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2021-08-07 13:17
2020年東京五輪について
中山 太郎
非営利団体非常勤職員
2020年東京五輪は、パンデミックなど、いろいろ想定外のことが起き、時にバタバタしたりしたが、閉幕式を迎える。感染者の拡大で、パラリンピックがどうなるかわからないが、ひとまず終わりに近い。スポーツ選手の真剣な、修練を重ねた、その技はテレビからでも人々にすがすがしさを与えてくれる。前回の東京五輪で記憶に残るのは、道路がゴミ捨て場になることが少なくなったことだ。今回、都心のメトロなどの駅のトイレが改造された。都心でも和式しかなく、ひざの悪い海外の客人を案内するときはだいぶ大変だった。
日本は、水道水はそのまま飲めるし、食事も安くてもおいしいものが多々あり、生活するうえで、快適にできている社会だ。ただ、外国人との付き合いが不調法だ。ガラパゴス的環境にいて、世界の相場観が分からなく損している面もある。五輪にばかげた金をかけ、損するばかりだという向きもあるが、世界にはいろいろな国があり、それぞれの特色を持って懸命に生きているのだということを、国民が肌身に感じる貴重な機会でもあるのだ。こうした、国民の成熟を高めるうえでも、金には代えられないものがあるのだ。
台湾の国防部副部長という高官が、大陸中国に機密情報を提供していたことが発覚し、騒ぎになっているが。知人の台湾人に言わせると、外省人、本省人とも、大陸中国に保険を掛けるのは当たり前だとも述べている。メキシコの麻薬組織は、国内や南米諸国からの麻薬を世界一の消費国である米へ密輸してくるので、米当局者は頭が痛いが、米が捜査協力して、集めた情報をメキシコ当局に教えると、当局が組織と癒着していて、それを漏らし、米の関係者が殺されるなどということも起こっているそうだ。メキシコ当局も、米の銃器製造会社が、麻薬組織に銃器はじめ、ドローンなどの先端物資を横流しして儲けていると手厳しく言われていると米の知人はぼやく。
日米、台湾などの最近のオンラインの会議で、台湾立法院長は「(今中国は)台湾へ軍事的圧力、偽情報流布、台湾社会分断画策など大攻勢を仕掛けてきている」と切迫した状況を述べているが、台湾の知人は、台湾が、米から厳しく言われ「大陸反攻」をあきらめ、その時打ち立てた「守勢防衛」は基本的にまだ崩してはいない。これは日本と同じだと述べる。米国当局者が真に台湾及びその周辺の安全保障環境が厳しさを増している。自国の兵士の血を流す価値があると考えるのか問われてもいるのだ。
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