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2008-06-22 16:47
帝国とマルクス主義はアジア的でない
四条秀雄
不動産業
東アジア共同体構想のモデルとなっている欧州連合(EU)は、ローマ帝国・フランク王国・神聖ローマ帝国(第一帝国)・ドイツ帝国(第二帝国)・ナチス第三帝国という欧州亜大陸の帝国興亡史の中に位置づけられる存在でもあります。その一方の主役は、ゲルマン・ドイツ・カトリックであり、他方の主役は非ゲルマン・非ド...
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2008-06-21 23:38
日中のガス田共同開発合意のもつ歴史的意義
櫻田淳
東洋学園大学准教授
尖閣諸島沖で海上保安庁巡視艇と台湾漁船が接触した一件では、台湾政府から「開戦も辞さず」という声が上がるほどまでに、台湾における対日姿勢が硬化した。片や、東シナ海海洋権益摩擦に関連して、日中両国政府は、懸案となっていたガス田開発を共同で進める旨、合意した。古来、領土や資源は、人間の「豊かさへの渇望」...
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2008-06-20 05:53
着実に定着する「東アジア共同体」構想への関心
石垣泰司
東海大学法科大学院非常勤教授
数年前新鮮なコンセプトとして登場し、わが国でも論議が高まってきた「東アジア共同体」構想をめぐる関心、機運は、このところすっかり退潮したのではないか、と取り沙汰されるのを最近耳にすることがある。果たしてそうであろうか。確かにわが国では、「東アジア共同体」構想自体がメデイアで連日大きく騒がれる、ような...
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2008-06-19 22:01
小児病的平和主義の虚妄を暴く歴史的名著登場
入山映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
東京外国語大学の今井千尋さんから新著『国家建設における民軍関係:破綻国家再建の理論と実践をつなぐ』(国際書院)を送って頂いた。彼女自身が16章からなるアンソロジーの一章の筆者であり、その他の執筆者のうちにも何人か個人的に存じあげている方がいたこともあって、最初は「お付き合い」程度に読み始めた。しか...
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2008-06-19 11:14
日本はアジア文化の多様性保護に貢献を
安江則子
大学教授
久しぶりにパリを歩いた。UNESCOでの調査が目的であったが、変化も目に留まった。カフェ文化の国にもスターバックスは進出していた。日本やタイなど東洋の香辛料を使ったフレンチの人気も高い。お皿の中のグローバル化である。今世紀に入って採択されたUNESCOの「無形文化遺産保護条約」(2003年)や、「...
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2008-06-18 14:07
ジャン・モネの欧州統合論に学ぶ
近藤健彦
明星大学教授
この度、東アジア共同体評議会の有識者議員に加わった。そのこともあり、今後ときどき本欄に投稿させていただこうかと思っている。「東アジア共同体」論をめぐって、私に関心があるのは、ジャン・モネの欧州統合論と将来の東アジア通貨統合の可能性の2つである。プロボカティブに書いて、レベルの高い読者からのご批判を...
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2008-06-18 11:35
パリの回転寿司屋に思う
細川大輔
大阪経済大学教授
6月上旬、フランスへ行く機会があった。筆者にとってはほぼ20年ぶりの訪問である。まず驚いたのが、ユーロ高による円換算での物価の高さである。ホテルの宿泊料は、二つ星クラスでも出張規定金額の2倍は覚悟せねばならない。安宿の朝食も15ユーロ(約2700円)なので怖じ気づいてしまい、かつて通った一流レスト...
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2008-06-18 03:23
少し言わせてください
神田 弘樹
大学生
國分芳さんの荒唐無稽な大陸の歴史論「東アジア共同体は最悪の結果をもたらす」(4月29日投稿557号)はともかく、それへの反論のなかで述べられた零淑華さんのチベット問題に関する認識「根拠は何ですか?」(5月29日投稿577号)について、若輩者の意見ですが、少し述べさせていただきます。
「チッ...
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2008-06-16 16:53
台湾の政権交代と大統領(総統)制の特質
四条秀雄
不動産業
大江志伸氏は6月14日付けの本欄への投稿「台湾の政権交代と問われる『親台派』日本人の対応」のなかで、政権交代した台湾に対し「親台派」日本人の発想転換を求めておられますが、そもそも台湾における政権交代というものをどう考えるべきかについて、アジアにおける大統領(総統)制というものの意味を考える観点から...
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2008-06-14 10:27
台湾の政権交代と問われる「親台派」日本人の対応
大江志伸
江戸川大学教授・読売新聞論説委員会特約嘱託
対中融和路線を掲げる台湾の馬英九政権が5月20日、発足した。筆者は今年1月下旬の本欄への寄稿「台南の歴史に何を学ぶべきか」で、馬英九氏の総統選勝利を念頭に、「日本人は台湾について語る時『親日か反日か』の二元論で論じがちだが、複眼的な視点が必要だ」と力説した。新政権誕生で、二元論的な台湾観は変わると...
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2008-06-13 17:49
オーストラリアと東アジア共同体の関係を考える
成田弘成
桜花学園大学教授
オーストラリアの新首相ケビン・ラッド氏が、6月8日から日本を訪問中だが、日本での評判はどのようなものだろうか。彼は、マンネリ化したハワード前首相から昨年11月政権を勝ち取った後、京都議定書への批准、難民政策パシフィック・ソリューションの破棄、先住民への歴史的謝罪、南太平洋地域及びアジアへの外遊によ...
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2008-06-11 00:06
いまチベットで何が起こっているか
入山映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
岐阜女子大学南アジア研究センターの主催する「チベット問題と五輪の行方」というセミナーで、同センター長のぺマ・ギャルポ氏の話を聞く機会があった。同氏はチベット生まれの政治学者。ダライ・ラマの信任厚く、亡命法王庁のスポークスマンを務める人であると聞く。従って、同氏が講演の冒頭に自ら述べたとおり、チベッ...
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2008-06-09 08:23
外国人労働者支援は、日本人自身の利益
四条秀雄
不動産業
当たり前のことですが、開発途上国の人間が、先進国で労働すると賃金が高くなります。これは、先進国のインフラの上に乗ると、人間の価値が高まったと看做され、それに応じた賃金が支払われるからだと、私は考えます。現在、外国人労働者なり移民なりの受入れが問題となっていますが、この際に考慮しなくてはならないのは...
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2008-06-07 08:33
日中韓安全保障対話の可能性
武貞秀士
防衛省防衛研究所統括研究官
北東アジアでは、様々な多国間の対話,政策協議が行われてきた。金泳三政権のときの南北朝鮮と米国、中国の4カ国協議、金大中政権まで続いた日本、韓国、米国の政策調整の枠組み(TCOG)、2003年4月の中国、米国、北朝鮮の3者協議、同年8月に始まった北朝鮮核問題解決のための6か国協議、欧州の信頼醸成促進...
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2008-06-05 14:20
アフリカ支援は、日本式の借款中心で
愛知和男
衆議院議員
先日、わが国が主催するアフリカ開発会議、いわゆるTICADの第4回総会が横浜で開かれた。アフリカ諸国が依然として貧困から抜け出ることができないでいる。テロなどの温床になっているアフリカ諸国が貧困を克服して初めて世界の平和が達成されるといって過言ではない。したがって、日本としてどのような協力ができる...
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2008-06-05 00:08
「自衛隊機中国派遣」騒動の舞台裏を知りたい
大江志伸
江戸川大学教授・読売新聞論説委員会特約嘱託
中国・四川大地震の災害支援のため、日本政府が検討していた航空自衛隊C130輸送機の中国派遣が見送られた。実現すれば、旧日本軍に国土を蹂躙(じゅうりん)された中国に、自衛隊の部隊が初めて降り立つ「歴史的な一歩」となるはずだった。「中国で慎重論が出ていることも考慮し」(町村信孝官房長官)たことが、取り...
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2008-06-04 23:27
(連載)対ミャンマー国際人道支援の課題(2)
首藤もと子
筑波大学教授
その新憲法案には、政治構造の根幹においてスハルト体制を意識したと思われる点がある。実際、1950年代のビルマとインドネシアには、とくに議会制が挫折して軍が権力の中核となる過程で、共通点がある。しかし、次の4点で、今日のミャンマー軍政はスハルト体制とは決定的に異なる。
第1に、独立後のインド...
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2008-06-03 12:09
共同体意識とイデオロギーの超克
李 鋼哲
北陸大学教授
近年「東アジア共同体」議論が域内諸国で盛り上がっている。日本は数年前までは「東アジア共同体」論議がかつての「大東亜共栄圏」を連想させると言って、ほとんどタブー視されていたが、ここ数年間は賛否両論はあるものの、議論が急速に広まっている。否定的な論調のなかで代表的なのは、価値観論争であろう。つまり、価...
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2008-06-03 11:01
(連載)対ミャンマー国際人道支援の課題(1)
首藤もと子
筑波大学教授
国連事務総長とASEAN外相会議の努力により、ミャンマーに対する国際人道支援がとにかく開始されることになった。あまりに遅すぎ、あまりにも不十分であるが、しかし軍政が国際支援の受け入れに同意したことは、2つの点で重要である。一つは、この国際支援の試みが「人道的介入」や「保護する責任」のような一方的行...
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2008-06-03 09:49
不可解な日本国内の対北朝鮮融和の動き
鈴木馨祐
衆議院議員
北朝鮮をめぐって日本の政界の最近の動きが妙だ。経済制裁解除、国交正常化を目指す動きがあるという。拉致や核、ミサイルといった諸懸案が動かないから事態打開のためということのようだが、韓国がすでに失敗した太陽政策という好例があるにもかかわらず、同じ徹を踏もうというのだろうか。そもそも、核にしてもミサイル...
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