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2009-01-08 00:00
尖閣諸島危機を予測し、抑止せよ
四条秀雄
不動産業
米国発の金融危機と実物経済の急減速は、中国経済に多大な損害を与えるものと思われます。新興国の経済は、うまく回転する時は予想以上に良くなりますが、悪くなると予想以上に悪くなります。日本経済は、国際収支の天井に突き当たっては細かな調整を繰り返しながら、成長してきましたが、これまでの中国経済は、10年後毎の国際的なバブル経済の波に乗って、大きな博打をしてきたようなものです。そのため今年の夏以降、中国国内は相当な混乱に陥るものと思われます。
そこで危惧されるのは、国内の混乱を国外に振って収拾を図ろうとするお決まりの手法です。そして特に危ないのは尖閣諸島ではないでしょうか?理由としては次のようなものが挙げられます。
(1)尖閣諸島に日本人はいない。従って、そこで何かをしても、血が流れることはない。
(2)米国民主党は伝統的に中国寄りであり、今回はとくに経済危機で中国に対抗する余裕が無い。
(3)政治家とマスコミを対象にした中国の対日工作は十分な成果をあげている。
(5)日本を屈服させれば、中国共産党の威信を高めることができる。
(6)台湾とASEANへの見せしめになり、中国の東アジアにおける地域覇権は強固になる。
(7)台湾の国民党政権は、台湾に対する日本の影響力の低下を歓迎する。
このような尖閣諸島危機のシナリオに対抗するためには、中国がそのような暴挙に出た場合には、日本人は血を流しても抵抗するとの可能性を、あらかじめ中国人に示すことが大切だと思われます。もし、日本人がそこまで考えているということになれば、その瞬間に日米関係はもちろん、日中関係も、その戦略的な意味が変わるからです。それが戦略的抑止力というものです。それを冒すリスクをとることは、米国にも中国にも考えられないでしょう。日本はいますぐ尖閣諸島に自衛隊を駐留させるべきだと思います。中国の経済危機が打開される見通しがつけば、撤退させればよいのです。
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