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2008-03-01 00:00
アジアの都市鉄道網建設を支援せよ
四条秀雄
不動産業
東京はその発達した鉄道網のために非常にエネルギー効率が良い巨大都市であることは良く知られています。特に鉄道環状線(山手線)の存在が大きく、それに交差する形で何本もの民間の私鉄路線が都心から放射線状に郊外に向かって延びているため、郊外の不動産開発を巻き込んだ形で都市開発が進み、大量移動手段を織り込んだ都市交通体系が形成されています。都心部は稠密な地下鉄網が何本も乗り込んできて、集中し、だれでもどこにでも徒歩で到達できることは、周知のとおりです。そしてそのような巨大都市(東京)と他の巨大都市(大阪)は超高速新幹線によって結ばれています。
一方、アジア地域の諸都市は、膨大な周辺人口を呑み込みながら、次々に東京クラスの巨大都市に成長していますが、自動車を移動の主要手段に据えているため、どの都市の道路体系も恒常的な渋滞状態にあり、東京並みのエネルギー効率から程遠いだけでなく、そもそも巨大都市として立ち往生しつつあります。
そこで資本と技術を持つ日本が、アジアの巨大都市群に対して、都市鉄道網(とくに環状線)建設のための長期ファンドを提供し、鉄道運営のノウハウも含めて提供してはどうかと思います。昨年9月に発表された日本国際フォーラムの政策提言「インドの躍進と日本の対応」は、「デリー・ムンバイ間の産業大動脈構想の実現に向けて、日本の官民が智恵を出し合うことは極めて重要である」と述べていますが、都市鉄道網建設を含めて日本に期待されている役割は大きいと思います。
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