ニューヨーク・タイムズ10月6日付で米シンクタンクCNASの Robert D. Kaplan が米国の覇権にとってのアフガン戦争の意味を論じています。それによると、「中国は、米=NATO軍の庇護の下にアフガニスタンで大銅山を開発しているが、こうした例が示すように、米国が犠牲を払って帝国の秩序を維持しようとしている間に、実際に得をするのは中国など周辺諸国であり、それが米帝国衰退の原因となり得る。アフガン戦争は、今撤兵すれば米国の威信を傷つけるので、続けざるを得ないが、長期的にはこうした地上戦に捲きこまれる戦争は今回を最後にして、あとは、海空軍を中心に大陸の外から介入すべきだ」と論じています。