国際問題 外交問題 国際政治|e-論壇「百家争鳴」
ホーム  新規投稿 
検索 
お問合わせ 
2025-04-07 02:21

尹錫悦大統領解任で拉致問題への影響は

荒木 和博 特定失踪者問題調査会代表
 ご案内の通り尹錫悦・韓国大統領の弾劾が憲法裁判所で認められ、解任となりました。まあ色々言いたいことはあるのですが、所詮外国人ですから、とりあえず自分たちに関係のある拉致問題について書いておきたいと思います。

 尹大統領は選挙中から日本との関係改善を訴えていました。就任後もその方針は変わらず、少なくとも戒厳令発布までの2年半、ブレはありませんでした。一方次期大統領の最有力候補と言われている李在明「共に民主党」代表は過激な反日的言辞を繰り返し、尹大統領及び与党を日本に媚びているとして攻撃してきました。当然李在明政権になれば日韓関係が冷え込むことは予想されます。ただし、もう韓国も反日で票を稼げる状況ではないのと、トランプが何をするか分からない状態で日韓関係の悪化は避けたいでしょう。実際戒厳令の後で日本の大使に会ったとき李在明代表は「私は日本への愛がとても深い」とか言っています。
 
 それまでの発言を考えればどの口が言ってるんだ、という感じですし、この人は朴槿恵・元大統領に会ったときは「私は(父親の)朴正熙元大統領を尊敬しています」と言ったそうです。しかし後で周りから「本当にそう思っているのですか」と聞かれて「そんなこと思っているわけないだろう」と否定したとのこと。まあどっちにしても言っていることを信じない方が良いかと。基本的に李在明という政治家はただのポピュリスト、権力主義者で、自分が権力を握れればそれで良いという人です。ただし取り巻きは親北左翼が多い(もちろん本人もそういう傾向はある)ので、政策的にはそちらに流れるでしょう。政権交代になればやるのは現在の与党「国民の力」・保守系叩きで、その部分は思想というより露骨な権力闘争、利権あさりになると思います。
 
 「国民の力」の方は内部がまとまるかどうかです。尹前大統領が戒厳令に至った最大の理由は国会で多数を占める野党が政府に徹底的に反対して、国政がマヒするような状態を作ったことにあります。韓国の中ではそれへの批判も大きいので、明確な路線を打ち出して中間層を取り込めれば状況が変わる可能性はあります。なにしろ韓国の政治は分かりませんから。個人的には現在一番支持の高い金文洙・雇用労働部長官(大臣)にでもなってもらえれば面白いのですが。で、本題です。結局韓国政治はどうなるか分からないので、特に拉致問題に関しては自分でやるしかないということです。米国でもそうですが、他国に期待しても無理だと肝に銘じるべきでしょう。
お名前は本名、またはそれに準ずる自然な呼称の筆名での記載をお願いします。
下記の例を参考にして、なるべく具体的に(固有名詞歓迎)お書き下さい。
(例)会社員、公務員、自営業、団体役員、会社役員、大学教授、高校教員、大学生、医師、主婦、農業、無職 等
メールアドレスは公開されません。
ただし、各投稿者の投稿履歴は投稿時のメールアドレスにより抽出されます。
投稿記事を修正・削除する場合、本人確認のため必要となります。半角10文字以内でご記入下さい。
e-論壇投稿の際の注意事項

1.投稿はいったん管理者の元へ送信され、その確認を経てから掲載されます。
なお、管理者の判断によっては、掲載するe-論壇を『百家争鳴』から他のe-論壇『百花斉放』または『議論百出』のいずれかに振り替えることがありますので、予めご了承ください。

2.投稿された文章は、編集上の都合により、その趣旨を変えない範囲内で、改行や加除修正などの一定の編集ないし修正を施すことがありますので、予めご了承ください。

3.なお、下記に該当する投稿は、掲載をお断りすることがありますので、予めご了承ください。

(1)公序良俗に反する内容の投稿
(2)名誉や社会的信用を毀損するなど、他人に不快感や精神的な損害を与える投稿
(3)他人の知的所有権を侵害する投稿
(4)宣伝や広告に関する投稿
(5)議論を裏付ける根拠がはっきりせず、あるいは論旨が不明である投稿
(6)実質的に同工異曲の投稿が繰り返し投稿される場合
(7)管理者が掲載を不適切と判断するその他の理由のある投稿


4.なお、いったん投稿され、掲載された原稿の撤回(全部削除) は、原則として認めません。
とくに、他人のレスポンス投稿が付いたものは、以後部分的であるか、全部的であるかを問わず、いかなる削除も、修正もいっさい認めません。ただし、部分的な修正については、それを必要とする事情に特別の理由があると編集部で認定される場合は、この限りでありません。

5.投稿者は、投稿された内容及びこれに含まれる知的財産権(著作権法第21条ないし第28条に規定される権利を含む)およびその他の権利(第三者に対して再許諾する権利を含む)につき、それらをe-論壇運営者に対し無償で譲渡することを承諾し、e-論壇運営者あるいはその指定する者に対して、著作者人格権を行使しないことを承諾するものとします。

6.投稿者は、投稿された内容をその後他所において発表する場合は、その内容の出所が当e-論壇であることを明記してください。

 注意事項に同意して、投稿する
記事一覧へ戻る
東アジア共同体評議会