6月7日付け『The National Interest』誌で、同誌編集主任で米海軍大学教授の Nikolas K. Gvosdev が、7月初旬のクリントン長官のグルジア、ウクライナ、アルメニア、アゼルバイジャン、ポーランド歴訪について論評しています。それによると「オバマ政権は、ロシア周辺諸国に対してブッシュ時代のような拡張政策はとらないが、支援は維持して、これらの国がロシアからの独立性を守るのを支える政策をとろうとしている。オバマ政権はこれまでも、米ロ首脳会談のあとはバイデン副大統領等をロシア周辺諸国に送り、これらの国が米ロ関係改善に猜疑心を持たないよう慰撫してきたが、今回は、バイデンがイラク問題で忙しいため、クリントンにその役割が回ってきたのだ」と言っています。