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2022-05-31 16:52
(連載1)国際情勢を直視し、岸防衛相は辞任を申し出るべきだ
中村 仁
元全国紙記者
国会の委員会質疑の場で着席のまま答弁するなど、岸防衛相の弱々しい姿を見せつけられるにつけ、日本は激動する国際情勢、軍事情勢を乗り越えられるのかと心配になります。要するに、岸防衛相の体調不良問題は日本の国防意識の感度の鈍さを証明しています。岸防衛相については、5月26日の衆院予算委員会で特別席に着席...
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2022-05-27 18:21
(連載2)国際関係を’封建的’にするNPT体制
倉西 雅子
政治学者
この結果、安全保障上の脅威に晒されている非核諸国は、‘核の傘’を求めて核保有国と軍事同盟を結ばざるを得ない状況に置かれることとなります。両者の間で軍事同盟が結ばれるとなりますと、核保有国は、非核国に対して‘核の傘’によって安全を保障する代わりに、非核国は、核保有国を盟主とした陣営の一員としてその戦...
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2022-05-27 16:22
「北朝鮮へワクチンの提供を」に同感だ
五十嵐 亮太
士業
古閑比斗志医師の「北朝鮮へワクチンの提供を」に同感だ。人道主義、国際協調主義に照らせば、たとえ相手が金正恩の北朝鮮であったとしても北朝鮮人民に手を差し伸べるのが隣国として国益に適うからだ。また、パンデミックには国境がなく、「大動乱」の北朝鮮と近い韓国や中国を経由して日本にも医学的あるいは政治的な悪...
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2022-05-26 16:13
(連載1)国際関係を’封建的’にするNPT体制
倉西 雅子
政治学者
今日、核兵器という存在が、戦争の勝敗のみならず、国際体制の決定要因となっている現実があります。核兵器が戦況を一変させる’切り札’となるとする認識は、先の戦争にあって、連合国のみならず、劣勢におかれていた枢軸国にあっても核兵器の開発競争に凌ぎを削っていた歴史からも伺えます。そこには、先に同兵器を手に...
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2022-05-25 18:18
(連載2)マルコスJr.政権樹立でフィリピンどう変わる
岡本 裕明
海外事業経営者
この国民性が経済成長を阻んだ一つの理由なのだと思います。例えばここバンクーバーには巨大なフィリピンコミュニティがあります。私の会社にもフィリピン人の従業員はいますし、過去30年、ビジネスに於いてフィリピン人と接点がなかったことはないほどです。その多くの人たちは介護、清掃、ナニー、ホテル従業員といっ...
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2022-05-24 23:19
(連載1)マルコスJr.政権樹立でフィリピンどう変わる
岡本 裕明
海外事業経営者
フィリピンのマルコス氏の時代と言えばあまりにも古すぎて忘れている人も多いでしょう。1965年末から1986年初頭までの20年間大統領を務め、独裁者として君臨しました。その息子が今回の同国の大統領選で圧勝し、マルコスの名が国際舞台に帰ってきます。2016年にやはり強硬的でフィリピンのトランプ氏と言わ...
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2022-05-21 18:14
(連載2)対独戦勝記念日で見えたプーチンの「ナチ」観
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
「彼は(いつものように)アメリカ、北大西洋条約機構(NATO)、ウクライナ政府を批判した。それらの行動が、ロシアの安全を危険にさらしたと訴えた。また(いつものように)ウクライナの『ネオナチ』に言及した。ロシア当局者からもよく聞く主張だ。そうした人たちは、ウクライナが全体主義者や過激な国粋主義者、ナ...
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2022-05-20 12:28
(連載1)対独戦勝記念日で見えたプーチンの「ナチ」観
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
5月9日は、旧ソ連がヒトラー率いるナチスドイツに勝った日であるという。プーチン大統領は、ゼレンスキー大統領を含め、ロシアに反抗する全てのウクライナ人をすべて「ネオナチ」と断じている。「対ナチス戦争」の戦勝記念日に「ネオナチとの戦争」をどのように表現するのかと、私は非常に興味深く思っていた。彼が、中...
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2022-05-18 10:02
(連載2)乖離する日米の金融政策、日銀の本音の解明が必要
中村 仁
元全国紙記者
政府、日銀がどうすべきなのか、メディアはっきりいわない。ウクライナを侵略したロシアに対しては、「追悼と和解の日に泥を塗ったプーチン演説(対独戦勝記念日)」などと主張は明瞭です。新聞を含む日本のメディアは、政権、政策当局が絡む問題になると、途端に腰が引けてしまう。他国に対してものをいうことより、自国...
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2022-05-17 20:41
(連載1)乖離する日米の金融政策、日銀の本音の解明が必要
中村 仁
元全国紙記者
連休明けから、株価が急落し、9日は680円安、10日も470円安で始まりました。輸入物価の上昇を招いている円安は1㌦=130円が続き、4月の消費者物価は1・9%という7年ぶりの大幅な上昇です。日銀の黒田総裁も、円安容認の発言をやっと「急速な円安はマイナス」と修正するようになりました。ではゼロ金利政...
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2022-05-16 21:58
北朝鮮へワクチンの提供を
古閑 比斗志
医師
今まさに北朝鮮ではコロナが爆発的に増加しております。かつて私が子供の頃、日本でポリオが大流行していた。この時にソ連はポリオワクチンを日本に緊急供与し助けてくれたのである。私達の年代がポリオに罹らなかったのはソ連のおかげである。
さて、皆さまも報道でご存じでしょうが今、日本ではアストラゼ...
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2022-05-13 19:57
韓国新政権発足と日韓関係の現状
真田 幸光
大学教員
この5月に、韓国ではユン・ソクヨル(尹錫悦)新政権が発足した。そのユン政権が、「日韓関係の改善姿勢」を示していることから、期待も高まっている。しかし、現実的には、歴史教科書、靖国、徴用工、慰安婦などの問題も依然として横たわっており、予断を許さぬ状況にある。
こうした中、韓国の大法院(...
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2022-05-12 10:47
(連載2)第三次世界大戦を真剣に考えることから逃げてはならない
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
現に、ロシアは今回、日本に対して、5月4日の段階で日本の政界関係者やジャーナリスト、学者などに対して無期限の入国禁止を通知しました。岸田首相や林外務大臣などを入国禁止にするということは、一つには、外交交渉をする気がないといことであり、なおかつ、ジャーナリストや大学教授を混ぜたということは「言論の自...
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2022-05-11 20:42
(連載1)第三次世界大戦を真剣に考えることから逃げてはならない
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
ウクライナ戦争の結果、「米英仏」と「中ロ」という、国連の安全保障理事会常任理事国を二分する対立がより際立つ結果となりました。安保理常任理事国間の対立ということはすなわち「核保有国を二分する対立」ということでもあります。このほかに、核保有国を自認する北朝鮮がすでに今年に入って13回のミサイル発射実験...
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2022-05-10 15:08
(連載2)日本はロシア産原油やLNGの取引を止めるべきなのか
岡本 裕明
海外事業経営者
東京ガスはそれでもサハリン2への依存度は全体の1割とされ、九州電力や東北電力もその程度の依存度です。しかし、東邦ガスは2割、広島ガスにおいては5割もの依存となっており、「日本のエネルギー会社はバタバタと倒れる」のはまんざら大げさでもないのかもしれません。また、別の方法で代替できるかといえばそう簡単...
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2022-05-09 22:29
(連載1)日本はロシア産原油やLNGの取引を止めるべきなのか
岡本 裕明
海外事業経営者
日本はロシアとの共同事業として樺太の北部でサハリン1の原油事業とサハリン2というLNGの事業を展開しています。樺太北部から南端までパイプラインが敷設され、そこから日本をはじめ、東アジアに輸出されるという仕組みです。このサハリン事業をめぐり、欧米がロシアとの取引停止を次々と打ち出す中、日本はどうすべ...
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2022-04-28 02:47
(連載2)対ロシアと対中国に見えるダブルスタンダード
倉西 雅子
政治学者
言葉では厳しい口調で糾弾し、判決の順守を求めながら、それを行動に移すことはなかったのです。この態度は、今般のロシアに対する強硬な対応からしますと、ダブルスタンダードと批判されても致し方ないように思えます。
目下、メディア等では、今般のロシアによるウクライナ侵攻が、中国による台湾侵攻を...
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2022-04-27 23:10
(連載1)対ロシアと対中国に見えるダブルスタンダード
倉西 雅子
政治学者
今般のウクライナ危機は、ロシアによる国際法上の違法行為を以って対ロ制裁の合法性の根拠とされております。日本国政府の政策も同見解に基づいており、再三にわたって、ロシアの違法性を強調しております。その一方で、過去を振り返りますと、日本国政府並びに米欧諸国の政府にあって、国際法違反行為に対するダブルスタ...
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2022-04-27 19:35
(連載2)マクロン氏再選と欧州の行方
岡本 裕明
海外事業経営者
欧州の場合、英国が明らかに別枠的な存在になりつつあり、欧州本土が一団とならねばいけないのですが、私にはここが弱く見えます。確かに今はウクライナ問題という共通課題がありますので動きやすいもののこれが停戦などを通じて一段落したのちに各国の体制、経済政策、移民/難民問題、安全保障が同じ方向で調整できるの...
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2022-04-26 20:19
(連載1)マクロン氏再選と欧州の行方
岡本 裕明
海外事業経営者
マクロン氏が大統領選で再選を勝ち取りました。決選投票はルペン氏と思ったほど僅差にならず、余裕ある勝ち方でしたが、一部からは3度目の挑戦となるルペン氏の票は徐々に伸びている、マクロン氏でもルペン氏でもないとする国民も多いといった声も上がっています。マクロン氏が勝利したことで欧州を中心に世界経済には安...
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