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2022-04-01 12:11
(連載2)ポストコロナで世界経済に春が来るか
岡本 裕明
海外事業経営者
リモートワークについてはその便利さと移動しなくてもよいというメリットは今後も享受する展開となる一方、会社としては出社が原則になるとみています。2年間リモートワークを進めた結果、企業として長所短所の分析が進んでいると思いますが、リモートワークでも耐えらえる性格の人とそうではない人がいることは明白です。私の周りにも「1日中、家で仕事しているのは耐えられない」という人は相当増えています。
「通勤は悪か」という議論があります。私の結論は30分から1時間ぐらいの通勤はむしろ作業効率や日々の生活のメリハリが高まる、であります。理由は仕事を家庭に持ち込まないというそもそも論なのです。家庭とは家族と過ごすところ、あるいは自分の時間を大切にするところ、会社は仕事をするところという区分けがあればこそ、人々は「よし、これ終わったら飲みに行こう」とか「帰りに行きたかったお店に行く」「友人と会う」という行動と共に気分転換が図れるのです。つまり、通勤はオンオフを切り替える重要なスイッチであって家から一歩も出ない生活が健全なわけがないというのが私の持論です。
私の事務所が入居するバンクーバーのオフィスビルも明らかに通勤者が増え、エレベーターの中で「昼、何食べようか」というコロナ前の会話が聞こえるようになってきました。人々はマスクから解放されつつあります。欧米ではマスクは非常に嫌われ者だったのはご存知でしょうか?理由は欧米における会話とは口から発する音で行うだけではなく、顔の表情でしゃべるからです。ところがマスクをするとこれが見えにくくなるため、その発する言葉のニュアンスが伝わりにくいという問題があったのです。その点、今、人々はマスクから解放され、本当に生き生きとしている、これが私のみるカナダの状況です。
日本語はその点、顔の表情で会話をする言語ではないので引き続きマスク顔が続くのかもしれません。またアジア地区、特に中国、韓国の感染急増は日本との往来に於いて極めてリスクが高いわけで両国のコロナ終焉をしばし待つことになりそうです。平常時は中韓で日本入国者の半数以上を占めるわけですからしばらくすれば爆発的な入国者ブームが再来するというのが私の予想する今後半年から1年の日本です。もちろん、新たな変異株が爆発的に発生しないという前提ですが、私にはようやく春が来る、という期待感が高まっています。(おわり)
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(連載1)ポストコロナで世界経済に春が来るか
岡本 裕明 2022-03-31 21:48
(連載2)ポストコロナで世界経済に春が来るか
岡本 裕明 2022-04-01 12:11
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