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2006-04-07 00:00
太平洋戦争か、大東亜戦争か
吉田春樹
吉田経済産業ラボ代表取締役
「掲示板」の発足、おめでとうございます。事務局の皆さんの立ち上げのご尽力に感謝します。
さて、先日、数日間、妻を連れてパラオに行ってきました。人口19000人の超小国ですが、185番めの国連加盟国。カヤックに、シュノーケルに、釣に、年がいもなく遊び興じたものです。
しかし、各所でミクロネシア系のパラオ人ガイドが見せてくれた旧日本軍のゼロ戦や大砲の残骸には、心が痛みました。日本の南洋庁があったこの島国が、日米兵のみならず、現地住民など多数の一般市民を巻き込んだ戦場となったことは想像に難くありません。
小学校(当時国民学校)4年生の時に日本は戦争に敗れ、一夜にして大東亜戦争は太平洋戦争と改称されました。しかし、今にして思うと、太平洋戦争とはいかにも米国的発想で、日中戦争に始まるあの戦争は、まぎれもなく大東亜戦争、今日流にいえば大・東アジア戦争であったと思います。もちろん、太平洋西部は広義の東アジアに含まれます。大東亜戦争という呼称にこそ、この戦争の真の意味が込められているのです。
日本は、その戦争に敗れたのです。終戦ではなく敗戦なのです。私たちは、歴史を直視しなければならないのではないでしょうか。この東アジアにおいては、正々堂々と地域の平和と繁栄を願いつつも、しかし謙虚に行動する必要があると思います。ただ言っていることが正しければいいというのではありません。歴史問題の本質は、そういうところにあると考えます。
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