私は常々、「先進国化が進んだ今の日本のビジネスを考えると、一気に消費が伸びないであろう。何故ならば、消費財も普及しているし、インフラの構築も出来ているから、消費財の買い替え需要やインフラのリハビリ需要が主となり、この結果、安定成長と言う名の低成長にならざるを得ないと考えるからである。こうした中、無理に需要を作ろうとすると、壊して作る=Scrap and Build=といった形などが見られ始めてしまい、SDG’sの精神からも外れていくことになる。こうしたことから、今の日本のビジネス界は、量を追わずに質を求めることを基本とする、即ち、大量生産・大量販売を単純に追い求め続けるのではなく、少量・変量でもよいから(但し、大量が可能であれば、その方が良いのは当然である)、多品種で高品質を求め、高利潤を生みだすビジネスを目指すべきである。と考えている。気持ちとしては、量よりも質を求める経営感覚を持つことが大切である。