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2008-12-01 19:52
アジア共通通貨単位構想について
近藤 健彦
明星大学教授
11月5日付け本欄で、近々ジャン・モネの『回想録』の日本語全訳が出版されるはこびであることは記述した。モネの『回想録』には、私の関心事の通貨統合の記述は殆どない。僅かに彼が欧州石炭鉄鋼共同体の初代委員長を辞してから作ったNGO「欧州合衆国行動委員会」に、時のトリフィンらの国際通貨学者が自説を売り込...
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2008-11-30 15:24
3番目の危機でアジア統合は大きく進展する
山下 英次
大阪市立大学大学院教授
11月26日付け本欄で、村瀬哲司教授が麻生総理の「ドル体制を維持すべし」との意見表明について、大局を誤ったものだと述べておられるが、私も全く同感である。今次危機によってドル体制は揺らぐであろうし、また日本としても、むしろ基軸通貨体制の多極化促進に向けて行動すべきときに来ている。また、依然として、ア...
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2008-11-29 21:22
在日ミャンマー人不正規滞在者への恩赦
四条秀雄
不動産業
日本がミャンマーに対して政治的圧力を加えることは、間接的にASEANの結束強化を助けて、アジアが大国覇権主義の草刈場になるのを防ぐ手段となります。報道によると、来年あたりからタイ国内の難民キャンプから少数ながら第三国定住という形でミャンマー難民を受け入れるとのことです。日本は従来ミャンマー問題に対...
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2008-11-29 13:00
御用学者ですらないひとたち
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
米国の国家情報会議(NIC)がCIAの建物の中にあるのは、ご存知の方も多いと思う。そのNICは、「何年後の世界」みたいな内容の刊行物がウリの一つで、先週(11月20日)には、「2025年の予測」を公開した(「Global Trends 2025: A Transformed World」) 。ロシ...
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2008-11-28 12:40
国籍法改正は政治の知性の欠如
花岡 信昭
ジャーナリスト
だれもその意味合いを理解していない法律改正が実現しようとしている。国籍法改正だ。わずか4日の審議で衆院を通過、野党多数の参院で成立することになる。民主党にとっては、審議拒否ばかりではないというアリバイ工作に使われた。秋葉原事件で問題化したダガーナイフの所持規制とともに、全会一致で衆院を通った。法務...
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2008-11-27 10:33
これでは共産主義国の軍隊と同じにならないか?
佐藤 守
元航空自衛官
11月15日の産経新聞によれば、田母神論文問題について、政府は14日の閣議で「空幕長の職務として行ったものではなく、私人として行ったもの」であり、「今回の投稿が『政治の方向に悪い影響を与える意図で特定の政策を主張する』などの政治目的に当たることはなく、自衛隊法で制限されている政治的行為にも該当しな...
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2008-11-26 15:40
世界金融危機の深層原因にどう対応するか
村瀬 哲司
龍谷大学教授
米国サブプライム問題に端を発した世界金融危機は、実体経済に深刻な影響を与えつつ、なお回復への見通しがないままでいる。すでに多くの論者が今次金融危機の原因を論じているが、私は原因を表層、深層、深深層に三分類できると考える。表層の原因は、米欧金融規制の不備と金融工学への過信である。深層の原因は、節度を...
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2008-11-24 11:44
レトリックを知ってこそ政治家
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
今年1月、当時国務大臣をお務めになっていた大田弘子さんの国会答弁にいたく感動してエールを送ったことがある。歯切れよく「日本の経済は一流ではなくなっている。その元凶は守旧派であり、構造改革の遅れだ」と、まあそんな要旨だった。ところがその直後に、竹中平蔵氏(一部メディアでは、大田氏は彼のエピゴーネンに...
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2008-11-22 10:47
日本の美意識と現代文明
四条秀雄
不動産業
かつての日本は、文明の中心である欧州から見て、地球の反対側に存在した閉ざされた文化でした。そのため江戸の美というのは、他のどこにも見られない特異な現象でした。そして、西洋人から絶賛を浴びながらも、文明の波に洗われて、惜しまれながら消え去っていきました。江戸期に完成した日本の美とは何なのでしょうか?...
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2008-11-21 10:49
(連載)民主党は得点を稼いだのか(2)
花岡 信昭
ジャーナリスト
テレビ中継が十分に行われないことが事前に分かっていたら、国会記者会館か参院委員会室に出向いたのだが、その時点では、もう間に合わなかった。ともあれ、参考人聴取のポイントは、以下の産経イザニュース(デジタルニュース)の詳報項目でほぼ分かる。
(1)「後世の歴史の検証に耐えうる質疑を」委員長冒頭発...
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2008-11-20 20:01
(連載)民主党は得点を稼いだのか(1)
花岡 信昭
ジャーナリスト
田母神俊雄・前空幕長の参院招致は、結果として田母神氏の一貫した姿勢が浮き彫りにされたことで終わった。民主党はあれほどいきまいた割には、いったい何を引き出したのか、どうも定かではない。勝負あった、というのもおかしいが、どうも民主党にはマイナスになったような気がする。文民統制のあり方をとことん追求する...
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2008-11-18 12:11
官僚制度改革の難しさ
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
政治学、行政学の専門家であり、その分野で多数の著述をもつ本田弘日本大学名誉教授は、官僚主義の特徴を「先例踏襲、繁文縟礼、瑣末主義、事大主義、責任回避、尊大横柄」と喝破しているが、これを単なるお役人に対する悪口雑言と読むのではことの本質が見えてこない。古今東西を問わず、役人というのは、税金を取り立て...
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2008-11-17 12:34
旧制高等学校が果たした歴史的役割
四条秀雄
不動産業
旧制高等学校は、外国語学校として出発しました。明治の中期、大学には非常な高給で雇った外国人教授が席を占め、その講義を受けるための条件を整えるために、大学の予科として旧制高校は存在していたわけです。授業を受けるために必須の西洋の語学と西洋の教養を身に付け、西洋のエリート予備軍と同等程度に仕立て上げる...
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2008-11-17 11:58
中国・ラオスに見る地方行政システム強化の必要性
武石 礼司
東京国際大学教授
中国、ラオスといった共産党の一党独裁の政治体制をとる社会主義国において、地方行政システムをどのように育てていくかが、各国の課題となっている。筆者は今夏、中国およびラオスの農村地域を訪問する機会を持ったが、いずれの地域においても、経済の近代化に不可欠な「中央行政機関の意向が地方に伝達される経路」にお...
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2008-11-14 10:15
(連載)第一次世界大戦終結90周年慰霊式典(2)
佐藤 守
元航空自衛官
サルコジ大統領も、神父も、その自己犠牲と奉仕の精神を称え、サルコジ大統領は、第一次大戦に駆けつけてくれた同盟国、米、英をはじめ、インド、ニュージランド、中国、ギリシャ・・・などの関係各国名を挙げて感謝することを忘れなかった。そして「ただ、ただ、兵士達への尊敬の念あるだけである。恐ろしい戦争から人間...
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2008-11-13 11:27
(連載)北朝鮮の変化に中国はどう対処するか(2)
武貞 秀士
防衛省防衛研究所統括研究官
その4 北朝鮮の内部動向を注視する中国に対して、東北工程が絡んでの関心ではないか、と韓国は懸念を抱いている。「高句麗は中国の地方政権であった」という「根拠」が中国の北朝鮮への軍事介入の根拠になる、という指摘をする韓国人専門家もいる。韓国の懸念を中国がどう配慮するかは不明である。
その5 韓...
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2008-11-13 11:01
(連載)第一次世界大戦終結90周年慰霊式典(1)
佐藤 守
元航空自衛官
田母神前空幕長が出席した参院安保防衛委員会の中継がなかったのには失望した。与野党間で田母神氏の言論を制限するため「取引」があったというが、両者共によほど「公表されては困る」ことがあったのかもしれない。インターネットで見ることにしたのだが、「メンテナンス中」で視聴不能。何と無く「言論弾圧もここまで進...
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2008-11-12 16:04
(連載)北朝鮮の変化に中国はどう対処するか(1)
武貞 秀士
防衛省防衛研究所統括研究官
北朝鮮の指導者、金正日国防委員長の健康異変説に関連して、北朝鮮指導体制が急変する可能性、そのとき中国はどう出るかに関心が集まり、様々な議論が出ている。人民解放軍の単独軍事介入説、傍観説、米国、韓国との協調介入説などがあり、欧米メデイアが紹介をしている。北朝鮮情勢が短期間で激変するとき、中国はどう出...
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2008-11-12 10:57
「田母神論文」問題の本質を見据えたい
花岡 信昭
ジャーナリスト
田母神俊雄・前空幕長の「論文」問題は、なにやらおかしな方向に波及しつつある。ひとつは、退職金の返納を求めるという話だ。懲戒免職になったのならともかく、防衛省は定年退職というかたちを取った。退職金の返納というのは、田母神氏にいわば「非行」があったということになる。これはスジ違いというべきだ。田母神氏...
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2008-11-11 10:42
オバマ大統領誕生の報に思う
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
史上はじめての黒人大統領の誕生である。1963年キング牧師の有名な演説 ”I have a dream.”、それに次ぐ64年の公民権法成立。68年のキング牧師暗殺といった一連のできごとから、40余年にして米国はこの日を迎えた。その背景についてさまざまな解釈は可能であろうが、多くの独善・短所にも関わ...
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