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2022-03-26 20:01
(連載1)ウクライナ危機をめぐる日本人の紋切り型の世界観
篠田 英朗
東京外国語大学大学院教授
ロシア・ウクライナ戦争の深刻さが増している。そのニュースを見ながら、日本では頓珍漢な議論が横行している。おそらく危機になればなるほど、日本社会に根差した平時の思考では対応できなくなる。それを率直にふまえた上で、冷静な情勢分析や、重要な判断の検討をするのが、当然であるはずだ。ところが「もうこういうや...
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2022-03-25 19:23
(連載2)日本国政府は正攻法で-NPT体制の見直し問題
倉西 雅子
政治学者
かつて、アメリカのもならずイギリス、フランスも参加する形でアジア版NATOとも称されたSEATOも設立されていましたが(ただし、アジアの加盟国はタイ、フィリピン、パキスタンのみであり、1977年に解散…)、今日にあって、中小国の大半は、核を含む中国の圧倒的な軍事力という現実的な脅威に晒されています...
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2022-03-24 22:27
(連載1)日本国政府は正攻法で-NPT体制の見直し問題
倉西 雅子
政治学者
NPT体制において合法的核保有国であるロシアが核を脅迫に用いたことから、ウクライナ危機は、日本国内にも核シェアリング、及び、核保有の是非をめぐる議論をもたらすこととなりました。同問題提起に対し、岸田文雄首相は、即座に非核三原則の堅持を以って応えましたが、最終的な判断は別としても、少なくとも議論を行...
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2022-03-23 19:20
(連載2)民主主義陣営を覚醒させたプーチンの侵略戦争
中村 仁
元全国紙記者
中国はロシアと固い連帯を結び、ウクライナ戦争で最も有利なポジションに立ちつつある。傷だらけになったプーチンはますます中国の支援を求め、米欧日は波状的な対ロ制裁で負の影響を受ける。中国は笑みを浮かべる。ウクライナに親露の傀儡政権が樹立され、中国頼みのプーチンが生き残れば、民主主義陣営にとって最悪の将...
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2022-03-22 18:30
(連載1)民主主義陣営を覚醒させたプーチンの侵略戦争
中村 仁
元全国紙記者
プーチンの侵略戦争の暴虐ぶりをリアルタイムでテレビ、ネットを通じて、世界が注視しています。戦争映画でも見るように、独裁政権による戦争の非道さを目の当たりにするのは人類史上、戦争史上、初の体験です。世界全体を見渡すと、民主主義国家の数を専制独裁政治国家の数が上回ったとされます。その最中に民主主義の脆...
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2022-03-19 07:29
(連載2)日本の危機対応への意識の低さ
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
つまり、戦争をしていない、また戦争に関して議論をしていない日本では、戦争が具体的に何を指すのかということに対してアップデートができていない。極端な話、いまだにグラマンの機銃掃射とB-29の爆撃で人が死ぬと思っているのではないかとすら思う。ちなみに、B-29も当時グラマンといって恐れられたF6Fヘル...
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2022-03-18 15:28
(連載1)日本の危機対応への意識の低さ
宇田川 敬介
作家・ジャーナリスト
ウクライナが直面する戦禍が日々報じられる中、日本の「平和ボケ」について改めて焦点があたっている。日本ではテレビ解説者やコメンテーターがウクライナ情勢についてよく持論を展開しているが、平和の恩恵に長く浴し過ぎたのだろうと思わざるを得ない主張が散見される。
まず、今回のウクライナの問題に...
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2022-03-17 07:25
(連載2)ウクライナで中国は漁夫の利を得るか
岡本 裕明
海外事業経営者
『ウクライナ問題の行方』(3月10日付e-論壇「百家争鳴」)で、ウクライナの戦争は誰と誰の戦争か、という話題を振りました。私は祖国戦争だと申し上げましたが、それは西側諸国に寝返りを打ったウクライナへの厳しい折檻のつもりもあるでしょう。ロシア事情専門家の佐藤優氏はさらに19年に「ウクライナのキエフ府...
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2022-03-16 16:42
(連載1)ウクライナで中国は漁夫の利を得るか
岡本 裕明
海外事業経営者
テレビ番組で橋下徹氏と高市早苗氏氏が激論となったニュース。橋下氏が中国を取り込むべきという論に対して高市氏は西側主導の制裁は効いてくるはずだから中国への譲歩などいらない、という趣旨でした。橋下氏は番組終了後、「戦う一択の高市さんは国家指導者として危険だ」と評しました。この議論、私からするとどっちも...
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2022-03-15 21:35
半世紀前の「チェコ事件」を想起させるロシアの暴挙
飯島 一孝
ジャーナリスト
ロシアのウクライナ侵攻は、今やロシア軍によってウクライナ人が皆殺しにでもされかねない事態に至っている。学生時代にロシア語を学び、ロシア語を使って30年前、ソ連解体を毎日新聞特派員として報道した一人として残念としか言いようがない。この事態を前にして思い出すのは、約50年前に「プラハの春」に沸き立つチ...
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2022-03-12 21:29
「核共有」議論避けるべきでない理由
加藤 成一
外交評論家(元弁護士)
自民党の安倍晋三元首相は、2月27日のフジテレビ日曜報道番組で、核保有国ロシアによる非核保有国ウクライナに対する軍事侵攻を受けて、米国の核兵器を自国領土内に配備して共同運営する「核共有」(「ニュークリア・シェアリング」)の議論の必要性につき問題提起した。安倍元首相の発言を受けて、日本維新の会は3月...
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2022-03-11 09:25
(連載2)ウクライナ問題の行方
岡本 裕明
海外事業経営者
この戦争、誰と誰の戦いなのか、ご批判は覚悟のうえで敢えてわかりやすい例えを考えるなら、朝鮮半島の戦いに似たものを感じます。祖国統一という立場のプーチン氏とより自由と開かれた民主的社会を求めるゼレンスキー氏です。それぞれの国家のトップのイデオロギーのぶつかり合い、そしてブチ切れたプーチン氏の力による...
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2022-03-10 21:17
(連載1)ウクライナ問題の行方
岡本 裕明
海外事業経営者
ウクライナ問題を考える際にこれはいったい、誰と誰の争いなのか、そしてその被害者は誰なのかを考えていました。日本が先の大戦であれほどの戦争をしたのはなぜでしょうか。いろいろな視点はあります。日本がそもそも日露戦争で勝ち、交渉で負けたことで海外に対して強い不満を醸成したことは大きいでしょう。若い将校た...
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2022-03-09 08:10
(連載2)侵略直前に載った駐ウクライナ日本大使の挨拶文についての私見
中村 仁
元全国紙記者
大使館は一斉に天皇祝賀の挨拶を掲載するというのが外務省の慣例で、挨拶文のひな形があるのでしょう。それにしても松田大使も肩書は「特命全権大使」で、政府から「全権」を与えられているはずですから、現地情勢に合わせて自分の判断力を働かせるべきでした。いきなり冒頭で、「皆さまとともに天皇誕生日をお祝いできる...
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2022-03-08 21:11
(連載1)侵略直前に載った駐ウクライナ日本大使の挨拶文についての私見
中村 仁
元全国紙記者
ロシアのウクライナ侵略という情勢下で、各国の大使たちの活躍も報道されています。日本の駐ウクライナ大使は何をしているのだろうかと、日本大使館のホームページを覗いたところ、あまりの無神経さに驚きました。「日本国大使として、皆様と共に本年の天皇誕生日をお祝いできますことは、大きな喜びであり、光栄に思いま...
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2022-03-05 12:32
(連載2)ロシアによるウクライナ侵攻が我々に突きつけるもの
鈴木 馨祐
衆議院議員
しかし、そもそも論として、実際に侵略された場合に米国が軍事的に本当に守ってくれるか、という根源的な問いかけを、中国やロシアのような軍事大国の脅威にさらされている国々に惹起させる出来事でもあります。今回の国際社会の対応次第では、安全保障上のリスクにさらされる国々が独自の核武装や軍拡に転ずるきっかけと...
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2022-03-04 21:22
(連載1)ロシアによるウクライナ侵攻が我々に突きつけるもの
鈴木 馨祐
衆議院議員
2月24日、ウクライナがロシア軍に侵攻されました。今回のロシアによるウクライナへの全面侵攻は、ウクライナの主権と領土の一体性を著しく侵害する国際法に違反する行為であり、また無辜の市民の生命や尊厳を侵す行為であって、断じて許容できるものではなく、日本の国民を代表する立法府の一員として、また外務副大臣...
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2022-03-03 11:22
(連載2)ウクライナ危機が問う積み残された問題
倉西 雅子
政治学者
クリミア・タタールは極端な事例としても、ロシア周辺諸国は、ロシア帝国並びにソ連邦の強引な移住政策の爪痕を残しており、一筋縄ではいかない複雑な民族問題を抱えています。そして、この混沌とした多民族混住状態こそが、プーチン大統領による拡張政策に格好の口実を与えたと言えましょう。ジョージアであれ、ウクライ...
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2022-03-02 21:01
(連載1)ウクライナ危機が問う積み残された問題
倉西 雅子
政治学者
ロシアが周辺諸国に仕掛ける一連の強引な侵略は、今日、国際社会の平和を乱す重大な脅威として認識されています。国連憲章をはじめ、国際社会は、先ずもって国際紛争の平和的解決を求めていますし、1974年に国連総会で採択された「侵略の定義に関する決議」でも、他国の領域への侵入や攻撃は侵略とされていますので(...
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2022-02-28 18:34
「ブタペスト覚書」署名国として米国は何をすべきか
加藤 成一
外交評論家(元弁護士)
歴史学者の八幡和郎氏は、2月25日付け「アゴラ言論」で「日本のネット言論を見ていると、ウクライナが1994年のブタペスト合意で核を放棄したのは間違いだったというトンデモ議論が盛んだ。しかし、そんな議論は欧米では見られないし、何よりも北朝鮮の核保有を後押しする売国的言説だと思う。」と主張しておられる...
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