国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百家争鳴」
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2008-09-11 19:39

東アジア統合の次なる段階は?

山澤逸平  一橋大学名誉教授
 8月下旬、バリ島で開催された「東アジア・シンクタンク・ネットワーク(NEAT)」の会議に出席した後、ジャカルタ、シンガポールへ回り、ASEAN事務局のディレクターやASEANのエコノミストたちと懇談の機会を持った。表題はそのときの懇談の中心テーマである。ASEAN統合は進み、さらにASEAN+1タ...▶続きはこちら
2008-09-11 16:39

注目される中国主導の北部湾(トンキン湾)経済協力構想

細川大輔  大阪経済大学教授
 「第3回汎北部湾経済協力フォーラム」がこの7月、中国広西チワン族自治区の北海市で開催された。北部湾とは、ベトナムと国境を接する中国南西部の海岸地域のことで、トンキン湾ともいう。中国はこの地域を舞台に、ASEAN6カ国(ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ブルネイ)との経済...▶続きはこちら
2008-09-11 10:06

(連載)外交政策の一環としてのODAの戦略性(2)

廣野良吉  成蹊大学名誉教授
 そこで筆者も、戦後50年間のわが国の外交政策の変遷に基づくODA政策の変遷に関して「日本の外交政策とODA:半世紀の経験と将来への展望」なる論文(『国際問題』2005年11月号)を発表した。この論文は、戦後50年間実施してきたわが国のODAが、国際情勢の変化に対応してわが国の外交政策の手段として機...▶続きはこちら
2008-09-10 20:37

(連載)外交政策の一環としてのODAの戦略性(1)

廣野良吉  成蹊大学名誉教授
 2007年12月公表された外務省の『ODA:政府開発援助白書 2007』によると、2006年の日本のODAは111億870万ドル、米国、英国に次いで世界第3位である。フランス、ドイツ、オランダがその後に並ぶ。わが国は、1991年から2000年まで世界で最大の援助供与国であることを誇ってきたが、20...▶続きはこちら
2008-09-10 11:52

グルジアが台湾に見える

永山英樹  台湾研究フォーラム会長
 グルジアの南オセチアを領土に編入するため、その住民にロシア国籍を与え、その「ロシア国民」を守るとの名目で同地域に軍事侵攻したロシアだが、それは中国が描く台湾侵攻のシナリオによく似た展開かも知れない。

 中国は、台湾が「独立宣言したとき」「外国が台湾を占領したとき」、そして「台湾で内乱が発生し...▶続きはこちら
2008-09-08 15:19

アジアの経済学を求めて

四条秀雄  不動産業
 経済学の定義は、希少資源の効率的に配分ことを研究する学問であるとされています。普通、経済学が対象としている地域は、先進国地域ですから、インフラや法制度が整った場所での、希少資源の効率的配分が、経済学の主要な研究目的になります。一方、発展途上国では、インフラや法制度が整っていないことが普通ですから、...▶続きはこちら
2008-09-08 11:45

人には2種類ある

近藤健彦  明星大学教授
 ジャン・モネの回想録のほぼ最後に出てくる話である。「米国で知り合ったドワイト・モローは、よく『人には2種類ある。何かになろうとする人と、何かをしようとする人だ』と言っていた。非常に多くの人は、有名人になって役割を演じようとしたがる。だが、一般に、行動を創造し、ものごとを動かすのは別の種類の人である...▶続きはこちら
2008-09-08 11:22

グルジア紛争と日本の対応

櫻田淳  東洋学園大学准教授
 グルジア紛争は、ロシアが南オセチアとアブハジアの独立を承認するに至って、ロシアも米国・欧州連合も互いに引き下がれないところで膠着している観があるけれども、それは、日本にとって他人事として済ます政策案件ではない。米国・欧州連合の政界からは、「ロシアをG8(主要国首脳会議)から排除すべきだ」という声が...▶続きはこちら
2008-09-08 10:57

中山太郎さんの投稿に対するリプライ

櫻田淳  東洋学園大学准教授
 遅れましたけれども、拙文に対する中山太郎さんのコメント(8月25日付け「百家争鳴」欄へのご投稿653号)に謝意を表します。拙文は、別段、「中国の現状が、どのようなものであるか」ということを議論の目的とはしていません。私は、中国政府が道家の思想の意義にも眼を向けて、資源浪費型の社会構造を改めることを...▶続きはこちら
2008-09-05 05:25

注目された「東アジア・サミット参加国外相協議」

石垣泰司  東海大学
  本年前半は、わが国がホストした第4回アフリカ開発会議(TICAD Ⅳ)やG8サミット関連の首脳会議が華々しく報じられ、8月に入ってからは、南オセチア等をめぐるロシアとグルジアおよびこれを支持する欧米諸国間の激しい対立に世界の関心が奪われてしまい、東アジア地域情勢は、比較的注目されることが少なく、...▶続きはこちら
2008-09-04 11:27

(連載)アメリカ民主主義の病(3)

山下英次  EUI・ロベール・シューマン高等研究所 客員フェロー
 米国の宗教保守層は、ほとんど中世的な独特の宗教観を持っている。同じキリスト教徒でも、いまのヨーロッパではこうした人たちはほとんどいないのではないだろうか。米国は、一面では国際社会からみて非常に特異な価値観を備えた国なのである。米国が普遍的な国であるとする単純な見方には、私は大いに異議がある。すなわ...▶続きはこちら
2008-09-03 10:22

(連載)アメリカ民主主義の病(2)

山下英次  EUI・ロベール・シューマン高等研究所 客員フェロー
 米国の民主主義が機能不全に陥っていることを例証するとすれば、枚挙にいとまがないが、過去2回の大統領選挙を振り返るだけでも十分である。2000年の大統領選挙では、ブッシュは、米国民の票によってではなく、血縁主義と縁故主義によって、大統領になってしまった。フロリダ州の票が問題となり、同州の裁定によって...▶続きはこちら
2008-09-02 16:57

(連載)アメリカ民主主義の病(1)

山下英次  EUI・ロベール・シューマン高等研究所 客員フェロー
 ここヨーロッパにおけるオバマ米大統領候補に対する人気は非常に高く、遂に「ユーロバメイニア」(”Eurobamania”)という言葉が出現する事態となっている(8月27日付け『ファイナンシャル・タイムズ』)。仮に、ヨーロッパ人が投票したとしたら、オバマ候補が地滑り的な勝利を収めるのではないかと言われ...▶続きはこちら
2008-09-01 22:00

留学生30万人計画について

安江則子  大学
 中国からの留学生の傾向に大きな変化を感じている。かつて社会科学の分野では、日本で学ぶべきことは経済学や経営のノウハウだと考え、政治学には興味を示さない学生がほとんどであったが、最近は国際政治や国際関係を学ぼうという学生も増えてきた。例えば、米中関係をテーマに研究するという若い留学生にも出会った。た...▶続きはこちら
2008-09-01 11:17

オリンピック開催で求められる文明国水準と中国

舛島貞  大学准教授
 オリンピックが閉幕した。1896年に始まった近代オリンピックの歴史において、第4回目の非欧米地域におけるオリンピックであった。東京、メキシコ・シティー、ソウルに次ぐ開催地が北京であった。オリンピック開催地を見るだけでも、北東アジアが非欧米地域において特殊な地位を占めていることが分かる。それは、オリ...▶続きはこちら
2008-08-30 11:39

ロシアの資源帝国戦略に成算はあるのか

四条秀雄  不動産業
 ロシアのグルジア侵攻が、北京オリンピックの最中に起こりました。この後ロシアはグルジアをどのようにしたいと考えているのでしょうか?現在ロシアは、南オセチアの範囲を超えて、グルジアの輸送網を押さえ、グルジア経済を停滞に追い込み、圧力を掛けています。グルジアもインフラの破壊を経て破綻国家の仲間入りをする...▶続きはこちら
2008-08-30 09:56

(連載)雁行形態の終焉(2)

入山映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 一つは、いうまでもなく位置エネルギーに拘泥し続けるお役所の無策と、それに対して指導力を発揮するどころか、助長さえしているかにみえる政治の貧困である。依然として旧来の手法や価値観から脱却していない、それどころか、ますますその方向への回帰を強めている、日本の政・財・官への痛烈な批判が深川氏の念頭にある...▶続きはこちら
2008-08-29 10:41

(連載)冷戦が復活するのか?(2)

河東哲夫  Japan-World Trends代表
 また、かつての400万人から120万人程度に削減された通常兵力、海上兵力も、人口減少もあって急速な充足、装備改善は望まれない。

 さらに、石油・ガスの輸出に過度に依存した経済体質は一層ひどくこそなれ、改善は一向にされていない。ロシアは、新しい冷戦を支えるだけの経済力、技術力を有していない。何...▶続きはこちら
2008-08-29 10:30

(連載)雁行形態の終焉(1)

入山映  サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
 深川由起子早稲田大学教授が「雁行形態アジア観の終焉」という興味深い記事を執筆されている(8月18日付け朝日新聞)のは、お読みになった方も多いと思う。20世紀末に、日本を先頭にしてNIESがあたかも雁の群の飛行のように経済発展を遂げてゆく、というモデルが唱道された。ところが、深川氏によると、韓国につ...▶続きはこちら
2008-08-28 19:19

第7回「日・ASEAN対話」開催のご案内

藤野智子  グローバル・フォーラム事務局員
皆様へ

 この度、東アジア共同体評議会の姉妹団体であるグローバル・フォーラムは、ASEAN-ISIS(ASEAN戦略国際問題研究所連合)との共催、読売新聞社、日本アセアンセンターの協力を得て、2008年9月25日(木)に「日・ASEAN対話:『東アジア協力に関する第二共同声明』後の日・ASEA...▶続きはこちら
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東アジア共同体評議会