ホーム
新規
投稿
検索
検索
お問合わせ
2015-11-27 10:18
(連載2)テロに屈しないということ
鈴木 馨祐
衆議院議員(自由民主党)
そしてもう一つ大事なことは、我々一人ひとりがテロに断じて屈しないこと。日常の生活、ビジネスを我々が日常通りに続けることがテロリストへの強いメッセージにもなります。もちろんそのためにはそれぞれの国、政府がその安全を保障するため警備や監視を最大限強化することが不可欠です。
一番警戒せねばならないのは、このようなテロの結果、我々の今日の発展を支えている様々な自由を抑制せよといった論調が出ることであり、排外主義が強くなることです。しかし、そのようなことになれば、それこそ、テロリストに大義を与え調子づかせることになりかねません。
社会としてさまざまな自由を維持するためには、当然色々な義務や管理が必要になることもあります。国境における検査の強化、市中での警備の強化といったことは当然せねばなりません。むしろ、そのようなことがおざなりになったままいたずらに「緩んできたこと」が問題なのであって、今回のことで「規律ある自由」が阻害されることは断じてあってはなりません。権利の濫用のような自由ではなく、自律に裏付けられた真の自由こそは我々が断固として守り抜かねばならないことです。
大きなテロが起こると、必ずさまざまな極端な議論が出てきます。おそらく今回もそうなることが予想されます。しかし、日本としても国際社会としても誤った判断を下さないようにせねばなりません。ここに書かせていただいた3つの点、これをしっかりと実行することこそが、真の意味でテロに結束して立ち向かうということなのではないでしょうか。(おわり)
>>>この投稿にコメントする
修正する
投稿履歴
(連載1)テロに屈しないということ
鈴木 馨祐 2015-11-26 22:54
┗
(連載2)テロに屈しないということ
鈴木 馨祐 2015-11-27 10:18
一覧へ戻る
総論稿数:4661本
東アジア共同体評議会