10月1日新JICAが誕生したが、緒方理事長はその日の挨拶のなかで、「ガバナンスの改善」を新JICAが取り組むべき4つの最重要使命の一つとして掲げた。「新JICAは、すべての人々が恩恵を受ける、ダイナミックな開発(Inclusive and Dynamic Development)という新しいビジョンを掲げ、取り組みます。そしてこのビジョンを実現するため、(1)気候変動や水、食糧、感染症の問題などグローバル化に伴う課題、(2)公正な成長と貧困削減、(3)途上国政府の政策・制度などのガバナンスの改善、(4)人間の安全保障の実現といった4つの使命に取り組みます」と宣言した。