ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
2008-02-08 18:24
(連載)東アジア共同体と岡倉天心(2)
進藤榮一
筑波大学大学院名誉教授、国際アジア共同体学会代表
アジアには、アジア共通の利益と文化があって、それらはヨーロッパ(西欧)の利益や文化とは違う。しかし近代以降アジアは欧米に踏み敷かれ、分断のくびきにつながれてきた。それゆえ、アジアがアジアを取り戻すためには、従属のくびきを断って、欧米のつくる「近代」を乗り越えなくてはならない。「アジアは一つである」...
▶続きはこちら
2008-02-08 18:18
(連載)洞爺湖サミットへ向けた日本の国際環境協力(4)
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
GHG削減につき、一方で世界全体の削減目標から割り出された義務的国別削減目標を提示することは重要であるが、他方でこの国際的に合意された国別削減目標を達成できるよう産業界を指導することも不可欠となる。しかし、「ボトムアップ」方式による削減目標の設定は各国の自主性を尊重するが余り、地球温暖化防止のため...
▶続きはこちら
2008-02-07 17:20
タイ新政権の真の課題は国民融和だ
大江志伸
読売新聞論説委員
2006年9月の無血クーデターで軍主導の暫定体制が続いていたタイが民政に復帰した。だが、強権・腐敗体質の濃いタクシン政権の退陣要求デモに端を発した政情混乱の後遺症は重く、新政権の前途は多難である。タイは1990年代以降、様々な試練に直面しながらも、政治・経済の両面で東南アジアの優等生との評価を受け...
▶続きはこちら
2008-02-07 16:13
(連載)東アジア共同体と岡倉天心(1)
進藤榮一
筑波大学大学院名誉教授、国際アジア共同体学会代表
「西洋開化は・・・人身をして唯一箇の射利器機たらしむ。貧者はますます貧しく、富者はますます富み、一般の幸福を増加する能はざるなり」。天心が若きエリート文部官僚として草した日本美術擁護論の一節だ。「アジアは一つ」で始まる不朽の書『東洋の理想』を著す20年前のことである。その著作の少し前、1902年天...
▶続きはこちら
2008-02-07 12:55
(連載)洞爺湖サミットへ向けた日本の国際環境協力(3)
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
福田総理は先月26日スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会で特別講演をし、地球温暖化問題についてもいくつかの具体的提案をおこなった。総理は、米国のサブプライム問題に端を発する世界的な株安と景気後退への世界的取り組みの必要性や、漸く元気付いてきたアフリカの経済成長・貧困撲滅へ向けた国際...
▶続きはこちら
2008-02-06 19:23
市場における流動性こそ富の源泉である
四条秀雄
不動産業
日経平均は1月に1万3千円割れをし、優良株の配当利回りが長期金利を上回った状態で放置されています。なぜ日本人は預金を下ろしてこうした株に替えないのでしょう?政府高官は「なぜこうも下がるのか理解できない」とのコメントを出していますが、これは、長年日本政府が、市場という市場で流動性を排除して、官による...
▶続きはこちら
2008-02-06 10:46
(連載)洞爺湖サミットへ向けた日本の国際環境協力(2)
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
GHG削減を中心とする地球温暖化対策について、世界で指導的立場を維持することを表明しているEUは、2007年のEU環境大臣会議で既に、2020年までに1990年比20%の削減目標を、さらに2050年までに同年比70-80%まで高めることを自らに課している。昨年3月のEU首脳会議でも、EU加盟27カ...
▶続きはこちら
2008-02-05 17:30
東アジアに「食の安全」のための機関を
安江則子
立命館大学教授
日本では世界中の食品を楽しむことが出来る。特に近年アジアン・フードの人気は高い。その一方で輸入食品の安全性には不安もある。この点で、農産品を含む域内自由市場化を行ったEUの「農村から食卓まで」をカバーした食の安全システムに学ぶところは大きい。
EUは1960年代から共通農業政策を実施し、域...
▶続きはこちら
2008-02-05 14:29
人民元対ドル相場の中期シナリオ
村瀬哲司
京都大学教授
人民元の対ドル相場は、2007年を通じて6.9%上昇した(1ドル=年初7.8073元→年末7.3041元)。上昇スピードは当初年率5%程度だったものが、第4四半期には年率10%に加速した。さらに08年に入ると、1月末には7.20元を切る水準にまで切り上っており、これを単純に年率換算すると16%もの...
▶続きはこちら
2008-02-05 12:08
(連載)洞爺湖サミットへ向けた日本の国際環境協力(1)
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
わが国の国際環境協力は、以前本欄(2007年10月12日付け投稿410号)で指摘したとおり、いわゆる「箱物」協力とそれに関連した人材育成での協力が多かったものが、近年では、いわゆるソフト分野の国際協力も顕著となってきた。さらに、二国間協力から多国間協力への広がりも見えてきている。
2005...
▶続きはこちら
2008-02-02 19:55
片親が日本人である日本生まれ二世の国籍問題
四条秀雄
不動産業
昨年3月19日付けの私の本欄に対する投稿「在日外国人社会の課題」(244号)でも取り上げた問題ですが、在日韓国・朝鮮人と日本の関わりの中で解決しなければならない課題の一つとして、子供の国籍の問題があると思います。
国籍法は、その第2条で「子は、次の場合には、日本国民とする」として「出生の時...
▶続きはこちら
2008-01-31 19:13
「グローバリゼーション」への適応の今昔
櫻田淳
東洋学園大学准教授
ジョージ・W・ブッシュ(米国大統領)の2008年「一般教書」演説は、経済失速懸念に対する言及から始まった。振り返れば、2002年「一般教書」演説は、イラク、イラン、北朝鮮を「邪悪の枢軸」と呼び、テロリズム制圧と大量破壊兵器拡散の防止への意志を表明した。このことを考え併せれば、冒頭から「経済」に言及...
▶続きはこちら
2008-01-28 12:33
東アジア協力の一環としての大学生交流
佐藤考一
桜美林大学教授
2007年11月の第3回東アジア首脳会議(EAS)の記者会見で、福田康夫総理は「青少年交流についても、地域協力を一層発展させるべく、日本がリーダーシップを発揮していくことを確認した」と述べている。具体的には、「21世紀東アジア青少年交流計画」の活用による3000人以上の若者の交流と、日中平和友好条...
▶続きはこちら
2008-01-28 12:23
北東アジア非核兵器地帯の実現に向けて
滝田賢治
中央大学教授
冷戦期には核抑止論の中心的主唱者であったH.キッシンジャーは、G.シュルツ、W.ペリー、サム・ナンと連名で1年前の2007年1月4日、『ウォール・ストリート・ジャーナル』に「核のない世界」という論文を発表し、核の廃絶に向けアメリカは今こそ世界をリードすべきであると訴えた。冷戦期に有効であった核抑止...
▶続きはこちら
2008-01-24 21:49
台南の歴史に何を学ぶべきか
大江志伸
読売新聞論説委員
立法委員選挙を1か月後に控えた2007年12月、台湾南部の地方都市を巡る機会を得た。これまで訪問のチャンスを逃し続けていた台南市滞在は、とりわけ印象深かった。台南は歴史の街である。移住漢民族の故地やオランダの進出と、これを駆逐した明の遺臣・鄭成功ゆかりの旧跡などなど・・。市内を巡ると、歴史の断面を...
▶続きはこちら
2008-01-21 17:07
民主主義強調は日本の国益に反する
山下英次
大阪市立大学大学院教授
アジア統合に関して、民主主義をやかましく言う日本人が多いが、もし本当にそれが大きな問題だというのなら、今のアメリカで実現している民主主義のレベルにも我慢がならないはずである。然るに、アジアにおける民主主義を云々する人で、現在の米国における民主主義の問題点を厳しく指摘している人は非常に稀である。私は...
▶続きはこちら
2008-01-19 16:58
日米同盟といえども、絶対的な存在ではなくなる?
鈴木馨祐
衆議院議員
韓国の大統領が変わり、アメリカ、台湾でも指導者が変わる。結果がどうあれ、日米同盟のあり方、北朝鮮問題、台湾問題と、日本の安全保障の根幹にかかわるような問題に必ずや直接の影響を与える、国際政治環境の変化が予想される。
韓国大統領の交代は、これまでの推移を見る限りでは、日韓関係や地域の安定に非...
▶続きはこちら
2008-01-19 16:23
注目される台湾総統選挙:言葉と本音を区別せよ
河東哲夫
Japan-World Trends代表
今年は選挙がらみのイベントが多い年だ。アメリカだけではない。あまりに重要な選挙が多すぎて、それで世界情勢が不安定になりかねない、と前から言われていた2008年が、ついにやってきた。来て見ると、選挙よりサブプライム問題の方が心配なのだが。東アジア関係で言うと、3月の台湾総統選挙はマグニチュードが大き...
▶続きはこちら
2008-01-18 06:47
最近の東アジアの動向と日中関係
石垣泰司
東海大学法科大学院非常勤教授
東アジア共同体構築へ向けての各国の取り組みの中で、ASEAN10カ国においてはASEAN憲章の署名、ASEAN共同体の2015年実現方針の確認等の前向きの動きがみられる一方、他のプラス3ないし6である日中韓3カ国およびインド、豪州といった東アジアサミット参加国相互間の関係についても、頻繁な首脳交...
▶続きはこちら
2008-01-17 21:25
(連載)台湾の立法院委員選挙と両岸関係(3)
舛島貞
大学准教授
選挙の結果を受けて陳水扁は民進党の党首を辞職すると宣言した。それによって、謝長廷が前面に出て選挙戦を戦うという認識もあるが、果たして民進党の統選本部がどのような陣容によって固められるのか、陳水扁に対する反対票が民進党全体に降りかかりはしないか、予測はつかない。国民党は、馬英九の「機密費」流用問題も...
▶続きはこちら
«最初
«前
206
207
208
209
210
次»
最後»
総論稿数:4661本
東アジア共同体評議会