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2010-02-05 13:13
偏狭な民族主義から距離を置こう
浦木赳治
大学生
2月4日に、日中双方の研究者が参加した「日中共同歴史研究」の結果が発表された。東アジアの歴史問題は、貴評議会が主要研究テーマとする東アジア共同体構築に深く関わる問題の1つと考えるので,今回の歴史研究に至る日中韓における諍いについて、個人的に感じ、あるいは考えた事を投稿させて頂きたいと思う。日本が周...
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2010-02-05 06:10
米国の新アジア太平洋政策の注目すべき5点
石垣 泰司
アジアアフリカ法律諮問委員会委員
鳩山政権の対東アジア政策が総理の施政方針演説および外相の外交演説の中でどのように具体的な形で語られるかに関心があったが、特に突っ込んだ新たな考えが示されることはなかった。他方、米国については、ブッシュ政権時代には、東アジアの地域的協力の推進の動きに対しては、APEC関係を除き、殆ど関心が示される...
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2010-02-03 07:43
「小沢不起訴」でも、政治責任は問われる
杉浦 正章
政治評論家
どうも首相・鳩山由紀夫の小沢擁護の口調が2月2日、「当然参院選を仕切ってもらう」と断定的になって来たから、臭いと思っていたが、捜査当局または小沢からの「不起訴」情報があったのだろう。3日付朝日、毎日両紙が「小沢氏不起訴の方向」とトップで報じている。本当にそうなら衝撃的なニュースだ。秘書の拘留期限を...
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2010-02-02 10:35
中国のバブル経済の日本にとっての意味
岡崎研究所
シンクタンク
『エコノミスト』誌1月9~15日号が、中国経済のバブルを論じ、その中で日本のバブルとの比較を試みています。それによると、「中国のバブルと日本のそれとの間には、一見して類似したところもあるが、中国の不動産投資は、日本のような土地を担保とする融資中心ではない上に、中国はまだまだインフラ投資を必要として...
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2010-01-31 08:15
失笑を買った鳩山首相の施政方針演説
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
オバマ大統領(1月27日)と鳩山首相(29日)の施政方針演説を、短期間の間に両方聞くことが出来た。両者の演説の内容と質の比較は、この際控えることにする。オバマ大統領は希有の演説の名手であり、彼がこれまでに行なった演説の数々は、彼を無名の一議員から大統領にしたし、一人のアメリカ大統領から、非核世界に...
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2010-01-29 07:45
ささやかれる4つの「か」:鳩山政権
杉浦正章
政治評論家
永田町で「辺野古か、普天間か、県外か」に加えて「5月退陣か」の4つの「か」がささやかれている。首相・鳩山由紀夫自身は普天間基地移転先を「5月末までに覚悟を持って決める」と退路を断つ発言をしたが、だれも鳩山にそのリーダーシップがあるとは思っていない。発言が空虚に響くだけだ。通常国会冒頭の国会論議で浮...
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2010-01-27 21:17
20年前に逆戻りした沖縄の基地問題
花岡 信昭
拓殖大学大学院教授
名護市長選の結果は、稲嶺進17,950票、島袋吉和16,362票。得票率は52.3%対47.7%。投票率76.96%。だからいわんこっちゃない、といまさら吠えてみてもはじまらないか。名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸への普天間基地移設は、反対派市長の誕生で、完全に白紙になってしまった。というより...
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2010-01-26 07:45
普天間糊塗策に欺瞞の構図
杉浦 正章
政治評論家
散々「県民の民意重視」と煽っておきながら、普天間移転反対派が市長選挙に勝つと水をかける。これをマッチポンプ政治という。首相・鳩山由紀夫と官房長官・平野博文が口裏を合わせたように普天間移転の「現行案排除せず」を表明したことほど、国民を愚弄(ぐろう)する論理はない。名護市長選の結果は紛れもなく普天間移...
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2010-01-24 19:07
鳩山政権の対北朝鮮政策
吉田 重信
中国研究家
鳩山政権は、北朝鮮との接触を開始した気配があり、北朝鮮からの鳩山訪朝歓迎とのシグナルを待っているようだ。ところが、先日岡田外務大臣が訪米し発表した日米同盟五十周年記念の共同声明において、今後の対北朝鮮政策について日米協議する旨合意してしまった。
これは、せっかく始めた民主党による対北朝鮮政...
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2010-01-21 16:41
いわゆる日中米「三角形」論について
吉田 重信
中国研究家
日中米「三角形」論が盛んに唱えられている。しかし、主張の内容は論者によって違う。「正三角」でなければならないと説く論者も、それでは具体的にどう実現するか、という点になると定見がない。この点は、現在の民主党政権でも、これを補佐する外務省においても同じである。『文明の衝突』を書いたハンティントン教授に...
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2010-01-21 07:37
言論規制は“小沢全体主義”の萌芽
杉浦 正章
政治評論家
民主党政権の“小沢擁護”は、検察当局への圧力に加えて言論規制ともいえる言動に発展し始めた。テレビ報道で所管閣僚が憲法で禁ずる“検閲”的発言をすれば、党内は組織的に検察への圧力をかけ続ける。言論出版妨害事件で世論の袋だたきにあった公明党の未熟さをほうふつとさせる。またウオーターゲート事件で政権の内部...
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2010-01-21 01:38
「小沢騒ぎ」で明らかになった民主党の問題点
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
本態性言語軽薄症と無神経傲慢無礼症が与党の骨格をなしている。ということが国民の前に明らかになってしまったのが問題の所在だ。前原氏や仙谷氏がやや遅きに失した感はあるものの、批判めいたコメントをしたのはわずかの救いではあるが、それとても小沢恐るべしに怯える大多数の前にはほとんど無力なようだ。国民の選良...
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2010-01-18 09:50
検察と全面対決した政権はない
花岡 信昭
拓殖大学大学院教授
首相と政権党の幹事長といえば、国家の2大政治リーダーだ。その2人が検察と戦う、つまりは全面対決していくことで一致したのだという。これまで、ロッキード、リクルート、東京佐川急便などなど、政治とカネをめぐる多くのスキャンダルに遭遇してきた。実際に現場で取材してきたころをなつかしく思い出す。
し...
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2010-01-18 07:34
鳩山・小沢“抱き合い心中”の構図
杉浦 正章
政治評論家
言語道断の「どうぞ戦ってください」の鳩山発言で、「民主党政権」対「検察・世論・野党共闘」激突の構図が明確になった。鳩山政権は首相と幹事長が一蓮托生のままダッチロールの状態に入った。首相・鳩山由紀夫は幹事長・小沢一郎の逮捕・起訴・辞任のいずれのケースでも退陣を迫られる。まさに“抱き合い心中”の流れが...
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2010-01-16 10:40
(連載)メドベージェフ大統領のロシア批判の意味(3)
袴田 茂樹
青山学院大学教授
私はこれら2つの見解にそれぞれ真実が含まれていることを認めながらも、第三の見解を述べたい。2009年秋にメドベージェフが過激とも言える体制批判の言葉を発しているのは、2009年春以後の国際エネルギー価格の動きと、またそれに関連したロシア国内の雰囲気の変化と密接に関係している。つまり、国際的なエネル...
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2010-01-15 22:02
(連載)メドベージェフ大統領のロシア批判の意味(2)
袴田 茂樹
青山学院大学教授
プーチン時代のロシア経済を概観し、その特徴と問題点を考察するのが本稿の目的であるが、その前に、2009年秋の時点におけるメドベージェフのこの厳しい批判的発言の意味と背景を考えてみたい。「ロシアよ、前進せよ!」が発表されたとき、内容的にプーチン時代をもかなりストレートに批判しているメドベージェフの言...
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2010-01-14 21:29
(連載)メドベージェフ大統領のロシア批判の意味(1)
袴田 茂樹
青山学院大学教授
2009年11月12日、メドベージェフ大統領は年次教書でロシア経済の現状をたいへん厳しく批判した。その率直な批判の口調は、9月10日に大統領がインターネットに発表して内外の専門家を驚かせた論文「ロシアよ、前進せよ!」に近いものだ。この論文の口調は、反体制知識人のものと間違えるほどで、ロシア国内でも...
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2010-01-13 07:57
外国人参政権法案で民主党内はばらばら
杉浦 正章
政治評論家
国論を2分することが分かりきっている外国人参政権法案の国会提出を、民主党幹事長・小沢一郎が自らの主導で決めたのはなぜか。各紙が指摘しているような選挙対策か、公明党を自民党から切り離すためなのか。いずれの要素も含まれないわけではないが、これらの読みは皮相的で、大きな読みを外している。最大の動機は、自...
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2010-01-09 13:16
対GDP比180%の国家債務をどうするのか?
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
日本の国家債務額を対GDP比で見れば、ジンバブエに次いで世界第2位のひどさだとCIA(どうしてCIAなのかは詳らかにしないが)が発表した。先刻ご承知の180%ではあるが、ダモクレスの剣だとは誰も思わないようで、「へえ、そうかい」みたいな感じだ。そうでもなければ、あんな超能天気な予算は組めない筈だし...
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2010-01-08 05:50
年頭に感じられる「東アジア共通市場」化への力強い動き
石垣 泰司
アジアアフリカ法律諮問委員会委員
東アジア共同体構想に関しては、本年も様々な論議が行われると思われるが、本構想はあくまで長期的目標であり、これに向けて1、2年で急展開がありうると予想している人は極めて少数であろう。しかし、他方、この地域の経済の実体面は、明らかに域内の統合の方向に向けて着実な動きを示しているようだ。
その第...
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東アジア共同体評議会