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2008-04-21 14:49
「チベット」と「満洲」のもうひとつの連関
大西広
京都大学教授
「『チベット』と『満州』の連関」とのタイトルを見つけ、わが意を得たりと思ったのですが、私は、1912年のチベットの独立宣言を、1932年の「満州国」建国とこそ比較すべきではないか、と思っています。
群雄割拠で弱体化した中国を、イギリスと日本というふたつの列強が分割取得した、というのが歴史の客観的な見方だと思います。もちろん、両者には、いくつかの違いがあるでしょうが、「群雄割拠で弱体化した中国をふたつの列強が分割取得した」という本質は、否定できないでしょう。
が、問題は、日本のほうは敗戦によって満州国の建国を「悪いことをした」と大体の人が考えているものを、イギリスは戦勝国なので、そう思ってはいないということです。そこから議論が始まっている。今回の諸国の対応の違いからは、「敗戦国は悪く、戦勝国は正しかった」とする戦後処理のあり方について、再度考え直してみる必要性を強く感じます。
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「チベット」と「満州」の連関
櫻田 淳 2008-04-13 21:35
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中国の対日批判をそのまま中国にお返しせよ
高橋 秀哉 2008-04-17 22:09
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「チベット」と「満洲」のもうひとつの連関
大西広 2008-04-21 14:49
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