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2008-07-24 00:00
プーチン・メドベージェフ双頭体制のロシアは何を狙う?
佐藤守
元航空自衛官
過日、「プーチン・メドベージェフ双頭体制のロシア」に関する講演を聴いたが、ロシアの新体制が着々と勢力を拡大しつつあることに、改めて関心を払わざるを得なかった。1965年9月生まれの非常に若いメドベージェフ新大統領が、KGB出身のベテランであるプーチン新首相にたてつくことが出来ない以上、当面「スーパー首相・プーチン」体制が継続するのは当然だが、そのプーチンは引き続き「強いロシアの復活」を狙っている。
経済面では、弱体な中小企業の育成を図り、産業立国への脱皮を狙っているそうだが、その手法は伝統的に“荒っぽく”、外国企業買収を積極的に進めるというから油断できない。2度訪問したサハリンでそれを目の当たりにした。日本企業も「サハリン・2」では煮え湯を飲まされた。そのことを忘れてはなるまい。
ロシアでは「汚職と腐敗」が蔓延し、その取締りで苦労しているそうだが、基本的に「法律は守るもの」という“お人よし日本人”とは裏腹に、彼らは「法律とはすり抜けるもの」として行動する。スターリンは「条約は破るためにある」といって、日ソ中立条約を破って侵略し、私の生地・樺太を含む北方4島を奪った。そんな国と「交渉」で問題解決を図ろうとするむなしさを、少しは日本人も感じたほうが良い。国際関係は未だに弱肉強食の世界だ。「力こそ正義」であり、「勝てば官軍」なのである。
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