私は、4月から半年間の予定で、イタリア・フィレンツエ郊外のフィエーゾレの丘の中腹にある欧州大学研究院(EUI: European University Institute)のロベール・シューマン高等研究所(RSCAS: Robert Schuman Centre for Advanced Studies)に、客員フェローとして滞在している。こちらへ来てまだ3週間足らずであるが、ヨーロッパの人たちのアジア統合に対する関心が高まってきていることを実感している。アジア地域統合の非常に熱心な推進論者を自認する者として、喜ばしい限りである。