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2008-11-21 00:00
(連載)民主党は得点を稼いだのか(2)
花岡 信昭
ジャーナリスト
テレビ中継が十分に行われないことが事前に分かっていたら、国会記者会館か参院委員会室に出向いたのだが、その時点では、もう間に合わなかった。ともあれ、参考人聴取のポイントは、以下の産経イザニュース(デジタルニュース)の詳報項目でほぼ分かる。
(1)「後世の歴史の検証に耐えうる質疑を」委員長冒頭発言
(2)「村山談話の見解と私の論文は、別物」田母神氏
(3) 浜田防衛相「憲法に関し見解を述べることは、一概に禁止されていない」
(4)「自衛官にも言論の自由。どこが悪かったか、審理してもらった方が…」
(5)「意見が言えないと…、どこかの国と同じくなっちゃう」
(6)「日本を語るワインの会に都合3回ほど出席した」
(7)「日本の国はいい国だった、と言ったら解任された」
(8)「yahooでは、58%が私を支持している」
(9)「国家観なければ、国は守れない」
(10)「カリキュラムの中身は把握してない」浜田防衛相
(11・完)「日本だけが悪いと言われる筋合いはない」
野党側の追及のポイントは、田母神氏と元谷アパグループ代表との「癒着」をあぶりだすところにあったようだが、これも不発に終わった。浜田防衛相はもっぱら、「早く辞めてもらうために」定年退職の手段を選んだことを強調した。「立場上不適切」で通している麻生首相といい、政府側の対応は、それはそれで分かる。田母神氏がそのまま在職していたら、中国や韓国は指弾し続けなくてはならない。早期に退職となったことで、抑制された反応でおさめることが可能になる。
田母神氏の参考人聴取は、政府側の対応の「巧みさ」をも浮き彫りにする結果に終わった。民主党は田母神氏や政府側を立ち往生させるだけの論理や事実関係の把握ができていないのなら、「参考人聴取を」と声高に叫ばないほうがよかった。非力さが伝わってきただけである。(おわり)
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