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2006-12-01 18:44
「東アジア」FTAと「アジア太平洋」FTA
寺田 貴
早稲田大学アジア研究機構助教授
米国がAPECを使ったFTA(FTAAP)の提案を行い、域内で大きく報じられている。日本のメディアでも「黒船の来襲」などと形容し、各紙が大きな紙面を割いたが、台湾を含むAPEC内のFTAに対し中国が反発するのは必至で、その実現性に疑問を投げかける向きも多く、その意図は何なのか、現在も議論は続いてい...
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2006-11-30 19:30
連載投稿(2)試される東アジアのリージョナル・ガバナンス
舛島 貞
大学助教授
鳥インフルエンザについては緊急性が高かったので、第1回東アジア・サミット(EAS)が開催されたクアラルンプールで直ちに「鳥インフルエンザ宣言」が採択されたが、今回の海賊問題はそれに続く案件であった。しかし、結局、中国など3国が参加しないものとなった。原因としては、海賊情報センターがシンガポールにお...
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2006-11-29 17:35
連載投稿(1)疑問符を投げかけられたアジア海賊取締体制
舛島 貞
大学助教授
「アジアにおける海賊行為及び船舶に対する武装強盗との戦いに関する地域協力協定」(「アジア海賊対策地域協力協定」、ReCAPP)が本年9月4日に発効した。参加国はアセアン+3を中心にバングラディシュも加わり、11カ国となっている。この協定は、「海賊に関する情報共有体制と各国協力網の構築を通じて海上保...
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2006-11-27 18:38
「実感」に即した国際関係を
河東 哲夫
Japan-World Trends代表
自分の家は東京の郊外にあって、周りには畑や神社や寺が点在している。ある日、そのうちの一つ、名も知れぬ小さな神社を犬を連れて通りかかると、境内から掛け声が聞こえる。見ると20人ほどの年長の方々が集まって、なにやら体操をしておられる。その動きは、どこか普通の体操とは違う。そこで自分ははっとした。まさか...
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2006-11-24 10:37
連載投稿(3)日本からアジア地域統合の功労者を輩出せよ
山下 英次
大阪市立大学大学院教授
「岡倉天心アジア大賞」が創設されたとした場合の第3番目の受賞者は、金大中元韓国大統領である。同氏は、「ASEAN+3」13カ国の民間有識者によって構成される「東アジア・ヴィジョン・グループ(EAVG)」と政府代表によって構成される「東アジア・スタディ・グループ(EASG)」の生みの親である。
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2006-11-23 12:54
米国人と中国人
四条秀雄
不動産業
米国と中国は世界で最もよく似た民族です。それは、両国が歴史的に最も諸民族の混交混住を経てきた経験と、その歴史が言語にもたらした変容に共通性があるからです。英語と中国語は地球の別々の場所で変容してきたにも関わらず構造がとても良く似ていて、両国民の感情表現の様式は非常に似通っています。発想も良く似てい...
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2006-11-22 20:43
APEC・FTAの実現可能性
木村 福成
慶應義塾大学経済学部教授
今月(2006年11月)のハノイAPECにおいてアメリカが検討を提案したAPEC・FTA(FTAAP)は、大きな波紋を呼んでいる。この問題は、APECの本来の理念との整合性、東アジア統合の動きとアメリカとの関係、WTOドーハ・ラウンドやEUとのリンク、アメリカの中間選挙結果の影響、来年7月に失効す...
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2006-11-20 06:22
アジアの通貨制度を考える
村上正泰
日本国際フォーラム主任研究員
ノーベル賞経済学者のミルトン・フリードマンが11月16日に亡くなった。彼はマネタリズムの中心的人物として知られるが、通貨制度についても”The Case for Flexible Exchange Rates”という論文を書き、その後の通貨制度に関する議論に大きな影響を及ぼした。この論文の中でフリ...
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2006-11-18 14:59
連載投稿(2)当面はFTA・EPAから共同体構築を
鈴木 馨祐
衆議院議員
複数国リード型の共同体を考えるとき、EUがなぜここまでの共同体となったのかは非常に良い題材である。EUの地域は歴史を遡ればローマ帝国という共通の祖にたどり着くのであって、現在のように多くの国、大国が並立するようになったのは、あくまでもその後である。このことが意味することは非常に大きいのではないだろ...
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2006-11-17 16:36
連載投稿(1)超えられないハードル:東アジア共同体、どこまで可能か?
鈴木 馨祐
衆議院議員
東アジア共同体についての議論が非常に盛んである。確かに少子高齢化が進行し、国内マーケットの縮小が懸念される昨今の日本において、更なる成長や繁栄を続けていくためには、躍進し続け、人口も増加し続けるアジアのマーケットを常に念頭に置かざるを得ない。中流階級が誕生し、人口の一部とはいえ高い消費が見込まれる...
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2006-11-17 11:01
二つの国際化と二つの外交
四条秀雄
不動産業
国際化というと、アングロ・サクソン諸国の主導するグローバリゼーションが思い起こされますが、海の交通が活発でなかった昔の時代には、陸の交通を通じた国際化が主流でした。人種のるつぼというとアメリカのニューヨークや欧州のロンドンやパリなどの諸都市が思い浮かびますが、これらは新しい時代の国際化が生み出した...
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2006-11-15 09:52
中国の新たな外交方式-フォーラム(論壇)外交-
舛島 貞
大学助教授
中華人民共和国の外交方式として、かつて最も重視されたものの一つに「友好(人士)外交」があった。昨今は、中聯部の復権などがあるにしても、友好外交が以前ほどの重要性をもつことはない。「対外工作」のあり方も随分とかわってきた。対外工作、あるいは外交方式として最近急浮上したのが、フォーラム外交である。11...
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2006-11-13 09:44
連載投稿(2)「岡倉天心アジア大賞」の栄誉は地域統合の先駆者へ
山下 英次
大阪市立大学大学院教授
「岡倉天心アジア大賞」が創設されたとすれば、第1回目の受賞の栄誉は、マハティール元マレーシア首相に与えられるべきである。1990年12月、「東アジア経済グループ」(EAEG)構想を提唱した彼こそ、昨今、動き出したアジア地域統合の先駆者に他ならない。
日本が、アメリカに配慮してEAEG構想に...
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2006-11-10 09:42
中国外交は21世紀東アジアのビスマルク外交か
滝田 賢治
中央大学教授
11月初旬、2年ぶりに訪れた北京では「友誼・和平・合作・発展」のスローガンがあちこちに溢れていた。連携強化を目指す中国・アフリカ首脳会議に向けたものであることは言うまでもない。確かに建国間もない1950年代以降、中国政府は多くの分野でアフリカ重視の姿勢を示してきており、2005年段階での対外援助額...
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2006-11-09 15:10
東アジア共同体形成の鍵を握る理想の共有
市村 真一
国際東アジア研究センター名誉顧問
東アジア共同体の形成のためには、理想の共有による多様な文明の融和が必要である。そしてアジアの多種多様な宗教の融和は、互いの宗教の根本理想の共通に目覚めることで実現する。中華文明の理想、インド文明の理想の共通点はないか。あるとすれば、それは何か。そこに着目して「東洋の理想」を語ったのが岡倉天心であっ...
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2006-11-09 04:47
中国の対アフリカ外交から反省点を考える
石垣泰司
東海大学法科大学院教授
11月4-5日中国が国交のあるアフリカ48ヶ国元首首脳を北京に招いて開催した催しは、世界の注目を集めた一大ショウであった。これを、日本政府が1993年からアフリカ諸国首脳を東京に呼んで開催しているTICAD(アフリカ開発会議)の単なる模倣であり、日本より遅れて今になってやっと開いたまで、といって...
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2006-11-08 10:43
APECは何の役に立っているか
山澤 逸平
国際大学学長
今年もAPEC会議の季節となった。来週初めにベトナムのハノイで、一連の準備会合が始まり、11月16-17日に閣僚会議、18-19日には首脳会議が開催される。首脳会議には安倍新首相とともに、ブッシュ大統領、胡錦濤主席、プーチン大統領等、アジア太平洋の21カ国の首脳が参加する。新聞の一面を首脳達が勢揃...
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2006-11-06 06:40
中国のためにも必要な人民元改革
村上正泰
日本国際フォーラム主任研究員
私は、9月11日付けの投稿「人民元改革とアジア経済」において、アジアにおける安定的な通貨体制の構築という観点から、人民元改革の必要性を指摘したが、一国の為替制度はまず何よりも当該国の立場から考えなければならない。今回は、更なる人民元の柔軟化が中国自身にとっても必要であることを指摘したい。
...
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2006-11-04 11:43
連載投稿(1)「岡倉天心アジア大賞」の創設を提案する
山下 英次
大阪市立大学大学院教授
残念ながら、日本は、これまでアジア地域統合に関する取組み姿勢において、他のアジア諸国を失望させてきた。今後、日本は、他のアジア諸国から見直されるように、積極的な姿勢に転換していかなければならない。その象徴的なものとして、日本政府が、「岡倉天心アジア大賞」を創設し、アジア地域統合の進展に際立った貢献...
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2006-11-01 20:05
アジア版CSCE樹立をめざすべき
河東 哲夫
Japan-World Trends代表
北朝鮮の核実験を境に、東アジアにおけるパワー・バランスに変化、と言うのが言いすぎならば、動意が見られる。そのきっかけは、これまではロシアと組んでアメリカに過度に干渉されることを防いできた中国が、北朝鮮の問題では中国銀行の北朝鮮口座を凍結したあたりからアメリカへの協力姿勢を強めてきたことにある。中国...
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