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2007-08-07 15:51
連載投稿(2)新渡戸の普遍的価値発信力に学べ
木下俊彦
早稲田大学客員教授
新渡戸は、あるとき、ベルギーの神父の質問に対して、日本での道徳教育は欧米のようにキリスト教など宗教教育でなされているのではないと答えたが、論旨をもっと明晰にしておこう、とこの本を書いた。書くに当たって、彼は、一見孤立した文化に根付くと見える日本の武士道が、実は、静謐、フェアネス、忠誠、思いやり、自...
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2007-08-06 15:14
連載投稿(1)新渡戸稲造著『武士道』の現代的意義
木下俊彦
早稲田大学客員教授
昨年秋の安倍首相の中国訪問、本年4月の温家宝首相の訪日によって、日中間の氷は解け始めたといわれ、人的交流は増えだしたが、まだ、よそよそしいところが多い。「戦略的互恵関係」というのは、小異を捨てて、大同につくことだが、双方とも、異の部分が本当に小さいのか、水面下の部分まで入れると非常に大きいのかの判...
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2007-08-02 21:51
参院選挙後の日本とアジア外交
河東哲夫
Japan-World Trends代表
参院選挙の結果は、日本のアジア外交にも大きな意味を持っている。まず憲法改正の動きはこれからも続くとしても、その日程は大幅に遅れた。与党は参院で3分の2どころか過半数さえ失ったからである。国会では、与党が民主党からことごとに抵抗を受けるだろうから、外交で新しいイニシャチブを打ち出すどころでなくなるだ...
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2007-08-01 18:59
欧州の「共通の歴史教科書」の経験に学べ
村瀬哲司
京都大学教授
これまで主として私は、欧州の通貨統合と東アジアの通貨・金融協力の問題を研究してきたことから、東アジアが一つの共同体を目指すにあたり、欧州の経験から何を学べるか、に焦点を当てて考えてみたいと思う。京都大学では、学部生と留学生を対象に「国際通貨論」を担当、秋学期は欧州統合とユーロ、春学期はアジア通貨に...
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2007-07-30 13:52
連載投稿(1)第6回「日・ASEAN対話」に出席して
山下英次
大阪市立大学大学院教授
グローバル・フォーラム主催の7月17日の首題国際会議に、聴衆の一人として参加した。その日の議論で印象に残った点、改めて考えさせられた点などをご紹介したい。
ASEAN諸国からの出席者のわが国に対する印象は、概ね良好であったと思うが、それでも非常に高く評価する面と、不満に感じられる面の両面が...
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2007-07-28 09:45
「危ない中国産品」に冷静な日本の消費者
大江志伸
読売新聞論説委員
世界にあふれる「メード・イン・チャイナ」の安全性をめぐって、世界規模の中国バッシングが起きている。健康どころか生命にもかかわる有害産品を駆逐するには、国際社会が結束して中国に是正を迫る必要があるのは当然のことだ。日本を含む西側の報道機関が競って有害な中国産品の告発に力を入れるのもまた当然だが、報道...
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2007-07-27 11:52
ヒトの受入れの開放度を高めよう
四条秀雄
不動産業
モノ、ヒト、カネ、情報などが国境を越えて自由に往来するボーダーレス経済の時代にあって、日本の開放度が著しく遅れているのはヒトの受入れです。少子高齢化のなかで本来なら一番力を入れなければならないはずの分野ですが、対応が遅れています。そこで思いつくままですが、さしあたりすぐ実行可能ではないかと思われる...
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2007-07-27 11:36
連載投稿(2)環境問題に関する「日中韓首脳会議」を開催せよ
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
このところ連日のように、わが国の新聞紙上、テレビ番組は新潟中越沖地震の被害状況を論じているが、地球温暖化は、ここ数年来、中越地震を上回る人的・物的被害を世界の各地で引き起こしてきた。数年前フランスをはじめ西ヨーロッパ諸国では、熱波により1万人を超える死傷者が出ており、米国では南部諸州を襲ったハリケ...
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2007-07-26 10:55
連載投稿(1)「北東アジア環境共同体」の構築を急げ
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
アセアン諸国は、今秋のシンガポールでの首脳会議で「アセアン憲章」の署名を計画している。アセアン諸国が2015年までにアセアン共同体を構築し、その直面する主要課題の共同・協働解決のために、経済共同体、社会文化共同体、安全保障共同体の構築を目標として掲げていることは十分理解できる。しかし、東アジア共同...
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2007-07-26 07:52
ASEAN憲章とAPU東アジア・ラウンドテーブル
安江則子
立命館大学教授
6月2日から4日にかけて、立命館アジア太平洋大学(APU)において、外務省とASEANの協賛で、「東アジア・ラウンドテーブル2007」が開催された。ASEAN事務局関係者をはじめ、東アジア各国の政府関係者、財界関係者、ジャーナリスト、研究者など多彩な顔ぶれで、”Community Building...
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2007-07-25 09:51
ミャンマーの人権問題は経済制裁を念頭に解決を図れ
甲斐紀武
団体役員
東アジア共同体の前途には多くの難問が横たわっているが、そのうちでもミャンマーの人権問題は、放置すれば欧米諸国から「東アジア共同体は民主主義、人権に無関心である」と受け取られる惧れが大きく、早急に手が打たれなけばならない問題である。東アジア共同体の枠内で共有すべき価値観のうち民主主義、人権の尊重はも...
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2007-07-24 23:05
「トウ小平モデル」から「胡錦濤モデル」へ
服部健治
愛知大学現代中国学部教授
中国といえば、いまや「安全性」に話題がつきない。2003年はSARS(重症性呼吸器症候群)、2005年は反日暴動、数年前は「脅威」。今年に入ってからは、Made in China に対する不安・不信はオンパレードの観を呈し、生鮮食品、加工食品から医薬品、日用品、玩具、タイヤにいたるまで、全世界で信...
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2007-07-20 12:59
対中国ビジネスにおける知的財産権保護
鈴木馨祐
衆議院議員
参議院選挙も間もなくであるが、政治家という仕事柄、日本全国各地の大企業から中小企業にいたるさまざまな会社の経営者や現場の方とお話しする機会が多い。特に製造業ではある程度の規模の会社であればアジア諸国等とビジネスをしていることが多く、グローバル化した社会とはいえ逞しく発展のチャンスを模索している企業...
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2007-07-20 05:57
アフリカから東アジア共同体を考える
石垣泰司
東海大学法科大学院非常勤教授
7月はじめ国際会議出席のため南アフリカのケープタウンを訪れ、1週間滞在した。外務省現役時代アフリカに勤務する機会はなかったものの、出張では約10ヶ国を訪れたことがあるが、南アは今回がはじめてであった。ホストの南ア政府のアレンジで、ネルソン・マンデラが政治犯として投獄されていたロベン島博物館や17世...
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2007-07-19 20:45
東アジア共同体をめぐる動きについて
大庭三枝
東京理科大学准教授
ここ数年間における、東アジア共同体構築についての議論の活発化は驚くべきものである。戦後長らく、「東アジア」単位での地域主義的動きに対しては、若干の例外を除き、日本も含め各国は慎重な態度を取り続けてきた。その流れに変化が起きるのは1990年代に入り、マレーシアからEAEG構想が提唱されて後のことであ...
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2007-07-18 13:06
連載投稿(6)東アジア共同体構築活動を事後評価せよ
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
以上のように、東アジア共同体の構築に関しては、各国間に共通認識が形成されるとともに、地域の内外に批判や問題提起がある。これらの批判や問題提起に応えるために、日本国際フォーラムや東アジア共同体評議会(CEAC)、さらに各国の類似団体は何をなすべきだろうか。
個々の批判や問題提起に一つ一つ応え...
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2007-07-17 19:56
連載投稿(5)東アジア共同体構築のための環境醸成を促進せよ
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
共同体構築の環境整備に関しては、現在当該地域で進展中の二国間自由貿易協定、金融協力協定、投資保証協定、科学技術協力協定、文化交流協定、観光協力協定等の積み重ね、普遍化が有効であり、これを各国間で促進するためには、東アジア諸国が、関税・非関税輸入障壁の削減・撤廃はもちろんのこと、国内の各種経済的規制...
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2007-07-16 20:11
戦前の日本外交の失敗に学ぶ
四条秀雄
不動産業
ナポレオンは、一国の地理を把握すればその国の外交政策が理解できると語ったそうですが、日本外交もかなりの部分で、地政学的な制約を受けているように思われます。明治維新から始まる大日本帝国は、その前半では米英の支援の下、トントン拍子に「世界五大国」の一国として国際連盟の常任理事国にまで登りつめたものの、...
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2007-07-16 19:30
連載投稿(4)東アジア共同体構築をいかに推進するか
廣野良吉
成蹊大学名誉教授
こうした論点とは別に、東アジア共同体構築のあり方に関する提案もなされている。その主要なものには、次のようなものがある。
まず、世界における米国の経済的・政治的・軍事的優位性を考慮に入れつつ、ASEANプラス3(APT)は、現在EUとの間に定期的に開催している「欧州アジア協力会議」と同様の集...
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2007-07-15 23:40
外貨準備多様化の好機
山下英次
大阪市立大学大学院教授
わが国の外貨準備の構成は、極端に米ドルに偏重していることに加え、金準備の比率が諸外国と比べ極端に小さいことが特徴である。リスク分散の観点から多様化が必要とされるが、これまでは円高局面が多く、ドルからユーロ、アジア通貨、金など他の通貨への多様化は、追加的な円高・ドル安要因となることから、現実的には難...
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東アジア共同体評議会