米ヘリテージ財団の9月9日付ウェブサイトで、同財団のDean Chengと Lisa Curtisが、「最近、中印間で摩擦が拡大しているが、米国はインドの側に立ってインドを援助すべきだ」と論じています。すなわち、「中印間には現在不協和音が生じているらしく、先月、インドの北方司令官が高級中印防衛対話に出席しようとして、ヴィザの発給を拒否された。これは、国境問題やインド首相とダライラマとの会談などが原因と推測される。インド側は対抗措置として、軍事交流のための中国軍人の訪印をキャンセルしており、そうした中で、中国は従来からのパキスタン支持に益々傾斜して行っているようだ」と観察。「こうした状況において、米国政府は、協調的海上安保計画、合同軍事演習、防衛関連の通商協定等を通して、引き続き米印間の防衛協力を強化していくべきだ」と提言しています。