米国の大統領選挙で、ドナルド・トランプ氏が勝利したことに、国内外のマスコミを含めて、世界の多くの識者は驚いたようです。小生も、妻を含めて長年の米国民との付き合いから、米国民の良識を信じて、ヒラリー・クリントン氏が勝利すると思い、なおかつ期待していました。その予想は、正に裏切られて、現在の米国の政治経済社会のありように怒っている多くの米国民の不満を煽り、それに集中して選挙運動を始終してきたトランプ氏が勝利しました。一方で各州別にAll or Nothingという米国大統領選挙制度の影響が大であったとはいえ、国民投票数でもトランプ氏に対するクリントン氏の得票数が僅かしか上回ったことを考えると、米国民の多くに内在する苦悩を十分に読み取れなかった自分を反省しています。以下が、大統領選挙でトランプ氏が勝利宣言をし、クリントン氏が敗北宣言をされた。11月9日(EST)直後(日本では11月10日)時点における米国大統領選挙結果についての小生の感想・評価です。