私は仕事柄、韓国語、中国語の言語と英語で、韓国や中国本土、台湾、香港、その他アジアの国々ニュースに目を通しています。そうした中、特にこの数年、私が強く感じていることは、「アジアの国の日本に対する評価が下がっている。」と言うことであります。日本の経済力の低下を軸としていると思われますが、それだけではなく、日本の外交政治動向を背景とした、「日本、日本人そのものに対する尊敬の念の低下」も感じられます。「貧すれば鈍する、品格を失った日本を尊敬できない。」といった傾向が強まる中、悪意のあるアジアの人々の中には、「弱まった日本から、吸い取れるものは、吸い取れるだけ、吸い取ってしまおう。例えば、日本の資金的富と高度技術・ノウハウを」との動きも出ていると、「私は」感じています。
 
　こうした中、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)には、日本人にとっては、とても悲しい記事が掲載されていました。「アジアの新たな性観光の首都、東京にいらっしゃったことを歓迎します。」と題する記事がそれです。当該記事を要約、引用します。日本で行われている売買春の実態について報じたものであります。引用要約は以下の通りです。「日本に集まる外国人の買春客のうち最も多いのは中国人だった。日本の青少年支援団体の田中事務総長は、日本は貧しい国になった、売買春の場所となっている公園には日が暮れる前から若い女性たちが立っている、買春する観光客は白人、アジア人、黒人など様々であるが、中国人が多数であると話している。円安と日本での貧困層の増加が理由に挙げられる。

　19歳の女性Aさんは、今年2月に家を出て、カフェで働く為に歌舞伎町にやって来たが、ホストクラブのホストにはまって借金してしまい、4月から売春を始めたと話した、Aさんは平日は5人、週末は10人ぐらいの相手をして、1時間当たり1万5,000円から3万円ぐらいもらっていると話した。Aさんは最近2回目の人工妊娠中絶をしたという。」こうした内容の記事がこれに続いて赤裸々に報道されていました。日本これで良いのでしょうか?私は、常々、「そもそも観光立国などと言っている国は、それまでの国富を外国人に売り渡して遺産を食い潰してしまう国が多い。外国人に頼り過ぎてはいけない。自国のアイデンティティを失う原因ともなる。
　
　外国人が来てくれて落としてくれるおカネは、国家経済をきちんと支える軸がある上で、その上澄みとして捉え、先ずは自国経済を自国民の技術とノウハウによって支えていくものであり、外国人が来ないと生きていけない国としてしまうと、外国人、外国政府に依存し、頭を下げないと生きていけない国となる。それでは、日本としてのアイデンティティを守れない。そのような国となっているから、アジアの国々からも馬鹿にされ始めている。今こそ、日本は、いざとなったら鎖国してでも日本国民を生かしていけるような国家体制に戻すべきである。と考え、日本が持つ技術と減りつつある資金を注ぎ、日本再興に向けて動くべきである。そして、それをするのが政治の役割であり、単なる言葉遊びではなく、これを実践しなければならないのか政治家である。」と考え、訴えています。如何でしょうか?私は間違っていますか?