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2010-06-17 07:28
与野党が「消費税増税」に動く意義
杉浦 正章
政治評論家
首相・菅直人は6月17日に発表する民主党公約の中で「消費税増税の早期導入」を明言する方針だ。既に自民党は税率10%の増税を政権公約に盛り込む方針であり、戦後初めて2大政党が消費税増税を掲げて参院選挙に突入することが確実となった。長期にわたり足の引っ張り合いの種であった消費税増税問題が、危機的な財政...
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2010-06-16 10:22
海洋覇権をめぐる米中の争いをどう見るか
岡崎研究所
シンクタンク
5月17日付けの『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙で、米「Claremont Institute」の Mark Helprinが、中国軍事力の太平洋進出に警鐘を鳴らしています。 ヘルプリンは、ハーバード、プリンストン、オックスフォ-ドで学びながら、英国のマーチャント・ネイヴィ、イスラエルの陸軍...
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2010-06-15 20:27
「民主、単独過半数の勢い」をどう見る
花岡 信昭
拓殖大学大学院教授
民主党が完全に息を吹き返したようだ。産経の参院選情勢分析によれば、単独過半数に達する勢いだという。民主党が参院の過半数を単独で獲得するには、60議席必要だ。そこまで大勝利をおさめるということになる。「小鳩ダブル辞任」の効果がいかに大きかったかを示している。政治の世界、こういう「予期せぬ、おもしろい...
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2010-06-14 17:17
見えてきた民主党政権の本質
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
めでたく菅政権の船出である。一方では、旧自民党の薄暗い部分を忠実になぞった親分・子分を切り棄て、他方では、なんとも名状し難い政治的無能力者をリーダーからやっと降ろし、清新な顔ぶれや話題性のある人材を起用し、どうやら8ヶ月前、国民が期待した新鮮な民主党政権への復帰である。世論もこれを好感したとかで、...
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2010-06-11 07:34
“宿敵”亀井を切り、郵政でも「脱小沢」の菅
杉浦 正章
政治評論家
郵政改革法案先延ばし決着は、半年にわたる首相・菅直人と金融・郵政改革担当相・亀井静香の路線上のバトルで、「菅が圧勝、亀井が完敗」の形で決着がついたことを意味する。前首相・鳩山由紀夫には効果てきめんであった亀井の“政権離脱”の脅しは、菅には通用しなかった。亀井は、政治的には“亀井切り”とも言える辞任...
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2010-06-10 07:35
(連載)金正日の「崩壊カード」に手を焼く中国(2)
田村 秀男
ジャーナリスト
中国側の貿易統計によれば、中国の対朝輸出は2009年までの5年間でほぼ倍増した。この半面で、北からの対中輸出は伸び悩んでおり、中国側の出超額は年間で11億ドル以上に上る。中国が輸出するのは原油や食料など必需品が多いが、北からの対中輸出は石炭や鉄鉱石など資源が中心である。中国企業は 北の鉱山開発を手...
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2010-06-09 19:26
(連載)金正日の「崩壊カード」に手を焼く中国(1)
田村 秀男
ジャーナリスト
韓国の哨戒艦「天安」が黄海上で北朝鮮の魚雷により沈没した事件を受け、韓国に続いて米国、日本も独自の制裁強化に向け検討しているが、肝心の中国は煮え切らないでいる。「中国までが経済制裁に同調すれば、北朝鮮は崩壊するぞ」という「崩壊カード」を将軍様金正日が切っているためで、中国は北朝鮮をひたすら養い続け...
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2010-06-09 16:56
菅・民主党政権の内包する亀井・国民新党との決裂の芽
四条 秀雄
不動産業
新しい民主党政権は、鳩山政権の安保・財政的な迷走から常識的な進路へと日本を連れ戻したようにみえる。しかし、鳩山政権が社民党との決裂から破綻したように、菅政権もまた国民新党との決裂の芽を内包している危うさがある。だから、菅政権の最初の仕事は亀井氏の説得でなくてはならないだろう。菅氏の経済政策は、ケイ...
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2010-06-08 07:41
民主V字回復、自民一転奈落へ
杉浦 正章
政治評論家
新政権誕生に伴う参院選挙情勢は「小・鳩辞任」と「脱小沢」を好感して、民主党がV字型の回復基調をたどることが確実視される情勢となった。辞任前は、党独自の調査でも、最悪20議席台の惨敗も予想されたが、新政権スタートにより内閣支持率と政党支持率上昇に一歩遅れて、選挙情勢も好転の一途をたどることが予想され...
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2010-06-07 23:48
「小鳩ダブル辞任」で転換効果は本物か?
花岡 信昭
拓殖大学大学院教授
鳩山首相と小沢幹事長のダブル辞任で、民主党は息を吹き返したようだ。 6月6日付の世論調査結果によれば、「菅新首相に期待する」という答えは、朝日59%、毎日63%だった。20%割れという鳩山内閣の支持率から大きく反転した。政党支持率も急変した。民主党支持は朝日32%、毎日28%。自民支持は朝日も毎日...
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2010-06-04 06:36
紛争処理機能を果たしつつある日中韓首脳会談
石垣 泰司
アジアアフリカ法律諮問委員会委員
鳩山総理と小沢民主党幹事長のダブル退陣によりわが国政局は、またもや新たなるリセットに直面し、若干の混乱も免れないこととなったが、次期民主党政権の対外政策が幾分なりともこれまでより国民の期待に答え、各国の信頼を取り戻すものとなる、と考えてよいものか期待と不安が交錯している。 その一方、東アジア地域に...
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2010-06-03 07:54
「菅代表」なら「闇将軍小沢院政」の影
杉浦 正章
政治評論家
首相・鳩山由紀夫は、自業自得の退陣で政治生命を絶たれ、「国難」は除去された。筆者が1月5日付で「鳩山は辞任せざるを得まい」と5月政局を予想したのと、寸分たがわぬ結果となった。しかし、驚くべきことに、小沢一郎はこの場面でも生き残った。幹事長を辞任しても、“闇将軍”として陰に陽に影響力を保つだろう。問...
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2010-06-03 00:01
「官」はなぜ「民間」非営利組織を支配下に置こうとするのか
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
ひとことに「民」というが、大きく分けて二通りある。一つはいうまでもなく、企業に代表される営利のための組織。いまひとつは住民運動とか、最近よく耳にするNPOなどのような営利を目的としない運動や組織だ。とかく前者(企業)は金儲け、後者(非営利組織)はそれとは無縁みたいに思われがちだが、ここで営利と金儲...
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2010-05-31 07:53
社民、“辺野古扇動”で先祖返りの「反米・反基地」攻勢へ
杉浦 正章
政治評論家
社民党の政権離脱は、外交・安保政策の調整なき「野合政権」の実態が露呈されたことにほかならない。社民党の動きは、首相・鳩山由紀夫への支持率低下に“反比例”して、同党への関心を高め、参院選にプラスに作用させる狙いがある。実態は「反米・社会主義路線」の原点への先祖返りであり、辺野古への移転反対闘争を願っ...
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2010-05-31 06:12
政権担当者の自覚なき社民の連立離脱は当然
花岡 信昭
拓殖大学大学院教授
社民党の連立離脱が決まった。福島みずほ党首が消費者・少子化担当相を罷免されたのだから、連立離脱は当たり前だ。これで、鳩山政権も多少はすっきりした。だが、選挙協力は進めるらしいから、そこがもうひとつ、不可解ではある。小沢氏の「選挙・政局至上主義」と社民党側の「民主党との選挙協力がなければ惨敗」という...
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2010-05-29 00:33
「官益」自己保存のグロテスクな論理
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
権力側の策略、あるいは官僚の思惑に、鳩山内閣はとんとナイーブだ、とお見受する。ただし、策略とか思惑と言うと、腹黒い官僚が何人か秘かに集まって、膝つき合わせて陰謀を企んだり、次官会議を開いて「どう騙すか」を討議したりするイメージがあるとすれば、それはまるで違う。そうではなくて、ある制度が定着し、威力...
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2010-05-28 11:07
社民党は「好戦主義」を採るのか?
花岡 信昭
拓殖大学大学院教授
普天間問題はいよいよ大詰めだ。5月28日に日米共同声明と日本政府の決定が出る。「県外・国外」を主張していた鳩山首相もようやく「勉強」を終えたようで、名護市辺野古のキャンプシュワブ沿岸部移設を決断したようだ。だが、日米間の文書では「辺野古」が明記されるものの、政府方針としてはそこをぼかすらしい。いう...
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2010-05-26 07:31
「辺野古」入れずに社民慰留とは、鳩山不定見
杉浦正章
政治評論家
「辺野古の3文字で刺すわよ」と季節外れのスズメバチが部屋を飛び回って、大騒ぎの図だ。政党支持率わずか1%の社民党党首・福島瑞穂のパフォーマンスも、沖縄訪問で極まった。毒針をちらつかせながら、ちゃんと逃げ道も考えている。「3文字を入れなければ刺さない」訳だから、節操のなさでは歴代最先端を行く鳩山政権...
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2010-05-25 23:45
人民元バブル極まれり
田村 秀男
ジャーナリスト
中国では史上空前の「マネー洪水」が起きている。一国の消費者や企業が保有するマネーの総量は、現預金の合計額「M2」で表されるが、中国のおカネ、人民元のM2をドル換算してみると、ことし3月末現在で、中国のM2は米国のそれを約1兆ドル(約94兆円)上回った。国内総生産(GDP)では米国の約3分の1の中国...
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2010-05-24 18:56
官にしてやられる鳩山内閣の「新らしい公共」
入山 映
サイバー大学客員教授・(財)国際開発センター研究顧問
税金の使い勝手について「その執行過程にいかに民の創意工夫を生かすか、民の主体的関与を保証する仕組みを作るか、という現実的な知恵の出し具合が問われている」と、前回に述べた。税金の使い勝手というのは広い意味での公的サービスだ。際限もなく公的サービスの拡大を要求しがちなメンタリティは民の側にもあるし、ま...
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