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2008-10-11 00:00
(連載)ロシア、この「力治国家!」(1)
佐藤 守
元航空自衛官
大麻取締法違反で逮捕されたロシア出身の元幕内力士「若ノ鵬」らが、日本相撲協会から解雇されたことを不服として訴訟を起こした。メディアに出ては「己の潔白」を主張しているが、裏で手練手管を誇る弁護士がうごめいているという。カメラを前に、大きな目玉を落ち着きなく動かして、教えられたセリフ?をしゃべっている姿を見て、何とも哀れを禁じえなかった。帰国しても仕事があるはずはないから、彼らは出稼ぎを成功させる以外にない。「幸い、理解ある?日本の弁護士がついてくれた。だめもとで一騒動・・・」と考えているかどうか知らないが、「規律違反→審査→解雇→訴訟→日本企業の敗訴」という典型的なロシアの手口が、ついに日本相撲協会にまで波及したか、と考えてうら寂しくなる。
平成13年(2001年)6月、有志とともに樺太(サハリン)を訪問した時、北緯50度に近い旧敷香ではホテルもなく、旧王子製紙の宿舎にトイレット・ペーパー持参で宿泊した。そのせいで、豊原(ユジノサハリンスク)に戻って、漸く人並みのホテルに宿泊できたときは、ほっとした。と言っても、日本でいえばビジネス・ホテル並みのホテルなのだが、なにせ敷香での宿泊体験が、浴室ではお湯も出ず、便所の窓には鉄格子という強制収容所並みであったから、「サハリン・サッポロ」ホテルは“天国”のように見えた。尤もフロントの従業員の態度は横柄で冷たかったが、それはサービスということを教えられていない「共産国」の通弊であり、平成9年(1997年)退官直後に訪問した北京のホテルもそうであったから、驚くことではなかった。
1台しかないエレベーターは、「2人とスーツケース」に限定されていたが、確かにそれを知らずに手ぶらの6人が乗ったら、1階で故障して、扉が開かず、ロビーでぶらぶらしていた大男がバールでこじ開けてくれて、やっと「脱出」できた。彼はその目的で雇われていたらしい。その時、フロント係の「おばさん」が、「ここに書いてあるだろう!」とドアの脇の張り紙を指差して怒ったのだが、見るとそこには日本語で「2人」と書いてあった。日本語だから、同じ体験をした日本人客が書いたもののようで、客がかなり“被害”にあっている証拠だが、フロント係が客に「説教する」事なんか、日本のホテルでは考えられないことだから“感心”した!(つづく)
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