またロシアがシリアの化学兵器放棄の仲介をしたため空爆は見送られ、世界は安堵に包まれた。そして米露関係の改善が予感された。そして今年の9...
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2014-10-01 11:57
税収を減らす消費税増税について感じたこと
田村 秀男
ジャーナリスト
来年10月から消費税率を予定通り10%に引き上げるべきかどうか、議論が始まった。「さすがにこの人だけはよくわかっているな」と思わせたのが、安倍晋三首相の14日のNHK番組での「経済がガクッと腰折れしたら思惑通りに税収は上がらない」との見解である。首相に比べ、与党幹部がこぞって財務官僚の描くシナリオ...
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2014-09-30 06:43
安倍は「安保・消費税国会」に逡巡するな
杉浦 正章
政治評論家
何事にも真っ正面から取り組むのが首相・安倍晋三の持ち味だと思っていたが、最近はなにやら“びびり”が目立つようになってきた。集団的自衛権の閣議決定を通常国会の後にし、同関連法案は来年の通常国会後半に先送り。有志連合のシリア爆撃を「理解」にとどめ、開幕した臨時国会を激動する世界情勢を尻目に、具体策に乏...
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