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2008-05-01 10:29
APECを東アジア共同体構築に役立てよ
山澤逸平
一橋大学名誉教授
最近東アジア共同体が、国際会議やシンポジウムで議論され、新刊書のタイトルにも溢れている。アジア太平洋地域では、1990年代にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)が地域協力の中心だった。地域協力の取り組みがAPECから東アジア共同体へ切り替わった。メディアのAPECについての関心は薄れ、若手の研究...
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2008-04-30 14:24
「東アジア共同体」論議は弁証法的に捉えよ
石川 良平
大学院生
亀山良太氏の投稿「東アジア共同体は『運動』であることに意義がある」(4月30日付558号)を興味深く拝読した。同氏の議論に触発されるかたちで、以下に筆者なりに「東アジア共同体」論議の戦略的価値について述べることにしたい。
「東アジア共同体」を論ずるにあたり、哲学者ヘーゲルを持ち出すのは唐突...
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2008-04-30 00:24
東アジア共同体は「運動」であることに意義がある
亀山 良太
自営業
私は「東アジア共同体は実現可能か」と問われれば、即座に「不可能」と答える。たとえば、通貨政策ひとつをとっても、成熟した日本経済と成長過程にある中国経済が、中央銀行をひとつにして、同じ通貨政策をとれるはずがない。紛争問題など不可能な理由は、いくらでもあげることができる。「FTA拡大などを足元からやれ...
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2008-04-29 19:21
東アジア共同体は最悪の結果をもたらす
國分 芳
無職
東アジア共同体は、現段階ではあまりにも時期尚早です。少なくとも150年はムリでしょうし、その後も必要かどうか、大変疑問です。(1)東アジア共同体が必要とされる理由は?(2)なぜ今のままではダメなのか?(3)今以上の状態になると、どういう理由で思うのか?(4)どのような形態で運用するのか?(5)文化...
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2008-04-28 19:47
欧州におけるアジア統合に対する関心
山下英次
EUIロベール・シューマン高等研究所 客員フェロー
私は、4月から半年間の予定で、イタリア・フィレンツエ郊外のフィエーゾレの丘の中腹にある欧州大学研究院(EUI: European University Institute)のロベール・シューマン高等研究所(RSCAS: Robert Schuman Centre for Advanced Stud...
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2008-04-24 20:24
福田首相は、G8サミットで東アジアの将来を語れ
河東哲夫
Japan-World Trends代表
半年ほど前は、「08年問題」という言葉が囁かれていた。2007年末から08年にかけては、世界中で重要な選挙が目白押しであるために、情勢が不安定化しかねないというのである。だが韓国大統領選挙、台湾総統選挙などいずれも、東アジアの国際関係を安定化させる方向で決着がついている。韓国の李大統領は、北朝鮮、...
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2008-04-22 19:47
織田・豊臣時代を目指そう!再論
細川大輔
大阪経済大学教授
2月20日付けで筆者が本欄「百家争鳴」に投稿した「織田・豊臣時代を目指そう」(505号)に若干の反響を頂いたので、さらに敷衍したい。戴いたコメントのひとつに、「織田・豊臣時代の日本の精神風土は他のアジア諸国のそれとよく似ていた」との筆者の言説について、それはどのように証明されるのか、というものがあ...
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2008-04-21 14:49
「チベット」と「満洲」のもうひとつの連関
大西広
京都大学教授
「『チベット』と『満州』の連関」とのタイトルを見つけ、わが意を得たりと思ったのですが、私は、1912年のチベットの独立宣言を、1932年の「満州国」建国とこそ比較すべきではないか、と思っています。
群雄割拠で弱体化した中国を、イギリスと日本というふたつの列強が分割取得した、というのが歴史の...
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2008-04-20 12:55
東京の高層ビル建設を抑制したい
四条秀雄
不動産業
東京で建設される高層ビルが急速に増えています。やがて、ニューヨークや香港、シンガポールのようになってしまうのでしょか?私は、そうなって欲しくないと考えます。東京は歴史、土地の起伏、河川の存在などの理由によって景観の変化に富んだ都市です。そして、首都高速道路という巨大な構造物が、真の東京を関東平野に...
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2008-04-19 21:09
日本は科学技術による環境・農業立国を目指せ
高杉 宏平
技術開発研究
1970-80年代に世界の頂点を極めた日本のものづくりは、90年代のバブル崩壊と共に漂流を始めた。世界に類をみない成功を支えていたのは、組み立てメーカーを頂点とする系列や終身雇用・年功序列などの日本独自のシステムであったが、バブル崩壊の末にそれらを放棄した結果、日本は技術力の空洞化を招いた。現在の...
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2008-04-19 09:07
(連載)東アジア地域協力における日中協力の必要性(2)
坂本康平
会社員
メコン地域の開発協力については、中国がインドシナ半島を南北に縦断した「南北回廊」の整備に積極的に取り組む一方、日本は「東西回廊」の整備には積極的である。日本は中国西南地方をインドシナ大陸と結ぶ「南北回廊」に消極的だとの見方もあるが、メコン地域をめぐって日中両国間にある程度の競合関係が生じたとしても...
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2008-04-18 00:40
(連載)東アジア地域協力における日中協力の必要性(1)
坂本康平
会社員
当評議会のホームページで公表されている「第23回政策本会議議事抄録『ASEAN+3サミットおよび東アジア・サミット(EAS)を終えて』」によると、外務省の参事官が「ASEAN+3かEASかという不毛な主導権争いが落ちついた」との興味深い解説を行っている。また、日中韓の「三国間協力が確認されたことに...
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2008-04-17 22:09
中国の対日批判をそのまま中国にお返しせよ
高橋 秀哉
大学院生
桜田淳先生の4月13日付け投稿「『チベット』と『満州』の連関」は大変興味深く読ませていただきました。「現在の中国政府にとって『チベット』が占める位置は、戦前期の日本にとって『満州』が占めた位置と似たようなものになっているのではなかろうか。チベットは、元々、漢民族の土地ではない」から始まり、「戦前は...
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2008-04-13 21:35
「チベット」と「満州」の連関
櫻田 淳
東洋学園大学准教授
現在の中国政府にとって「チベット」が占める位置は、戦前期の日本にとって「満州」が占めた位置と似たようなものになっているのではなかろうか。チベットは、元々、漢民族の土地ではない。ダライ・ラマ十四世が亡命する契機となった1950年の「チベット解放」以降、中国政府が進めた対チベット政策には、周回遅れの植...
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2008-04-11 08:33
日本の株式市場の低迷と先物市場の不備
四条秀雄
不動産業
日本の株式市場の低迷について、私達のような一般個人投資家の間でよく言われることは、先物市場の存在に原因があるということです。私は、日本の株価は少し低いと感じていますが、今回のような暴落局面では、特にその傾向が強いと感じます。それで先物市場について考えてみました。
先物市場は、その本質を考え...
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2008-04-11 05:20
地域共同体における人の自由移動実現の難易度
石垣泰司
東海大学法科大学院講師
欧州でも、東アジアでも、国境を越えた人の自由移動が可能であることが望ましいことはいうまでもない。 欧州、とくに欧州連合(EU)では、域内における人の自由移動は、関税障壁なき単一市場の実現と並んで、共同体の最重要な基本目標の1つとされ、労働者の自由移動をはじめ、加盟国国民の域内自由移動が比較的早期...
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2008-04-10 12:13
チベット問題をめぐる「大樹発言」の波紋
石川 良平
大学院生
さる4月5日、関西テレビのローカル情報番組「ぶったま!」で、兵庫県姫路市の天台宗の書写山圓教寺の執事長大樹玄承氏が、今回のチベットにおける中国の武力行動をめぐって、明確にチベットを支持する文書を読み上げたことが、一部で話題を読んでいる。「ぶったま!」は生放送であるため、大樹氏の声明はそのままオンエ...
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2008-04-10 11:15
アジアこそ文化的多様性のダイナミズムを活かせ
安江則子
立命館大学教授
文化関連の貿易が世界の貿易総額に占める割合は年々高まっている。米国の最大の輸出産業は実は自動車でも航空機でもなく、文化産業だという数字もある。ユネスコの統計によると、文化産業の輸出総額は、地域圏で見ればEUが依然として世界一で、全体の約50%を占めるが、その割合は年々減少している。かわってこの分野...
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2008-04-09 08:47
(連載)持続可能なアジアのための環境人材育成(6)
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
周知のように、今年7月に開催される洞爺湖サミットでは、G8の首脳たちが、世界経済情勢、アフリカ開発の諸問題、感染症対策等と並んで、気候変動問題を討議し、何らかの合意文書を発表する予定である。気候変動問題は、一つには温暖化の防止であるが、もう一つは気候変動への適応である。先進諸国の関心が主として前者...
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2008-04-08 09:18
(連載)持続可能なアジアのための環境人材育成(5)
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
最後に挙げる脅威としては、人間の日常生活と経済活動に不可欠なエネルギーとその消費から発生している大気の汚染、地球的な気候変動問題がある。再生不能エネルギー資源多消費型経済成長は、第二次世界大戦後世界的に展開してきたが、途上国の経済成長が高度化してきた1970年代から今日に至るまでが特に顕著である。...
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東アジア共同体評議会