「リテラシー」とは、国連の定義では「literacy as the "ability to identify, understand, interpret, create, communicate, compute and use printed and written materials associated with varying contexts.」とされています。そして「識字」とは「識漢字」として受け止められてきました。日本人にとって読み書きとは漢字の利用能力であったわけです。批判的思考とか、言語技術とか、リテラシーという考えは、最近の考え方ですが、現在の日本には両者が渾然とした状態で存在しています。「識字」は「識漢字」として「リテラシー」でもあるわけです。