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2006-04-07 06:15
「東アジア自由貿易地域」を目指せ
畠山襄
国際経済交流財団会長
東アジア共同体評議会の掲示板「百家争鳴」の開設おめでとうございます。同評議会設立以来私も楽しく議論に参加していますが、一貫して私が主張しているのは次の諸点です。
1「東アジア共同体」と銘打つ以上その定義あるいは基本的要素をある程度明確にするべし。EUとは違う、とか機能的アプローチとか、EVOLVINGとか 言うだけではイメージが湧かない。
2少なくとも加盟国はその組織への主権の一部譲渡が必要なのか、政治体制、価値観の共有が必要なのか を明らかにすべし。
3 2がいずれも不必要ならそれはFTA,EPAとどう違うのか。結論から先にいうと 「共同体」と言うからには 2のうち少なくとも価値観の共有は必要であり、日本は一党独裁国家と共に共同体を作るわけにはいきません。したがって今日本が目指すべきは「東アジア自由貿易地域」であって、「東アジア共同体」を目指すのは東アジアの一党独裁国家が複数政党を認める真の民主主義国家になってからでしょう。
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