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2020-02-22 08:02
(連載2)中国の政治の動向
中山 太郎
非営利団体非常勤職員
また、筆者が接触したある米学者の発言を次の通り紹介する。今米では総じて中国に対する今までの幻想が壊れ、中国は民主国家には決してならないのだとの空気が強い。反中、中国たたきがもてはやされている。中国の技術などの窃盗、国際約束は守らない、それどころか中国国内での自国民への虐待もひどい。それが端的の表れたのが今回の新型コロナウイルス問題だ。中国は、これからも繰り返し、感染症の発生地になるだろう。一部の人々は先進国と同じような衛生観念を持つが、多くの一般人の観念はまだまだだ。それに野生動物を食する習慣は継続している。それにインテリでも、食事は、冷凍の肉より市場で業者に生きたものを処理させるか、自分で直接するかの違いはあっても、食事はこのほうが正当なのだし、うまいという文化はなかなかなくならない。
一方、米側にも反中だけでよいのかとの反省も出てきている。中国の全世界での貿易量は米を超えている。日本、西欧はじめ東南アジア、アフリカ、南米などでもそうだ。彼らは、米か中国かの選択を突き尽きられることを恐れる。中国からの投資は受けたいし、観光客にも来てもらいたい。例えば、アフリカには100万人以上の中国人が住むという。日本人は6千人ぐらいで米もそう多くはない。西側は、中国は資源強奪、環境破壊が多いなど責めることが多いが、実際には現地の雇用も増えてきているし、先進国の手の届かない、インフラなども手掛けて現地では歓迎されていることも確かだ。
米の大統領選挙は、民主党候補がまだ分からないが、まだ5分5分だ。トランプも最初は泡まつ候補と言われていた。今回彼が勝利したとして、人の話を聞かないと言われる彼だが、ソ連との冷戦時代と異なり、今や経済は相互に入り組んでおり、中国たたきが結局は米経済にも悪影響もあることが実感されれば少しは変わる可能性もありうる。
(言論の弾圧が、中国での今回の騒動との見方について)これを契機に、中国の一般の人々が目覚め、民主化へ動くこともあるかもしれない。しかし、民主化中国が世界に平和を全面的にもたらすかは、誰にも分からない。日本に対しては、自分は、悪い影響があると見る。今、韓国が、強権政治の下、庶民の意見を聞かないで決めた「日韓協定」はみとめられない。もう一度やり直しだと述べているのと同じことが起こる可能性が多いだろう。毛沢東時代は、われわれ国民の声は聞かないで処理した。やはり賠償は取るというかもしれない。人口の比率からすると28倍の強さで言ってくるのだ。(おわり)
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投稿履歴
(連載1)中国の政治の動向
中山 太郎 2020-02-21 05:19
(連載2)中国の政治の動向
中山 太郎 2020-02-22 08:02
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