ドイツのメディアのひとつであるSuddeutsche Zeitungと、ICIJ(The International Consortium of Investigative Journalists(国際ジャーナリスト調査協会))に、パナマに本拠地を置く法律事務所の膨大な内部文書とともに電子メールが送られてきた。その内部文書には、電子メール1150万件、顧客情報、銀行口座などが含まれていた。その法律事務所はMossack Fonseca 法律事務所(以下MF法律事務所と記載する)であり、1977年に開設されたパナマでは有名な事務所である。この事務所はいわゆるペーパーカンパニーの設立や管理を主な業務としており42カ国に支局があり600人の従業員を抱える、この業界では世界で4番目の規模を誇る。顧客は30万社にのぼる。