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2008-06-18 00:00
少し言わせてください
神田 弘樹
大学生
國分芳さんの荒唐無稽な大陸の歴史論「東アジア共同体は最悪の結果をもたらす」(4月29日投稿557号)はともかく、それへの反論のなかで述べられた零淑華さんのチベット問題に関する認識「根拠は何ですか?」(5月29日投稿577号)について、若輩者の意見ですが、少し述べさせていただきます。
「チッベト族の男達が鉄棒を持って、商店の看板や道にいる無関係な人々に向け、襲いかかっていました。当時の恐怖は、現場にいた者でなければ 分かりません。もちろん、これだけで彼達を殺すのは、理屈が通りません。しかし、警察は、当時暴動に加わった人達をコントロールできない状態において、暴動者の彼達を殺すか、数多くの一般人を死なせるのか、のジレンマに落ちていました。どんなことにおいても、感情だけではなく、考証が必要です。國分芳さんは、実際に一度チベット、ウイグルに行って、試した方がいいかな、と思っております」とあるのですが、零淑華さんは、もしかして戦前の日本の軍国主義を肯定するお立場なのでしょうか?
中国がチベットを武力で支配し、当然の結果として生まれたのが今回の暴動だったと思います。これは、かつて日本が朝鮮や中国に対して行った侵略行為と、それに対して起きた反日闘争と同じ性格のものです。当時、日本軍はこれを武力によって鎮圧しました。今回、あなたがとっている論理構造は当時の日本軍そのままです。すなわち、被支配民族のコントロールが利かなくなり、治安維持のため仕方なく武力で鎮圧した、というものです。
本来他民族を支配しうる正当性を持たないにもかかわらず、太古の昔からチベットは中国の領土だったなどという理由で、武力支配をおこない、あまつさえ文化の発展を促していることに感謝を求め、かつ相手の文化を破壊し(ダライ・ラマを抑圧し、次期ダライ・ラマを誘拐)、暴動が起これば武力で鎮圧し、他国の報道に対して正しく報道していないと主張する。まさに旧日本軍の愚行そのままです。必然、それが正しい行いだったかどうかは、歴史が証明するところです。考証が必要なのは、零淑華さん、あなたの方ではないでしょうか。
一応、旧日本軍の愚行を挙げておきます。似ているとは思いませんか?すなわち、本来他民族を支配しうる正当性を持たないにもかかわらず、「神国」日本が欧米列強の支配からアジアを解放するという理由で武力支配をおこない、あまつさえ文化の発展を促していることに感謝を求め、かつ相手の文化を破壊し(皇民化政策)、暴動が起これば武力で鎮圧し、他国の報道(リットン調査団)に対しては正しく報道していないと反論し、国際連盟を脱退する。
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