ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
2008-05-21 11:10
対露配慮でアジア外交を歪めるな
山田陽子
大学院生
河東哲夫氏は、3月28日付けの本欄への投稿「外貨50兆円を溜め込んだロシア」において「ロシアは、アジア・太平洋の一員として是非認めてもらいたい、そうすることで極東地方の地歩を少しでも高いものにしていきたいと考えている。だから日本はロシアとも、アジアのことを話し合っていくべきだ」と述べておられます。...
▶続きはこちら
2008-05-17 23:12
(連載)胡錦濤訪日の「円満成功」を検証する(3)
大江志伸
江戸川大学教授・読売新聞論説委員会特約嘱託
愛国主義強化に走り、中国国内の反日感情を際限なく肥大化させた江沢民路線の修正なしに、日中関係の真の未来がないことを、胡錦濤氏は早い段階から痛感していたとされる。胡錦濤政権の対日重視姿勢は、当面揺らぐことはないものの、新時代の幕開けを演出した今回の首脳外交の精神が、「嫌中」、「反日」に染まったそれぞ...
▶続きはこちら
2008-05-16 23:49
(連載)胡錦濤訪日の「円満成功」を検証する(2)
大江志伸
江戸川大学教授・読売新聞論説委員会特約嘱託
次に、「よりハイレベルの協力推進」では、安保分野でのハイレベル相互訪問の強化や、日中ハイレベル経済対話の戦略的活用などを具体策として盛り込んだ。最後の「国民感情の改善」は、日中両首脳、事務方とも最も心を砕いた点であろう。日中共同声明に、日本側の「反省」や「責任」に関する言及はなく、中国は「日本が戦...
▶続きはこちら
2008-05-16 04:59
国分さんの「東アジア共同体否定論」に反論する
中山太郎
研究所客員研究員
国分芳様、貴女の4月29日付けの本欄への投稿「東アジア共同体は最悪の結果をもたらす」(557号)を興味深く拝読しました。国分さんのすぐれた直観力を感じさせられました。おっしゃるとおりの結果になる可能性もありうるでしょう。神ならぬ人間の予測不可能なことでもあります。国際情勢も、刻々と変化しています。...
▶続きはこちら
2008-05-15 22:21
(連載)胡錦濤訪日の「円満成功」を検証する(1)
大江志伸
江戸川大学教授・読売新聞論説委員会特約嘱託
胡錦濤中国国家主席は、5月6日から5日間に及んだ日本公式訪問について、離日直前に見学した奈良市内で、報道陣に対し「訪日は円満に成功した」と強調し、日中関係の今後の発展に自信を示した。中国の首脳外交の公式評価に「失敗」はありえず、「成功」、「成果」といった常套句による総括が常ではある。だが、中国元首...
▶続きはこちら
2008-05-15 05:32
胡錦涛訪日と「東アジア共同体」
石垣泰司
東海大学法科大学院非常勤教授
今般の胡錦涛中国国家主席の訪日は、日中両国間の「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する共同声明をはじめ、気候温暖化問題等についての協調を含む70項目に及ぶ具体的協力に関する共同プレス発表が行われるなど、かなりの成果があったと評価して良いだろう。そのような中で、東アジア共同体に関する両国の協力の問題...
▶続きはこちら
2008-05-14 23:52
「アジアの現実」は日清・日露戦争前夜と同じか
田中秀和
大学院生
拓殖大学学長の渡辺利夫先生が、現在、日本経済新聞朝刊の「やさしい経済学」欄に「新・海洋国家論」を連載しておられます。渡辺先生は言わずと知れた我が国を代表するアジア経済の専門家であり、私も日頃教えられることが多く、大変尊敬申し上げている先達です。今回もまた興味深く拝読しているのですが、その中で「現在...
▶続きはこちら
2008-05-11 21:13
「勃興するアジア」の「域内部外者」日本の役割
武石礼司
東京国際大学教授
最近、欧州での政策決定に影響力を持つ人たちの間で盛んに議論されるようになってきたテーマに、「勃興するアジア(Rising Asia)にいかに対応するか」がある。アジアの経済発展と、その経済力をベースに生じてくる世界への発信力・発言力の向上に、欧米諸国がいかに対抗していくか、自らのポジションをどのよ...
▶続きはこちら
2008-05-09 23:15
胡錦濤主席訪日と残された今後「2箇月の猶予」
櫻田淳
東洋学園大学准教授
「暖春の旅」と表現された胡錦濤主席の訪日は、外交イヴェントとしては無難なものになりそうである。中国政府のチベット情勢への対応、世界各地で開かれた北京五輪聖火リレーにおける混乱の風景は、確かに日本国内における胡主席歓迎の気運に水を注したとはいえ、訪日の日程それ自体は恙なく消化されている。無論、日中首...
▶続きはこちら
2008-05-09 00:22
評価すべき日中首脳会談
井上和洋
予備校教師
中国の胡錦濤国家主席が国家主席としては10年振りに日本を訪問しています。7日には福田首相との間で、「戦略的互恵関係」の包括的推進に関する「日中共同声明」が署名されました。これは、1972年の「日中共同声明」から数えて4番目の共同声明であり、日中関係を未来志向で発展させていく上で、歴史的に重要な声明...
▶続きはこちら
2008-05-06 20:15
東アジア共同体評議会は、「場」か、「運動体」か
亀山 良太
自営業
本欄への4月30日付けの私の投稿「東アジア共同体は『運動』であることに意義がある」(558号)に対し、同日付けで石川良平氏から「『東アジア共同体』論議は弁証法的に捉えよ」(559号)とのコメントをいただいたので、それに呼応する形で、今回は「東アジア共同体評議会」(以下「評議会」)について私見を述べ...
▶続きはこちら
2008-05-05 20:08
中国の中国による中国のための五輪
大江志伸
江戸川大学教授・読売新聞論説委員会特約嘱託
「アジアの発展途上国の指導者の多くが、国民の再結合に有効と信じるナショナリズムの政治利用に傾斜している」。江沢民政権による反日教育キャンペーンが激化した1995年、キッシンジャー元米国務長官は読売新聞への寄稿の中で、冷戦終結によって方向性を失った中国ナショナリズムの近未来に警告を発していた。あれか...
▶続きはこちら
2008-05-02 21:02
福田総理のオリンピック開会式への出席表明に思う
鈴木馨祐
衆議院議員
昨日(5月1日)あたりから福田総理が北京オリンピックの開会式出席に前向きな姿勢を見せているようだ。チベット問題、東シナ海ガス田問題、農薬ギョーザ問題、越境公害問題、軍備拡張問題、国連安保理常任理事国入り問題、中国側の姿勢ゆえに、何一つとして解決の糸口すら見えていない、今の段階で、中国が最も欲しがっ...
▶続きはこちら
2008-05-01 10:29
APECを東アジア共同体構築に役立てよ
山澤逸平
一橋大学名誉教授
最近東アジア共同体が、国際会議やシンポジウムで議論され、新刊書のタイトルにも溢れている。アジア太平洋地域では、1990年代にはアジア太平洋経済協力会議(APEC)が地域協力の中心だった。地域協力の取り組みがAPECから東アジア共同体へ切り替わった。メディアのAPECについての関心は薄れ、若手の研究...
▶続きはこちら
2008-04-30 14:24
「東アジア共同体」論議は弁証法的に捉えよ
石川 良平
大学院生
亀山良太氏の投稿「東アジア共同体は『運動』であることに意義がある」(4月30日付558号)を興味深く拝読した。同氏の議論に触発されるかたちで、以下に筆者なりに「東アジア共同体」論議の戦略的価値について述べることにしたい。
「東アジア共同体」を論ずるにあたり、哲学者ヘーゲルを持ち出すのは唐突...
▶続きはこちら
2008-04-30 00:24
東アジア共同体は「運動」であることに意義がある
亀山 良太
自営業
私は「東アジア共同体は実現可能か」と問われれば、即座に「不可能」と答える。たとえば、通貨政策ひとつをとっても、成熟した日本経済と成長過程にある中国経済が、中央銀行をひとつにして、同じ通貨政策をとれるはずがない。紛争問題など不可能な理由は、いくらでもあげることができる。「FTA拡大などを足元からやれ...
▶続きはこちら
2008-04-29 19:21
東アジア共同体は最悪の結果をもたらす
國分 芳
無職
東アジア共同体は、現段階ではあまりにも時期尚早です。少なくとも150年はムリでしょうし、その後も必要かどうか、大変疑問です。(1)東アジア共同体が必要とされる理由は?(2)なぜ今のままではダメなのか?(3)今以上の状態になると、どういう理由で思うのか?(4)どのような形態で運用するのか?(5)文化...
▶続きはこちら
2008-04-28 19:47
欧州におけるアジア統合に対する関心
山下英次
EUIロベール・シューマン高等研究所 客員フェロー
私は、4月から半年間の予定で、イタリア・フィレンツエ郊外のフィエーゾレの丘の中腹にある欧州大学研究院(EUI: European University Institute)のロベール・シューマン高等研究所(RSCAS: Robert Schuman Centre for Advanced Stud...
▶続きはこちら
2008-04-24 20:24
福田首相は、G8サミットで東アジアの将来を語れ
河東哲夫
Japan-World Trends代表
半年ほど前は、「08年問題」という言葉が囁かれていた。2007年末から08年にかけては、世界中で重要な選挙が目白押しであるために、情勢が不安定化しかねないというのである。だが韓国大統領選挙、台湾総統選挙などいずれも、東アジアの国際関係を安定化させる方向で決着がついている。韓国の李大統領は、北朝鮮、...
▶続きはこちら
2008-04-22 19:47
織田・豊臣時代を目指そう!再論
細川大輔
大阪経済大学教授
2月20日付けで筆者が本欄「百家争鳴」に投稿した「織田・豊臣時代を目指そう」(505号)に若干の反響を頂いたので、さらに敷衍したい。戴いたコメントのひとつに、「織田・豊臣時代の日本の精神風土は他のアジア諸国のそれとよく似ていた」との筆者の言説について、それはどのように証明されるのか、というものがあ...
▶続きはこちら
«最初
«前
206
207
208
209
210
次»
最後»
総論稿数:4694本
東アジア共同体評議会