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2013-06-14 10:12
中国、韓国との付き合い方
中山 太郎
団体非常勤職員
6月9、10、11日の公開政策討論「百花斉放」欄に、元外交官の平林博さんから「近くて遠い国・韓国とは適当な距離感と是々非々で」及び「中国は品格ある大国になれ」の投稿があり、面白く読んだ。平林さんは、ワシントン勤務時代は、CNNなどに生出演され、日本叩きの米世論の中で日本の立場を強く訴えた方だ。フランス大使時代は、フランスとの絆をたくみに作り上げたことで知られる。
確かに、近隣の大事な二つの国が今のような状況であるのは、嘆かわしい。特に、両国との真の近隣友好を積み上げてこられた日本の人々や団体は、今、自分たちは間違っていたのか、自分たちが戦後の長い間積み重ねてきた労苦は無駄だったのか、と自問していることと思う。その意味でも、今、一度、頭を冷やし、冷静さを取り戻し、平林さんの述べるような「適当な距離感と是々非々の対応」を持し、両国民が成熟してくるのを待つ必要がある。両国の良識ある人々の願望に期待しながら見守っていくという対応に大賛成だ。
但し、このグローバル化時代において、我が日本も、夜郎自大になっていることはないか自戒し、自国のことのみを尊ぶような風潮があれば、これを断固排撃すべきだ。
小さな問題かもしれないが、私が提起したいのは、ドアの開閉の問題だ。最近でも、都内のホテルのドアを欧米の老婦人が押さえていて、そこを日本人の若者が群れを成し、無言で通過して行った。欧米では、後から来た人が、ドアを抑えて交代し、またあとの人に引き継ぐのが、慣例である。鬼平犯科帳などで有名な小説家の故・池波正太郎氏は、日本では古来から引き戸が通例で、西洋式の開閉式のドアには慣れていないと述べている。テレビなどで、一度、誰かが指摘すべきだ。海外では、日本人ビジネスマンが、後ろから来るご婦人に気づかずに、ホテルの玄関に飛び込み、後ろから来たご婦人がドアで顔を傷つけ、裁判沙汰になったりしている。また、最近オランダなどで、メディアに取上げられた、日本における犬猫の虐待問題などは、わが国の動物愛護後進国としての欠点を浮き立たせた。
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