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2015-04-04 17:14
(連載1)AIIB、エネルギーミックスの自民党内の議論
鈴木 馨祐
衆議院議員
ここのところ、多くの懸案についての党本部での議論がヤマ場を迎えています。私も国土交通大臣政務官ということで、政府の立場がありますので、所管の事項については個人の立場から発言・主張をするわけにはいきませんが、所管外の政策分野については、自民党所属の国会議員でもありますので発言・主張をし続けています。
4月1日には、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加問題を巡る議論、4月2日には、今後のエネルギーミックスを巡る議論が行われたところです。
AIIBについては、1日の自民党の会議で私からは「中国がAIIBを設立した動機を考えれば、ことの本質、日本の今後表明すべき態度は明確だ。ガバナンスや案件の調整で自国の主張をADBや世銀・IMFでは押し通せず使い勝手が悪いから自前の機関を、というのが中国がAIIB設立に動いた動機であって、それを考えれば、論理的にAIIBでガバナンスの透明性が実質的に確保されるはずが無い。つまり、日本が参加しうるような真っ当な国際組織になるのであれば、AIIBをやる理由が中国的には無くなるというのがことの本質だ。従って、日本がAIIBに参加するということはあり得ない。今後ということで日本が政府として行うべきことは、オバマ政権下のアメリカがこの問題で中国の方にフラフラと行かないように、アメリカ政府への働きかけをきちんと行い日米でしっかりと連携するということだ」と申し上げました。
既に参加を表明している国々も、一つ誤れば、中国の軍事的投資や無駄なインフラ整備にカネだけ出させられるということになりかねません。G7やアジアの既に参加を表明している国々からも、AIIBが中国による中国のための中国の資金調達組織となることが無いようにプレッシャーをかけてもらうことが、国際社会全体としても重要です。(つづく)
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(連載1)AIIB、エネルギーミックスの自民党内の議論
鈴木 馨祐 2015-04-04 17:14
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鈴木 馨祐 2015-04-05 16:39
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