タリバンはイスラム法に基づいて行動している。タリバンはパキスタンの神学校から始まった。派閥があり穏健派から強硬派まで存在するが彼らは厳しくイスラム法（コーラン）を守る必要がある。

　コーランは旧約聖書、新約聖書の次に出た最後の預言者マホメットにより作られた。名前の呼び方は異なるがイエスも登場する。他宗教に対しては寛大であり、イスラム教に改宗することを認めている。またジハード（聖戦）は優先されるべきものである。そしてタリバンは真面目である。

　故中村哲医師が亡くなられた時には、即時タリバンはやっていないと表明していた。タリバンはイスラム法に厳格であるが故にイスラム法にのっとって決められた事には従順である。現在、欧米諸国に対して８月末までの大使館関係者の国外脱出等の撤退は許可するとのことである。カブール市内から空港への撤退路もタリバンにより確保されているとの事。

　国際社会で今後活動するタリバンには、出来ればパラリンピックが終了するまでは攻撃を容赦願いたいが、日本政府にはがんばって期限内に退避オペレーションを完了し撤退していただきたい。