国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百家争鳴」
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2012-09-14 08:30

TPPとRCEPを二者択一の関係にしてはならない

高峰 康修  日本国際フォーラム客員主任研究員
 TPP(環太平洋経済連携協定)について、かねてから、2012年内の交渉妥結という当初の目標は達成が困難なのではないかとの指摘があったが、その通りになった。米豪など9か国のTPP交渉参加国は、9日に公表した閣僚報告書において、年内に出来る限り多くの分野の交渉を終える、として、年内の交渉妥結を事実上断...▶続きはこちら
2012-09-13 06:52

“長老”の石原「高値疲れ」、“地方”の石破「強気配」

杉浦 正章  政治評論家
 安倍晋三が9月12日立候補して自民党総裁選挙の構図が固まった。5人が混戦の形で、14日告示、26日投開票にむけてデッドヒートを繰り広げる。行方は混沌としているが、だからと言って予測をサボるわけにはいくまい。方向は「爺殺し」 に成功した石原伸晃と地方票に強い石破茂の決戦となりそうだ。両者とも党員を含...▶続きはこちら
2012-09-12 08:47

大統領選でオバマを助ける米国の好調な武器輸出

川上 高司  拓殖大学教授
 民主党大会が開催され、オバマ大統領が正式に2012年の民主党大統領候補に指名された。すでに共和党ではロムニーが大統領候補として指名されており、支持率だけに着目すれば、ほとんど差がないほどの接戦となっている。アメリカ政治サイトRCPによれば、9月6日現在では支持率がオバマとロムニーともに46.8%と...▶続きはこちら
2012-09-10 06:51

野田は売国の「原発ゼロ」路線を取るな

杉浦 正章  政治
 出来ないマニフェストで国民をだました民主党政権が、再び出来もしない「原発ゼロ」を掲げて、総選挙に臨もうとしている。今週政府がまとめる新エネルギー政策で「原発ゼロ」に言及した方針を決定するというのだ。これで選挙大敗の流れを覆せると思っているとしたら、あまりにも浅はかな政治判断であろう。選挙対策で国益...▶続きはこちら
2012-09-09 10:23

看過できない民主党の「原発ゼロ」提言

高峰 康修  日本国際フォーラム客員主任研究員
 民主党のエネルギー環境調査会が、「2030年代に原発稼働をゼロとするよう、あらゆる政策資源を投入する」ことを謳った政策提言をまとめた。これは到底看過できない無責任な提言である。当初は、期限を明示しない形で「原発ゼロ」の目標を掲げるという内容だったが、反原発派のゴリ押しで「2030年代」との文言が入...▶続きはこちら
2012-09-09 07:09

(連載)「東アジア共同体」への私見(2)

袴田 茂樹  新潟県立大学教授
 「東アジア共同体論」に関して私が抱いた最大の疑問点は、国家主権に関するものである。それが単なる東アジア諸国の協力機構とか経済協力体ではなく、「共同体」と言う以上、国家主権の重要部分を上部の機関に委譲する(結果としてヒト、カネ、モノの域内での自由な移動が実現する)のでなければ意味がない。ポイントは、...▶続きはこちら
2012-09-08 08:32

(連載)「東アジア共同体」への私見(1)

袴田 茂樹  新潟県立大学教授
 ロシア専門家として、「東アジア共同体」研究プロジェクト誘われたが、これにいかに取り組むか悩んだ。ロシアやカザフスタンなどの「関税同盟」やプーチンが提唱した「ユーラシア同盟」のように、旧ソ連諸国を経済的、政治的に統合しようとする動きもある。そのような動きを、欧州統合や東アジア共同体の動きと比較するこ...▶続きはこちら
2012-09-07 01:45

(連載)「主権国家としてのオーラ」を欠いた日本(2)

袴田 茂樹  新潟県立大学教授
 もし日本が、例えばこの7月メドベージェフの再訪問に対して、主権国家として当然の態度を示していたなら、つまり予定されていた日露外相会談を中止するなど、抗議の意思を単なる言葉でなく行動で示していたなら、李明博大統領の竹島訪問はあり得なかった。一昨年9月の尖閣事件についても、ビデオをすぐ公開し拘留した船...▶続きはこちら
2012-09-06 20:27

(連載)「主権国家としてのオーラ」を欠いた日本(1)

袴田 茂樹  新潟県立大学教授
 日本とロシア、韓国、中国との間で、領土問題などに関する緊張が続いている。7月3日にメドベージェフ首相が北方領土を再び訪問して日本への挑発的、侮辱的な言葉を述べ8月10日には韓国の李明博大統領が大統領として初めて竹島に上陸した。その後、国際儀礼を完全に逸脱する形で、天皇陛下への暴言まで吐いた。さらに...▶続きはこちら
2012-09-06 08:00

牛肉の輸入制限は、緩和ではなく直ちに撤廃せよ

高峰 康修  日本国際フォーラム客員主任研究員
 内閣府食品安全委員会の専門調査会が、BSE感染を理由とする米国産牛肉の輸入制限を現在の「月齢20か月以下」から「同30か月以下」に緩和するという、国の食品健康影響評価の原案を了承した。原案は、米国産牛肉の輸入制限を月齢30か月以下に緩和するリスクは非常に小さく、あったとしても健康への影響は無視でき...▶続きはこちら
2012-09-06 01:41

中国の新型大陸間弾道ミサイルの衝撃

鈴木 馨祐  前衆議院議員
 尖閣、竹島の問題に注目が集まる中、それ以上に我が国の安全保障に影響を与える情報についての報道が先々週ありました。かなり小さな扱いだったので、あまり注目はされませんでしたが、かなりショッキングな情報だったのも事実です。それは中国が新型の大陸間弾道ミサイルの発射実験を行ったというもの。DF41と称され...▶続きはこちら
2012-09-05 06:54

「谷垣つぶし」で民・自・公路線に暗雲

杉浦 正章  政治評論家
 長老による「谷垣つぶし」が進み、維新の会の国政進出が確実となっている中で、消費増税を契機に実現した「民・自・公路線」が風前の灯となっている。同路線は、首相・野田佳彦、自民党総裁・谷垣禎一、公明党代表・山口那津男が実現させたものだが、「消費税成立と解散実現、選挙後の協力」が密約の形で進行する事を前提...▶続きはこちら
2012-09-04 09:45

日韓両国に冷静な対応を求める

加藤 朗  桜美林大学教授
 日本と 韓国との間で親書の受け取りを巡って、外交問題に発展している。いや、正確には外交問題が親書の受け取り問題に反映されているにすぎない。親書の受け取り問題が最終的に戦争の引き金になったことがある。それは1991年1月にジュネーヴで開催されたベーカー米国務長官とアジズイラク外務大臣との湾岸危機の最...▶続きはこちら
2012-08-31 06:43

維新になびく“ネズミ派”と“かこつ派”

杉浦 正章  政治評論家
 「国会議員の維新合流が加速」と政界に緊張が走っているが、果たしてどれほどのものだろうか。維新新党参加がささやかれる議員らを分析すると、一番“いい玉”が元首相・安倍晋三で目立つが、本人は慌てて否定している。何のことはない、維新に接近しているのは、ほとんど名も知れぬ「沈没船逃走ネズミ派」とやや知名度の...▶続きはこちら
2012-08-31 01:19

(連載)海上保安庁の「ビデオ公開」を嗤う(3)

鹿又 勝己  会社員
 そうでなかったとすれば、それは「けが人を出さないという政府方針を絶対遵守せよ」と、組織上層部から現場に下命されていたからに他ならない。日経の記事は公開されたビデオについてこうも書いている。「抗議船の活動家の肉声や接舷した巡視船をすり抜けた場面なども映っていなかった。同庁の奥島高弘領海警備対策官は「...▶続きはこちら
2012-08-30 07:24

尖閣問題で中国は当面強く出られない

高峰 康修  日本国際フォーラム客員主任研究員
 8月15日に香港の活動家が尖閣に不法上陸して国外退去処分となり、一方日本側は、地方議員が国の不許可を無視して上陸を強行した。その結果、中国では反日デモが散発し、丹羽宇一郎駐中国大使が乗車している公用車が襲撃され、日本国旗が奪われるという事件も起こった。大使の公用車襲撃などは、外交関係に関するウィー...▶続きはこちら
2012-08-30 07:22

(連載)海上保安庁の「ビデオ公開」を嗤う(2)

鹿又 勝己  会社員
 現在、いやいつの時代でも、領土・領海問題について最も肝腎なものは、広く、そして一瞬でも早く、国際社会に自国の主張の正当性を訴え、認知させる点にある。が、海上保安庁は、この点にもまったく無自覚なようだ。百歩譲ってみよう。「それは外務省の仕事だ」と考えているのかもしれない。確かに、他の「共同体」の縄張...▶続きはこちら
2012-08-29 07:48

(連載)海上保安庁の「ビデオ公開」を嗤う(1)

鹿又 勝己  会社員
 海上保安庁が8月15日に発生した香港人活動家の領海侵犯・不法上陸の模様を撮影したビデオをようやく8月27日になって公開した。8月28日付日本経済新聞の記事はこの公開について、「・・・上陸を阻止しようとする巡視船に活動家が激しく抵抗する様子など、生々しい攻防が浮き彫りになった。しかし、・・・すでに事...▶続きはこちら
2012-08-28 06:58

自民も悪いが民主の方が10倍悪い

杉浦 正章  政治評論家
 どっちも悪いが、民主党の方が悪質度において10倍悪い。この機に乗じて「定数半減」などと主張する荒唐無稽な大阪のあんちゃんは根性が卑しい。選挙制度という政党の生死にかかわるる問題で、政権与党が採決を単独で強行するなどという無謀な対応は戦後例がない。幹事長・輿石東は、まるで関東軍のように独断で突っ走り...▶続きはこちら
2012-08-27 10:54

アーミテージ・ナイ報告で野田政権は目を覚ませるか

高畑 昭男  ジャーナリスト
 「日本には、米国とともに世界の一流国家同士の同盟を盛り立てていく気概があるのか?」。アーミテージ元米国務副長官ら超党派の知日派がまとめたアーミテージ・ナイ報告(8月15日)が日本に最も強く問うたメッセージは、この点につきるのではないか。

 報告の序文は、いきなり「日米の同盟関係は『漂流の時』...▶続きはこちら
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総論稿数:4731本
東アジア共同体評議会