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2007-12-14 11:57
連載投稿(2)マレーシアの達成と東アジアの将来像
首藤もと子
筑波大学教授
マレーシアでは、通貨危機の最中にアンワル・イブラヒム蔵相(当時)を標的にしたマレー人政治エリートの抗争が表面化したが、それは現政権が成立した2003年までには鎮静化した。翌年の総選挙で、統一マレー国民組織(UMNO)を中核とする与党連合は下院219議席のうち199議席を獲得して、圧倒的な安定勢力を...
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2007-12-13 11:22
連載投稿(1)マレーシアの市民意識における民主主義
首藤もと子
筑波大学教授
12月6日付のマレーシアの有力紙が、その一面トップ記事で「74%」と「69%」と、最大級の見出しを付けていた。続きを見ると、それぞれ「74%のマレーシア人が同国の選挙は自由で公正であると考えている」、「69%のマレーシア人が政府は国民の代表としてよくやっていると思う」という意識調査結果の速報であっ...
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2007-12-13 11:01
連載投稿(6)TICADIVおよびG8に求められる施策
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
前回の投稿(本欄12月11日付投稿456号)では、途上国の環境問題につき、途上国政府および国際社会に求められる施策を提言したが、今回は第4回アフリカ開発会議(TICADIV)および主要先進国首脳会議(G8)に求められる施策を提言したい。
TICADIVについては、まず、アフリカ諸国における...
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2007-12-11 19:55
進む南北関係と韓国大統領選挙
武貞秀士
防衛省防衛研究所統括研究官
12月19日の韓国大統領選挙に関心が集まっているが、北東アジアの今後を考えるとき重要であるのは、韓国と北朝鮮の経済協力が急速に進んでいることである。12月1日までの3日間、韓国を訪問した北朝鮮の金養建・統一戦線部長らを含む訪問団は、韓国の統一部長官、国家情報院長らと協議し、第二回南北首脳会談で合意...
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2007-12-11 12:06
連載投稿(5)途上国政府および国際社会に求められる施策
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
途上国の環境問題につき、途上国政府および国際社会は、どのような施策を講じるべきであろうか。筆者として以下のことを提言したい。まず、「新世紀開発目標」の第1に掲げられている2015年までに絶対貧困層を半減するためには、途上国、特にアジア・アフリカ地域の低所得国政府自らが、その貧困削減政策を一層強化し...
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2007-12-10 11:18
アセアン40周年と「第二の福田ドクトリン」の展望
進藤榮一
筑波大学大学院名誉教授、国際アジア共同体学会代表
人間の年でいえば40歳。論語で言う「不惑の年」をアセアン(東南アジア諸国連合)は迎えた。1967年創立から30年目の97年、「而立の年」にアセアンは通貨危機の嵐に襲われたけれども、十年の歳月をへて「アセアン共同体」の歩みを固めた。今年1月フィリッピン・セブの首脳会議でアセアン10カ国は、当初目標を...
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2007-12-10 10:26
連載投稿(4)途上国貧困層の期待する環境問題解決への道筋
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
途上国の貧困層が直面している環境問題の基本的解決策は、特にアフリカ、アジアの低所得国にみるように、人口増の抑制、貧困の削減・撲滅にあり、そして政府による農林水産対策、工業化対策、都市対策等における環境保全視点の導入・強化、効果的な環境対策や市民・企業・官僚を含めたあらゆるレベルでの環境教育の充実に...
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2007-12-10 10:15
連載投稿(2)過少評価されている日本経済の実力
河東哲夫
Japan-World Trends代表
円が低いために、日本の経済力は過小評価されている。外国人にとって日本は、今や最も滞在費の安い先進国の一つとなっただろう。かぜ円が低いかといえば、不況時代の低金利を引きずっているからだ。なぜ上げないのかと言えば、今上げればドルの暴落を誘発しかねないからだ。外国投資家がジャパン・パッシングするから株価...
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2007-12-07 20:59
豪州有権者が選択した「変化への備え」
大江志伸
読売新聞論説委員
有権者が選択したのは、長期政権の「実績」よりも、政権交代による「変化」だった。11下旬に行われたオーストラリア総選挙で、弱冠50歳のケビン・ラッド党首率いる野党労働党が勝利し、11年半ぶりに政権を奪還した。首相在任期間は歴代2位、5期目を目指したジョン・ハワード首相の与党保守連合は、首相自身が落選...
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2007-12-07 19:17
連載投稿(3)COP13と途上国貧困層の直面する環境問題
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
バリ島での第13回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP13)で集中討議する京都議定書の第一約束期間(2008-2012)と2013年以降の温室効果ガスの削減を中心とした気候変動・温暖化対策と国際的な枠組み作りの緊急重要性に対しては、多くの途上国代表は、それが世界の重要な環境課題であるが、その大...
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2007-12-07 17:38
連載投稿(1)日本はもっと自信を持って発言せよ
河東哲夫
Japan-World Trends代表
先週、「定点観測」で北京に行ってきた。ある中国人の日本専門家が日本の努力不足をなじるかのように、僕に言う。「河東さん。日本にとって中国は貿易相手ナンバーワンでしょうが、中国にとっての日本の地位はどんどん落ちているのです。日本は貿易相手としては米国、EUは言うに及ばず、近いうちにASEANにさえ抜か...
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2007-12-07 16:09
「福田ドクトリン30周年と日本外交」外交シンポジウム開催
進藤榮一
筑波大学大学院名誉教授、国際アジア共同体学会代表
「全方位外交」を謳い、戦後アジア外交の基本をつくった福田ドクトリンが発出されてから30年、アセアン設立から40年、いまミャンマー内紛や朝鮮問題の新展開を機に、アジア外交の難しさと可能性とが改めて問い直されています。
いったい福田外交を私たちはどう継受し、アジア外交をどう展開していくべきか。...
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2007-12-06 20:30
連載投稿(2)途上国貧困層の直面する一群の環境問題
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
本年10月に東京で開催されたアジア・アフリカNGOネットワーク会議では、3つの分科会(投資と経済成長、人間の安全保障、環境・気候変動)が設置され、筆者はその第3分科会「環境・気候変動」のファシリテーターを務めた。アフリカ諸国から来られた市民社会の代表とアジアのNGO代表を中心としたパネル討議を基に...
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2007-12-05 19:34
連載投稿(1)途上国が直面している地域的環境問題
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
12月3日からインドネシアのバリ島にて第13回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP13)が開催された。そこで議論された中心課題の一つは、世界の地球温暖化に重大な影響を与えている温室効果ガス排出の防止のために、京都議定書で排出削減義務を負った先進国等が、その第1次約束期間(2008-2012)に...
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2007-12-05 19:13
中国、ASEANに求められる温暖化防止の責任感
安江則子
立命館大学教授
11月15日、ゴルバチョフ元ソ連大統領を迎え、「地球環境と人類の未来:ポスト京都への選択」と題するシンポジウムが京都で開催された(立命館大学とゴルバチョフ財団、国際社会経済研究所、京都新聞が共催、外務省が後援)。パネリストとして、アメリカと中国の環境問題の専門家が参加し、「中国にもCO2削減の義務...
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2007-12-03 18:45
今後10年の東アジア通貨・金融協力の行方
村瀬哲司
京都大学教授
去る11月20日シンガポールでのASEAN+3首脳会議に際して第2回共同声明が発表された。ASEAN+3首脳会議が10回目の節目を迎えるに当り、共同声明が出されることは2005年のクアラルンプール首脳会議で予告されていたものである。その中で通貨・金融協力に関する部分は、「チェンマイ・イニシャティブ...
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2007-12-01 17:58
「価値」外交と日中関係―福田総理の訪中をひかえて-
舛島貞
大学准教授
戦後日本外交の基本は、日米関係(日米安保)、アジア重視、国連外交の三者に置かれてきた。福田総理が日米同盟とアジア外交の連関を唱えたことも、こうした日本外交の基礎をふまえ、三者を分立させずに関連付けようとするものだと考えられる。これは当然行なわれるべきことのようでありながら、実はここのところ三者の間...
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2007-11-30 17:58
福田外交の静かな船出
佐藤考一
桜美林大学教授
福田康夫総理は、去る11月19日から22日まで、東アジア首脳会議(EAS)、日本ASEAN首脳会議等に出席するため、シンガポールを訪問したが、事前に噂されていた「第二福田ドクトリン」の発表はなく、福田外交の船出は静かなものとなった。関係諸国は、これをどう見たのか。また、今後の課題は何か。まず、中国...
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2007-11-27 14:24
連載投稿(2)欧州で最低のブッシュ支持率
山下英次
大阪市立大学大学院教授
ハリス・インターアクティブは、11月9日、世界の指導者の人気に関する国際的な世論調査結果を発表した。それによれば、ブッシュ大統領に対する支持率は、米国では36%であるが、当然のことながら欧州における支持率は極めて低く、フランスで6%、ドイツで8%、イギリスとスペインで13%となっている。この調査は...
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2007-11-22 19:48
「汚点」になりかねない日本のミャンマー外交
大江志伸
読売新聞論説委員
アジア重視を掲げる福田政権のデビュー戦、訪米に続く東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議出席のためのシンガポール訪問が終了した。靖国参拝を繰り返した小泉政権、「主張する外交」を掲げた安倍政権下では、ASEAN諸国を巡る中国との激しい主導権争いが多々あったのとは対照的に、福田首相は終始ソフトムード...
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