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2017-05-15 21:02
(連載1)気候変動とBrexitにおける日本の立場
鈴木 馨祐
衆議院議員(自由民主党)
先般、気候変動の現場であるグリーンランドとBrexitはじめ国際政治の変動の現場であるロンドンに出張し、関係者と様々な意見交換を行いました。グリーンランドは実はEU(1985年なのでEC(当時))から離脱したはじめてのケースで、かつ最近ではデンマークからの独立が政治トピックということで、日本・デンマーク・グリーンランド・フェロー諸島友好議員連盟のメンバーとして意見交換を行ったところです。
また、グリーンランドは北極海航路の当事者でもあることから、地政学的にも日本にとって重要な地域でもあり、北極海航路の自由航行や非軍事利用などの観点を我が国の主張として私からも強調しました。
気候変動に関しては、視察を行ったイルリサットのアイスフィヨルドの大元の氷河氷床が、特にこの15年で大幅に後退していることが明らかになっています。また今回は行くことが出来ませんでしたが、内陸部の氷河の融解もかなり進んでいるということで、まさに進行する温暖化の現場です。
実はそういった背景もあって多くの世界のリーダーたちが訪れている場所でもあります。「気候変動は加速する」ということは私自身あちこちで申し上げていることですが、手遅れになる前に対策を真剣に講じることが、リスクや被害・コストを最小化する唯一の手段です。今後、与党の議員の一人として気候変動の問題は経済のみならず、様々な問題の大前提の長期リスクとして、中心的な課題としての取り組みを進めていかねばなりません。(つづく)
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(連載1)気候変動とBrexitにおける日本の立場
鈴木 馨祐 2017-05-15 21:02
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