THAAD配備ではアメリカ寄りのスタンスを見せながらも、反朴運動が高まる中で、ポスト朴政権は北・中国よりの政策を取るのではないかとみられている。北朝鮮による核兵器の脅威に対応するため、The Wall Street Journal(2017年3月2日付電子版)で、CAROL E. LEE 氏とALASTAIR GALE氏は、「トランプ米政権が武力行使や政権転覆などの選択肢を検討していること」を報じている。CIAによる金正恩暗殺、そしてクーデターによるアメリカ傀儡政権の樹立は想定可能なシナリオだ。そうなれば、朝鮮半島はアメリカの強い影響下に置かれることになる。同様に中国主導によるクーデター、そして中国傀儡政権の樹立のシナリオもあり得る。韓国は中国からの今以上の圧力がかかる可能性が高い。ポスト朴大統領の政権下では、中国が韓国も含めた朝鮮半島に強い影響力を持つ可能性もある。