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2007-09-27 00:00
ニセコの不動産市場の長期的発展のために
四条秀雄
不動産業
昨日、テレビ東京でニセコの不動産市場活況についての報道がありましたが、私は、そろそろ不動産価格の維持策に手を付けたほうが良いという感想を持ちました。資産価格の維持と言うのは、ニセコ不動産の流通市場が流動性を長期に渡って保つように環境条例や規模・景観条例を利用して計画的に供給を絞るということです。
バブルというのは低金利の環境下で市場が急速に立ち上がる時に発生します。金利が高ければ初期の微分的な反応は小さくなりますが、低金利になると急激な反応が起こります。その後に急激な反対方向への挙動があって、時間と共に資産の本当の価値が積分的に現れて来ます。ニセコは現在、典型的なバブル局面で、低金利を背景に次々に業者が参入しており、需要が尽きるまで販売用不動産が作られていくだろうと思います。これでは景観破壊と供給過多による質の低下からバブルの崩壊は決定的で、ニセコは再び見捨てられた町に向かうでしょう。
重要なことは、将来に渡って不動産市場の流動性を維持することです。ニセコ不動産の保有者を保護することで流動性が保たれ、売りに出しても再購入者がたえず現れ、結果として再投資が行われ、資産の質が上がり、ニセコ・ブランドが確立します。ブランドの源泉は希少性にあります。アジアにおける雪、オーストラリア人が認識したパウダー・スノー、限られた土地、これらをうまく維持して、宣伝にも気を使い、ブランドの確立と維持に努力すべきです。ニセコは今、重要な局面に来ています。ニセコ市民が賢明な判断をすることを期待します。
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