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2017-02-23 20:06
岩手県の東日本大震災被災地の現在
鈴木 馨祐
衆議院議員(自由民主党)
2月12日、13日と自民党青年局の派遣団で岩手県の大槌町と釜石市を訪れました。震災からまもなく6年が経とうとしています。国の枠組みとしても集中復興期間が終わり復興・創生期間に移行するなど、枠組みも変わりつつあります。そんな中、復興の現状、現在の課題などに関する意見交換と実態把握を目的としていわゆるTEAM11の活動を自民党青年局として継続して行っているところです。
大槌町も東日本大震災においては、非常に甚大な被害を受けた町でした。一方、高台の土地が限られるという中で、盛り土をしながらの造成工事が行われているところです。大槌町も含め、被災地の中でも復興の進捗には正直濃淡があって、まだまだ道半ばというところも多いというのが正直な感覚です。また、震災後も多くの方々が町外に移られる中で、今後自律的・持続的に町が発展していくためには、新たな産業など今後の戦略も求められる段階になっています。従来からの漁業・農業・水産加工はもちろんのこと、新たな人・産業が来るような取り組みも必要です。
復興の進展に伴い仮設住宅の入居者も徐々に減る一方で、今残っている方々の先行きへの不安などストレスのケアといった課題も徐々に大きくなっています。釜石市においては新日鉄のもともとの企業城下町ということで、その関連産業、あるいは2019年のラグビーワールドカップや観光業など、いろいろなアプローチがあるようです。
近隣の自治体同士の連携も含め、今後新たなチャレンジのステージになりつつある、様々な意見交換のなかで、受けた印象です。自助・自立・民間活力ということが大前提となりますが、震災による影響は個人の責任とは全く関係ないことですので、政府・行政としてもきちんと果たすべき役割を果たしていくよう、与党の一員としてきちんと働きかけていきたいと思います。
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