ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
2006-10-30 11:43
地域共同体と危機管理-対北朝鮮経済制裁問題に見る-
舛島 貞
大学助教授
10月24日付け「CEACコラム」に掲載された白石隆氏の論説「地域秩序 再考のとき」は、北朝鮮問題に対する韓国の姿勢を問い、またタイのクーデターからその民主主義のゆくえについて、日韓台などとは異なるものになるのではないか、と述べている。他方、この2点の問題提起の前提として、北朝鮮の昨今の動静につい...
▶続きはこちら
2006-10-28 02:06
言語に導かれた自然な外交を
四条秀雄
不動産業
イギリス外交の歴史や米国の最近のイラク戦争を見ても分かるように「海洋開放型国家は大陸に深入りしてはいけない」という経験則があります。米国もこのことは承知のはずで、なぜ鉄則を破ってイラク駐留を続けるのか、深い意図を訝しく思うところです。この経験則は日本の歴史を見ても分かります。白村江の戦いの前後も大...
▶続きはこちら
2006-10-27 16:34
3極会合の前提は強固な日米関係
大西 健
大学生
8月4日付け「CEACコラム」に掲載された白石隆氏のの論説「日米中3極会合を」について私見を述べさせていただきたいと思います。白石氏が述べるとおり、日米中の3極会合は今後の東アジアの安定のために、中国が一方的な行動をとらないよう、関与していく仕組みとして非常に有意義なものです。まず、日米中の3国関...
▶続きはこちら
2006-10-25 16:24
農民の苦悩を踏まえた農業改革論議を
長岡 昇
朝日新聞論説委員
10月18日付け「CEACコラム」に転載された伊藤元重氏の「農業にも構造改革の目を向けよ」を拝読した。「日本の農業は危機的な状況にある」という書き出しと「農業にこそ構造改革の目を向けなくてはいけない」という結語はその通りであり、ともに異論はない。だが、その内容に「説得力が足りない」と感じた。なぜな...
▶続きはこちら
2006-10-23 07:12
FTA推進には産業政策への目配りも必要
村上正泰
日本国際フォーラム主任研究員
アジア地域においては、市場主導による事実上の経済統合が進んできた。多国籍企業による貿易と直接投資が相互依存的に拡大するなか、域内で国境を越えた生産ネットワークが形成されている。こうした流れを制度的に一段と推し進める原動力として、FTA(自由貿易協定)に大きな期待が寄せられている。FTAの必要性は非...
▶続きはこちら
2006-10-20 05:24
安倍訪中時の「日中共同プレス発表第8項」を評価する
石垣泰司
東海大学法科大学院教授
今般の安倍総理の中国および韓国訪問は、私のように東アジア共同体をめぐるASEAN+3諸国有識者との論議に多少なりとも関与してきた者にとり、少なからず安堵させるものがあった。というのは、小泉政権末期におけるわが国と中韓両国の間の政治指導者の直接対話の欠如による日中、日韓間関係の冷え込みは、我々がAS...
▶続きはこちら
2006-10-18 13:01
「連携こそ力である」の実践を
進藤 榮一
筑波大学大学院名誉教授
このたび発足の「国際アジア共同体学会」を紹介させていただきます。私たち有志研究者は、2003年「アジア共同体研究会」を発足させて以来、20数回の月例勉強会を重ね、昨3月ソウル国際会議を開き、6月に『東アジア共同体を設計する』(拙共編、日本経済評論社)を発刊するまでに至りましたが、この度内外の要望に...
▶続きはこちら
2006-10-17 17:17
グローバリズムには「小さな政府」で対応できる
四条秀雄
不動産業
7月21日付けの上辻宏氏の投稿「不可逆的な東アジア地域統合の流れ」に再度反論したいと思います。グローバリズムが進むと、人・モノ・金・情報の移動量が増大します。それは、ある組織単位の経験する変動が、大きくなることを意味しています。任意の一国は、グローバリズムにどの程度の耐久力があるのでしょうか?戦前...
▶続きはこちら
2006-10-17 10:05
グローバルな問題群と地域統合の対応
舛島 貞
大学助教授
地球規模での政治を見ていく場合、地域で見ていく方法と、問題から見ていく方法がある。地域のほうは分かりやすいだろうが、問題については、環境、エネルギー、ジェンダー、食糧、海賊、災害、衛星、防疫、貧困、知的財産保護、テロ対策、平和構築、民主主義などといったことが想定されている。こういった諸問題は、地域...
▶続きはこちら
2006-10-13 12:54
なお抜本的改革が必要なIMF
山下 英次
大阪市立大学大学院教授
村上正泰さんの9月27日付け投稿「IMF改革とアジアの地位向上」に関連して、IMFについて若干発言します。
無論、IMFクウォータがより各加盟国の経済実態を反映したものになることは、前進であり、非常に好ましいことである。しかし、IMFの最大の問題点に焦点を当てた抜本的な改革が必要であること...
▶続きはこちら
2006-10-11 11:30
安倍総理の訪中を評価する
村上正泰
日本国際フォーラム主任研究員
この度の安倍総理の訪中は、1年半にもわたり日中首脳会談が開かれないという異常事態に終止符を打つことになった。折しも北朝鮮が核実験の実施を宣言し、実際、9日には訪中を終えた安倍総理が韓国に向かうというタイミングで核実験が実施されるという状況にあって、歴史認識や靖国問題はさておき、「戦略的互恵関係」の...
▶続きはこちら
2006-10-09 23:06
人的交流を通して「信頼関係」樹立を
岡本 由美子
同志社大学教授
最近、中国南京市の某大学経済学部で「国際経済」に関する講義をさせていただくという、大変貴重な機会に恵まれた。日本人ということを全く意識することなく、中国の学生とも先生方とも活発に対話・議論ができ、大変有意義な時間を過ごせたと感じている。また滞在中、中国に長らく駐在する日系企業の方と話をする機会も得...
▶続きはこちら
2006-10-06 10:16
アジアにとって「国家」とは何なのか?
河東 哲夫
早稲田大学客員教授
東アジア諸国の経済発展に伴って、政府も国民も自信を増大させ、それにつれてナショナリズムが高揚してきた。それを見て日本の内部でも、「国家」を強化すべきだとの意見が高まっている。だがその尻馬に乗る前に、「国家」とはそもそもどんなものなのかを良く考えておくべきだと思う。国家が強化されたあげくに無謀な戦争...
▶続きはこちら
2006-10-05 10:47
東アジア共同体のインプリケーション
滝田 賢治
中央大学教授
東アジア共同体をめぐる議論は、まさに「百家争鳴」的状況にある。東アジア共同体をどのようにイメージするか、どのように定義するかは後に触れるとして、北東アジアと東南アジアからなる東アジアにおいて、ここに住む人々の安全と福祉を少しでも強化する秩序を構築すべきであるという主張や政策、運動が強まれば強まるほ...
▶続きはこちら
2006-10-04 12:18
世界の混乱の原因は中国にある
四条秀雄
不動産業
日本の台頭は、一時は非常に恐れられたが
(1)日本が通貨高を受容すること(国内調整を受け入れるということ)
(2)日本が少子高齢化をすること
(3)日本が省エネ省資源に努めること
(4)日本が、国際協力に気前よく資金を出したこと
(5)日本人はほとんど移民をしなかったこと
(6)外国資...
▶続きはこちら
2006-10-02 17:48
機能重視の東アジア共同体論の再確認
舛島 貞
大学助教授
周知のとおり、東アジア共同体は、アイデンティティや意識、あるいは政治・安全保障面での共同体を目指したものというよりも、「機能」面に着目した共同体として想定されてきた。共同体論はとかくアジア意識や地域的な連帯に意識がむかいがちだが、いまあらためて、この機能面について確認し、考えねばなければならないだ...
▶続きはこちら
2006-09-29 11:07
連載投稿(2)東アジアのFTAは利用しやすい形で
木村 福成
慶應義塾大学教授
日本が対ASEAN諸国向けに並行して進めている二国間アプローチと多国間アプローチについても、混乱を招くのではないかとの懸念が内外から寄せられている。しかし、少なくとも原産地規則に関しては、一企業の立場からすれば、二国間FTAと多国間FTAが並行して締結されてもその都度便利な方を用いればよいのであっ...
▶続きはこちら
2006-09-28 13:52
連載投稿(1)東アジアでスパゲティ・ボウル現象は起こりうるか
木村福成
慶應義塾大学教授
東アジアのFTA網構築は、参加国間とりわけ日中韓のコーディネーションなしに、ばらばらに五月雨式に進んでいる。その点に着目する欧米の経済学者、政治学者たちは、「スパゲティ・ボウル現象」が東アジアで起きるのではないかとの懸念を表している。
FTAは、参加国の間で域外関税を共通化しないという点で...
▶続きはこちら
2006-09-27 07:47
IMF改革とアジアの地位向上
村上正泰
日本国際フォーラム主任研究員
先般、シンガポールで開催されたG7財務大臣・中央銀行総裁会議とそれに続く一連の国際会議において、IMF(国際通貨基金)のガバナンス構造の見直しが議論された。新聞報道によるとイギリスのゴードン・ブラウン大蔵大臣は「60年間で最大の改革」と評したそうであるが、加盟国のクォータ(出資割当額)とボイス(投...
▶続きはこちら
2006-09-26 09:34
中国はこれから国内が動揺し、反日になる
四条秀雄
不動産業
天安門事件後の天皇訪中でも見られたように、西側陣営でもっとも戦略的行動に乏しい日本に、旧共産圏陣営からの切り崩しの工作が集中するので注意した方がよい。"Making the Foreign Serve China" (Anne-Marie Brady) などを早く翻訳して欲しい。中国はこれから10...
▶続きはこちら
«最初
«前
226
227
228
229
230
次»
最後»
総論稿数:4661本
東アジア共同体評議会