しかも2016年の大統領選でペンシルベニア、ウィスコンシン、ミシガンでのトランプの勝利を唯一予想したとされる調査機関の“Trafargar”の責任者であるRobert C. Cahalyは10月22日に「フォックス・ニュース」とのインタビューで驚くべき予想を示した。(“Pollster who predicted 2016 result says Trump on track to win again with help of 'hidden' support”参照)接戦州では基本的に4年前の大統領選挙と大きな差異はないとし、同社の予想数字をCahalyは示した。それによると、テキサスでトランプが優勢であることはもとより、オハイオ(トランプ3.7ポイント優勢)、ジョージア(トランプ6.5ポイント優勢)、フロリダ(トランプ約2ポイント優勢)に加え、ノースカロライナ(トランプ1.7ポイント優勢)、アリゾナ(トランプ4ポイント優勢)などでもトランプが優勢である。問題はそれ以上に引き離されているとされるラストベルト3州やミネソタについての予想である。Cahalyによると、ペンシルベニアはバイデンが約1ポイント優勢、ウィスコンシンもバイデン1.3ポイント優勢である。ところが、ミシガン(選挙人16人)はRCP社の予想平均値ではバイデンが9.0ポイント優勢であるが、Cahalyによると、逆にトランプが0.6ポイント優勢である。他方、ミネソタはバイデンが0.4ポイント優勢とのことである。このCahalyの予想によると、にわかに信じられないがトランプが劣勢に立たされているとみられるミシガンをトランプが制することになる。(つづく)